英語とわたし、そして5年生の娘

はじめに

これは、子育てエンジニア Advent Calendar 2日目 の記事です。

私のこと

3人の子供を育てながら、京都の製造業で社内SEとして働いています。13年勤めた前職から2年前に転職。

募集要項に「ヨーロッパ工場の生産管理システム構築。英語必須」と書かれてあったのを、エージェントに勧められるまま応募・面接・・・内定。

どーしよーー!受かってしまった!!

いや、それはウェルカムなんだけど、20年前から苦手意識のあった英語これからどうしよ問題。。

何とかなってしまった1年半

転職してから結構長い間、Google翻訳とサポートしてくれる現地通訳のお姉さんのおかげで、英会話から逃げることができた。なんせコロナで現地(ヨーロッパ)には行けない。基本、テキストコミュニケーション。会議は通訳を通して仲良く話せる。

何ともならなくなった瞬間

突然、通訳のお姉さんが退職。

非常にマズイ。
焦ってTOEICを受けると620点。悪くはないが、ビジネスするには微妙な点数である。外国語学習アプリDuolingoを入れて即課金するも焼け石に水。

ちっとも喋れる気がしない。

授業で英語を話す5年生

おそるおそるながら、複数人のミーティングですこーし発言ができるようになった頃。

私「今日は5分英語で雑談できた。すごくない?」

娘「え、5分だけ?そんなん余裕やん!!」

私「・・・(ちょっとイラッ)じゃあ少し英語で話してみようよ!」

娘「楽勝、楽勝。いーよー♪」


そんで、バトル開始。

私「What food do you like?」

娘「アイ ライク、ハンバ~~グ」

私「Oh, good. Why?」

娘「イッツ、デリシャ~~ス」

こういうやりとりを5回くらい続けたら、私が詰まって会話が続けられなくなり終了。母の負けである。

本当に娘が楽々と勝ってしまった。


娘とわたしの違い

そこでやっと気づいた。娘とわたしの何が違うのか。

娘は発言を恐れない。いくら5年生の授業で外国語があるからって、塾にも通っていないので、そんなに単語を知っているわけじゃない。
それでも自信たっぷりで「次は何を話そうか?」と終始笑顔だった。

私が磨くべきは英語力より、英会話になったときにガクンと落ちてしまうコミュニケーション力だったのだ。

その後

少し意識することでちょっとずつ改善し、私の苦手意識もだいぶ減った。
自信なくても、会話がとまっても、とりあえず笑顔。
コミュニケーション力を向上するのではなく
「もともと持ってるコミュニケーション力を減らないようにする」だから、割と気をつけやすかった。

そして「はじめまして」の相手じゃなくて、もともと通訳のお姉さんと一緒にコミュニケーションしてたから
心理的ハードルも低かった。みんな優しい!

英語力は正直そんなに変わってないけど、1対1のミーティングでも怖がらず話せるようになり、ちょっと成長できました。

おわりに

きっと娘とのやり取りがなかったら、まだ必死にTOEICの勉強してただろな。(そしてうまくいかず落ち込む)
いい感じに方向転換できたのは娘のおかげ。
反抗期真っ只中でとっても手を焼いてるけど、娘に感謝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?