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【出向く、山を張る⇒集める】


「マスメディアの時代は終わったー」
なんていろんなところで聞きますが、
それは物事の一側面しか見ていません。

新聞、ラジオ、テレビ、雑誌の4マス媒体の
存在感はかつてより衰えているものの、
「ターゲットが興味ありそうな
コンテンツを作って、
そこにターゲットを集めて広告を見せる」
という手段については全く終わってないというか
それを誰でもできるようになったことが
マーケティングの大転換なんです。

それなのに、
「マスメディアは終わったー」とかいいながら、
「ターゲットを集める」のではなく、
闇雲に出向いてアピールしたり、
「この辺にターゲットがいる(気がする)」
と山を張ってそこに露出を仕掛けてみたりという
「それってもはやマスメディアよりも
昔のやり方では?」
という戦略を取る人が後を立ちません。
(もちろん露出広告、認知広告自体は
意味がある戦略です)

あなたのことを好きかどうかもわからない、
会ったこともない誰かに熱心に話すより、
ある程度あなたのことを知っていて、
信頼したり興味を持ったいる人に
寄り添ってお話をする方が、
商売になりやすそうではないですか?

マスメディアを使った広告は、
丁寧に寄り添うことはできないけど、
ある程度は見込みのある人を集めた上で
広告を見せています。

「将来のお客さんはどこにいるんだろう?」
ではなくて、
「将来のお客さんをどう集めようか?」
と考えたのがマスメディアを作った人たちです。

「マスメディアは終わった」というのなら、
自分たちはその先の戦略を取りたいですよね。
少なくとも退化する必要はないんじゃないかな。


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