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【レポート】第3回エフェ会(エフェクチュエーション勉強会)

9月4日(水)、名古屋にて3回目のエフェ会(エフェクチュエーション勉強会)を開催しました。

スライド資料はこちら

https://gamma.app/docs/3-kd12d4yw3eook3g

  • セミナータイム:主催者からのエフェクチュエーション解説

  • シェアタイム:参加者の自己紹介とここまでの学び・気づき

  • ディスカッションタイム:参加者同士の意見交換

という順番で進行していきまして、皆さん多くの学びを得ていただけたようです。個人が特定できない形で、皆さんの得た学びをまとめました。

エフェクチュエーション勉強会での主な学び(初心者向け解説付き)

エフェクチュエーションとは

エフェクチュエーションは、不確実性の高い状況下での意思決定や行動のアプローチです。従来の目標設定型(コーゼーション)のアプローチとは異なり、手持ちの資源から出発し、柔軟に対応しながら新しい価値を創造していく方法です。

勉強会での主な学び

  1. 原点回帰の重要性

    • 多くの参加者が、自分の原点や初心を思い出すきっかけを得ました。

    • 例:ある参加者は、個人事業主になった当初の姿勢を思い出し、ビジネスの方向性を見直すことを考えました。

  2. 柔軟な思考と行動の大切さ

    • 予期せぬ変化や要求に対して、柔軟に対応することの重要性を学びました。

    • エフェクチュエーションでは、計画通りに進まないことを前提とし、むしろそれを機会として捉えます。

    • 例:ある参加者は、予想外の顧客層からの反応を新たなビジネスチャンスとして捉え直しました。

  3. 手持ちのリソース(手中の鳥)の活用

    • 「手中の鳥」とは、自分が既に持っているスキル、知識、人脈などの資源のことです。

    • 参加者は自分の持つリソースを再評価し、新たな活用方法を考えました。

    • 例:料理が得意な参加者が、その技能をイベント企画に活かすアイデアを得ました。

  4. エフェクチュエーションの実践

    • 理論を学ぶだけでなく、実際に行動を起こすことの重要性を認識しました。

    • 小さな一歩から始めることで、予想外の結果が得られることを学びました。

    • 例:ある参加者は、長年躊躇していたウェブ制作の講座を開催してみたところ、予想外の層から反響がありました。

  5. ビジネスモデルの再考

    • 従来のビジネスモデルにとらわれず、新しい視点でビジネスを見直す機会となりました。

    • エフェクチュエーションでは、固定的な計画よりも、状況に応じた柔軟な対応を重視します。

    • 例:ある参加者は、主力商品の売れ行きが悪い中で、副産物的に作っていた商品に可能性を見出しました。

  6. 個人の成長と自己実現

    • エフェクチュエーションの考え方を、ビジネスだけでなく個人の生活や成長にも適用できることを学びました。

    • 例:子育て中の参加者が、エフェクチュエーションの考え方を子育てに活かすアイデアを得ました。

  7. ネットワークと協力の重要性

    • エフェクチュエーションでは、他者との協力や「クレイジーキルト」(多様な協力者とのネットワーク)の形成が重要です。

    • 参加者は、多様な背景を持つ他の参加者との交流を通じて、新しいアイデアや視点を得ました。

  8. コーゼーションとエフェクチュエーションのバランス

    • 両方のアプローチにはそれぞれ長所があり、状況に応じて使い分けることの重要性を学びました。

    • 例:会社員と自営業では、適したアプローチが異なる可能性があることを認識しました。

  9. 社会の期待と個人の志向のバランス

    • 社会が目標設定を重視する中で、エフェクチュエーション的アプローチの有効性を再確認しました。

    • 個人の志向と社会の期待のバランスを取ることの重要性を認識しました。

まとめ

この勉強会を通じて、参加者はエフェクチュエーションの考え方を学び、自身の仕事や生活に適用する方法を考えました。不確実性の高い現代社会において、柔軟な思考と行動、既存のリソースの活用、ネットワークの重要性などの概念は、ビジネスだけでなく個人の生活においても有益であることが確認されました。

次回のエフェ会は9月4日(木)20時〜、オンラインで行います。ご興味のある方はぜひご参加ください。


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