【分断された社会を変えるのは共通言語と◯◯】



かつて民衆は、情報に飢えていた。
情報を民衆に提供するメディアは、
限られていたから。

マスメディアによって、
民衆にも情報が届けられるようになった。
しかし、民衆はまだまだ多くの情報が
ほしいと思っていた。

インターネットが登場し、
民衆は情報の受け手であるとともに
発信する側にもなった。
SNSによってそれはさらに加速し、
情報が増えすぎた結果、
民衆は情報に飽きてしまった。

結果として、
マスメディアはかつての
「情報を行き渡らせる力」を失い、
民衆は自分の好きな情報だけを取捨選択して
受け取るようになった。

それは共通認識や共通言語を
失うことでもあった。
いわゆる「社会的分断」というやつ。
「誰でも知っている」が成立しなくなった。

そんな中で、「誰でも知っている」ことは
極めて重要になった。
それが共通言語になりうるから。

新型コロナ。
東京五輪。

賛否は分かれるが、共通言語だから対話が可能。
対話によって、人々の認識が変わったり、
社会が変容したりする。

そして、昨日の事件もまた、
「共通言語」となり、社会の変容を
促すことになるのではないか。

この事件が、社会の変容の象徴であると同時に、
共通言語となることで、
さらに社会の変容を促していく。
僕はそんなダイナミクスを感じる。

この社会はどう変わってしまったのか。
そして、どう変わっていくのか。

大きな流れの中で、ただ流される感覚を
持つ人は多いかもしれない。
漠然とした不安を、どこにぶつければいいのか
わからない人も多いかもしれない。

そんな思いを、確かな方法でぶつける機会が、
選挙なのではないか。

目を開いてみて。
耳を澄ましてみて。

あなたの気持ちを代弁する、
政治家や政党がないか、探してみて。

100%合致はしないかもしれない。
なんなら、ほんの数%くらいしか、
共感できる人がいないかもしれない。

でも、それでも、何もしないよりはマシ。

だって、たった1億分の1の存在でも、
たしかに何らかの影響が与えられるのだから。

一人一人は、小さな存在で、
時代や社会に流されるだけに
感じるかもしれないけど、
その大きな流れを作るのに参加できるのが、
選挙なのですから。

もし、
「共感できる候補者はいるけど、
政党が選べない」のなら、
選挙区の部分だけ投票してもいいんです。
その逆もまた然りです。

これから社会がどう変容していくのか。
その流れを、みんなで作るのが、選挙。

自分なりの方法で、
参加すればいいと思います。

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