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おつかい

まずはじめに幻術士ギルドへ行き、エ・スミ・ヤン様とお会いして幻術士の見習いになった。

母は薬剤師だったけど簡単な治癒魔法が使えたので、私も見よう見まねで簡単な擦り傷程度のものは治していた。それをたまたま近くに滞在していた冒険者が見ていて、魔法が使えるならシャーレアン魔法大学はいいよなんて軽口を間に受けて進学したのだった。
(イレギュラーなケースのようだけど)

とはいえ、私は実践経験があまりない。仕事としてしたことはない。ブックカフェを開きたい!という夢はあるけれどそれだけで生計を立てられるとは思っていないから、治癒士の肩書も必要だなと思った。

エ・スミ・ヤン様はずっと長い間、グリダニアを導いてこられたお方。その元で学べたらどんなにいいことだろう。それが指導していただけることになりなんと幸運なことか。

早速幻術士の修行やお使いなどをして1日が終わってしまった。前職での貯金もいくらかあるけれど、新生活を始めたばかりなか上に冒険者としても駆け出し。無駄にはできないので倹約せねば……と質素にしています。

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