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【コンサルが要らなくなる本】


最近は「ChatGPTがあれば

コンサルいらないでしょ」なんて

話も聞こえてきます。


クライアントが課題を明確に捉えられていて、

情報さえあれば問題解決できるのであれば、

それをサポートしている情報屋さんのコンサルは

いらなくなるだろうなと思います。

(めっちゃディープで絶対に表に出ないような

情報を扱っている方は別です)


また、課題の明確化についても、

よほどニッチなケースでない限りは、

ChatGPTの壁打ちである程度の方向性は

見出せるなと思っています。

(営業部隊の立て直しとか、

社内の不満の解消とか、

どこの会社にでも起きそうなことなら)


問題はその先で、

「やり方が分かってもやれない」とか、

「どうしても課題の真因が捉えられない」とか、

「ケースの独自性が高くて参照情報がない」とか、

そういう問題はいまだにAIではしんどくて、

特に「現場を共にすることでしか

わかり得ないこと」ってのもたくさんあります。


僕は結構泥臭い方のコンサルで、

「やり方わかんないなら一緒に

やり方探しましょう」

「できるようになるまで

一緒にやってみましょう」みたいな、

いわゆる伴走支援型の関わりが多いので、

当面はAIに仕事を取られることはなく、

むしろ自分の仕事の競合は

支援先の社員のスキルが上がることです(笑)


課題の真因を特定して、

それに対してルールにとらわれずにトライして

勝ちパターンを見つけるみたいなことが

できる社員がいれば本当の意味で

コンサルタントという外部人材になんて

頼る必要は無くなってしまいますね。


経営者は、全社員の中の1割が

そういう人材になってくれるだけで、

めちゃくちゃ悩みが減るんだと思います。


そういうことを考えながら、

今この本を読んでいます。


『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』


とあるWebセミナーでお話を聞いた方が

「社員全員にこの本を読ませている」

とおっしゃっていて、

面白そうだなと思って買ってみました。


結論として、

「仮に全社員がこれができるようになったら

コンサルタントなんていらないわな

(というか全社員コンサルタント)」

という感じ。


前職では課長級の昇級試験の課題図書に

ドラッカーの『マネジメント』を

使用していましたが(今は違うかも)、

この本もマネジメント層に読ませると

いいんじゃないかなと思いました。


今自分がやっていることを

すごく言語化してくれている本なので、

思考の整理にすごく役立っています。


問題解決力や突破力が足りない組織は、

エッセンスだけでも取り入れるといいかもです。

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