【なぜマーケターがインフラを作るのか?】


最近の僕の投稿が
あまりにもマーケターらしくないので、
「本当にマーケティングの仕事してるの?」
と思われていそうだなと思ったら、

案の定
「マーケティングが仕事なの?
それとも社内インフラ整備が仕事なの?」
という話が出ました(笑)

なので、
「なぜ、マーケターを名乗る人間が
社内インフラ整備の仕事をしているのか」
を書いておこうと思います。

僕はもともと百貨店出身ですので、
世の中の一般的なKGIやKPIとして
売上(KGI)=購買客数(KPI)×客単価(KPI)
という公式の裏には、
来店客数×接客率×購買率×平均セット率×
平均商品単価
という細かいKPIが存在することは
当然知っていて、

さらに接客率についていえば
来店客数に対して適切な販売員の配置をしないと
上げることができないことも知っています。

お客さんがたくさん来ても、
販売員が店頭にいなければ、
接客回数が稼げないからです。

広告部門にいた時も、
プロモーションの全体反省会の中で、
営業部から
「販売員の確保ができなかった」
という振り返りが出てくることを知っているし、

売り場マネージャーをしていた時も、
取引先が優秀な販売員を自店に配置してくれるか
どうかでテナントの売上がめちゃくちゃ変わることも
経験してきました。

だから、今はマーケティングに関する仕事を
しているんだけれども、
マーケティング施策が成功したところで、
それを受け止める体制ができていなければ、
ザルで水を受け止めるようなもんで、
見込み客がダダ漏れになることもわかっています。

なので、マーケティング支援でお仕事が始まっても、
やっていくうちに、
「これじゃ、リードとってもダダ漏れになるな」
と気づいてしまって、
マーケティングだけじゃなくて
社内体制やインフラ整備にまで
首を突っ込んでしまうのです。
#しかもそれが何となくできちゃうので

第二次大戦で、日本軍が東アジアに侵攻した時、
一つ一つの戦いには楽勝で勝ちつつも、
戦線を伸ばしすぎて補給が追いつかずに
組織が壊滅したんですよね。

逆に中国は広い国土を利用して
一つ一つの戦いに負けてもひたすら内地に逃げて
相手の戦線を伸ばすことで
「完全に負ける」ことを回避しました。

ロシアだって、ナポレオンに攻められた時は
似たような戦略をとっています
#あれが戦略だったか偶然だったかは知らんが

つまり、狙う市場が大きくて、
自軍の兵站能力(わかりやすく言えば継戦能力)
が追いついていない場合、
勝ち続けることで自軍が崩壊することもあるんです。

僕はそうなるのが嫌なので、
マーケティング=攻めの仕事をしながら、
社内インフラ整備=兵站を整える仕事も
一緒にやってしまうわけです
#頼まれてないのに

ってことで、ちゃんとマーケティングの仕事も
してますよって言いたかっただけです。

マーケティングは企業活動の一部分であり、
マーケがうまくいけば勝てるかっていうと
全然そんなことはなく、
むしろマーケがうまくいくほどに
組織力が重要になるってことです。
#知らない人は覚えてね

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