見出し画像

有翼の光明型回復ビショップの解説完全版

はじめに

 雪という者です。お待たせいたしました。今回は、有翼の光明型にフォーカスを当てて回復ビショップについて解説していきたいと思います。

1月20日(土)0時現在の勝利数

 自分は以前noteを執筆して以降も回復ビショップ1本を使い続けて、かなりの勝利数を稼げています。有翼の光明を採用することにより、幅広い対面と戦うことができるようになってきています。現環境では、無理対面というのがほとんど存在しないため、非常に立ち位置が良いと言えます。今期もっと勝利数を増やしたい、もっと上のランクに到達したいという方には、必見の内容となっているのでぜひぜひご覧ください。

※文字だけだと硬い印象があったので、装飾としていくつか画像を挿入しています。


○デッキ構築論

 有翼の光明型の構築論はまだ解説したことがなかったので、詳しく解説していこうと思う。デッキを構築する上で必要事項、今デッキに採用すべきカード、今後採用候補にあがりそうなカードについて解説する。

・デッキレシピ

 今回は、ピンで採用していたカードを無くして、できるだけ安定して動くことを最大限重要視してデッキを構築している。今ランクマッチ等で流行していると思われるシトリンラビットでの諜報員とベルディリアの確定サーチのギミックもしっかりと採用している。

 環境は、以前noteを書いた時から大きく変化しており、バフドラゴンや回復ビショップが増加している。キルターンが後ろによりがちになってきていて、ロングゲームへ対応できるようなデッキ構築が求められるようになっている。そこで、自分は有翼の光明型に注目して、こちらのデッキを作成した。

・学園カードの採用枚数について

 学園カードの採用枚数を何枚にするべきか論争の自分なりの答えを話していきたい。多ければ多いほどベルディリアの融合が安定するため良いのだが、全てを学園カードにするわけにはいかない。そこで、最低枚数を考えた結果16枚という結論が出ている。この16枚という数字は、自分なりの理論と試合数をこなした統計的データに基づくものでもあるので、かなり信憑性が高いものだと自負している。
 まずこの回復ビショップというデッキは、1試合で何枚のカードをドローし使っているのかという点に注目した。対面によって差はあるもののおおよそ20枚程度である。そのうちほぼ必須で使うオーキッドやベルディリア、エルヴィーラ、ルゥの4枚を除外する。そして、1ゲームで融合したい回数は、理想としては3回~4回(5ターン目以降に一回ずつと仮定)なので、合計で8枚の学園カードの使用することになる。そして単純に2倍して、(4+4)×2=16となる。
 これはあくまでも単純計算による値なので、実際にこの値でよいのか検証した。14枚、15枚、16枚でおこなった。変化させたカードは、キーラである。14枚の場合、5試合に一回融合ができずにリーサルを逃した試合がでてきた。15枚でもやはり安定はしなかった。16枚の場合は、丁寧にカードを使用すれば、ギリギリ足りるようになった試合が増えた。融合に困難が生じる試合が30試合に一回程度だったので、ほぼ無視できる数値になっている。

・採用すべきカード

 今環境的に追い風で、積極的な採用をおすすめしたいカードの紹介である。今回は2種類存在し、断罪の祈りとシトリンラビットである。

(1)断罪の祈り

 刺さる対面が増えてきていて、本当に今熱いカードの1つである。断罪の祈りと諜報員がいるから、回復ビショップが強いといっても過言ではないほどである。融合ネクロやランプドラゴンにはもちろん、最近母数を増やしつつあるバフドラゴンや回復ビショップミラーでも通りがかなりよい。ランプドラゴンは例外かもしれないが、今の環境は、フォロワーを大量展開するというよりもスペックの高いフォロワーをだすデッキ、すなわち単体除去が求められるデッキが増えている。したがって単体除去を手軽にノーリスクでおこなえる断罪の祈りはさらに環境での価値をあげているといえる。

(2)シトリンラビット

 シトリンラビットが強いというよりは、シトリンラビットで諜報員とベルディリアを確定サーチする動きが強いという理由で採用している。3コストで使いにくいと思われるが、大翼が場にでているとき、2回回復すると使用可能なpp+1され、そのギミックを利用するとそこまで足を引っ張ることは少ない。例えば、6ターン目にシトリン→2回復→2コスト→2コストできれいに動くことができる。

・不採用をおすすめするカード

(1)セクメト

 バフドラが増えて強くなったんじゃないの?と思われる方が多いかと思われるが、決してそんなことはなかった。バフドラは、他のデッキに比べてパワーラインが低いがゆえに全体負荷に弱いといった特徴がある。そこで、全体負荷ができるセクメトが候補にあがってくるわけである。しかし、いざ使ってみると強い場面も存在はしたが、ほぼ使う場面がなかった。というと、3コストは別のカードで動いた方が強いことが多かったからである。ミュース+ルゥで4回復2面(または3面)除去ができ、任意のフォロワー+ベルディリア+ルゥで、3面(または4面)除去しながらベルディリアに進化を切れば合わせて5回復も可能である。こうしてみると、セクメトよりも強いことがわかるだろう。
 また、このカードは他の対面では、エルヴィーラの着地の前のターン以外で使う機会が、圧倒的に少なすぎる。エルヴィーラの前におくと確定で+1/1できる、エルヴィーラ後も中型として君臨しているという事象は非常に強力である。ただそれだけである。それ以外ではほとんど仕事をする機会が無さすぎる。したがって総合的に見るとそこまで強いカードではないので、採用を遅らせることが無難である。
 ただし、バフドラがさらに力をつけて手をつけられなくなった場合は、採用の価値が高くなると思われる。全体負荷は現在、このカードにしかできない、ビショップの中では、唯一無二の効果だからだ。

(2)ジュエルシャイン

 有翼の光明を不確定サーチだが、サーチしてきてくれることだろうか。デッキの安定性を一段階引き上げるためのカードである。ただし、これもセクメトと同様に4ターン目以降に使うことはほぼないといっていいカードである。すなわちお荷物になりかねないカードである。確定で有翼の光明をサーチできるのならば採用の価値はまだ高いほうのかもしれないが、確定でサーチすることができないので不採用が無難である。他のカードを採用して自分のデッキ内の出力を最大限引き上げることを強くおすすめする。

各対面ごとのポイント

 各対面ごとに、とるべきプラン、意識すべきことが全然違うので、そこをお伝えできればなと思う。対面によってはマリガン結果によってプレイングが大きく変わり複雑なものもあるため、ここからは、各クラスごとの解説とする。また、各クラスごとに存在するマリガンは、左から優先度が高い順に並べている。

○エルフ

 今のエルフは、カステル型、マガチヨ型、コントロール型と3種類もあり、どれもデッキタイプが異なる。そして、どのエルフなのか区別がつきにくいだろう。そこで、今回は見分けるポイントから各エルフの型ごとに注意すべき点をまとめていきたい。

・マリガン

 マリガン前の状態では、どのエルフかわからないため、区別がつかない。ただ、最初に狙うべきカードは、共通していたのでマリガンはしやすいだろう。少し複雑であるため、はじめは下部のグレーの囲みを見ながらマリガンすることをおすすめする。

<先攻>
オーキッド、アイテール、噴水
<後攻>
オーキッド、エルヴィーラ、噴水
<条件付き>
シトリン:
先攻ならアイテールとルゥがあるとき、後攻ならエルヴィーラがあるとき
ルゥ:先攻かつドロソとアイテールが1枚ずつある時、2枚目のドロソより優先度高め
諜報員:後攻かつ、エルヴィーラがあり、ドロソがあり、シトリンを引いていない時

 この他にも、先攻ではドロソを2枚、後攻では1枚という基本的なことも押さえていただきたい。
 優先度をオーキッド>噴水にしている理由は、ドローができるタイミングである。後攻だと、エルヴィーラが着地するターンで開門できた方が強い場面が多いからである。そして、オーキッドは他のドローソースを引いてきた場合には、マムの試験場やプラムの試験場にすることができるため、融通が効きやすい。
 また、有翼の光明をマリガンでキープしない理由は、単純にどのエルフと当たった場合にもほとんど刺さらないからである。特に先攻では、諜報員を2面展開した後ジャンヌで走ることが多いので、大翼の灯火があると正直邪魔である。

・VSカステル

 有利対面である。ポイントは、下部にまとめた。

①とにかく次の最大打点を即時計算し、死なないように回復をしっかりおこなう
②余裕ができたら諜報員を並べる

 戦い方は、前環境とほぼ変わらない。相手のアグロをベルディリア進化やミュースの料理人進化でしっかり回復で耐える。疾走打点として、ターンに1回のフェアリーの3点とフロントエイジプリンセス、そしてサルビアパンサーである。相手の使用可能ppでわかるはずだ。
 また、回復しなくても耐えることが確定している場合は、諜報員を投げてゲームをたたみにいくことも有効だろう。ただし、メイによる全体除去の範囲に注意したい。次のターンに何回メイが場にだせるのかも考えておきたいところだ。

・VSマガチヨエルフ 

 不利対面ではあるが、ポイントさえ押さえておけば一定の勝率は担保することができるだろう。

①バビーが出る前のターンには、3面以上展開しない。また4面展開以上してターンを返す
②7ターン目終了までに倒すため、無理なリソース管理をしてOK
③漆黒の使徒は割り切ってよい

バビーの登場により、盤面除去がより強くなり、大きくなったエルヴィーラで殴るプランが通りにくくなっているのが現状である。作戦としては、3面展開の状態でターンを返さないこと。2面以下または、4面以上のどちらかを目指す。
 前者の2面展開以下は、主に先攻で使用する作戦である。つまり、先攻5ターン目の動きは、アイテール→エルヴィーラ又は、エルヴィーラのみが正しい選択である。出さなかったルゥは、今後使うであろう諜報員の横において回復補助をすればリソースを有効だろう活用できる。
 後者の4面展開以上は、4ターン目エルヴィーラができなかった場合に使用する。キルターンが遅くなってしまうが、7ターン目マガチヨOTKを割り切れば問題ない。事故っている状態で無理に後攻6ターン目にキルするように動いてもそこまで強くないからだ。無理をしたところで、基本その理想はかなうことはないと思われる。
 また。漆黒の使徒は、絶対にケアせず割り切ってプレイするべきである。割り切ることで、キルターンが遅れてしまうということがもっともやってはいけないことだからだ。漆黒の使徒を引いている確率と7ターンキルしてくる確率は、7ターンキルしてくる確率の方が圧倒的に高いからだ。

・VSコントロールエルフ

 最近台頭してきたデッキタイプであり、知らない人向けに説明すると、8ターン目または9ターン目にアイリスを出し、アイリスのファンファーレ効果でコスト軽減されたフォロワーを展開して殴り切る、またはオベロンを2体展開してOTKすると言ったデッキである。見た目の割に防御力が非常に高くかなり戦いにくい印象がある。

①8ターン目のアイリスからのオベロンのOTKは割り切る。相手のキルターンは9ターン目の前提でプレイを行う
②除去性能が非常に高いため、諜報員の同時2面展開をできるだけ避ける
③ジャンヌでの攻撃をしっかり高い火力でおこなえるようにする

 まず、このデッキにおいて、相手の除去性能は非常に高いため、ジャンヌを絡めないと強い盤面を形成することはほぼ不可能である。アローレインによる全体除去が非常に強力である。ラフレシアプリンセス+1コスト+アローレインで普通に7以下の全体除去が飛んでくる。したがって、諜報員を複数体バラ撒くことはそれなりのリスクが存在する。そこで、諜報員を投げるタイミングを3回に分けておこなうことで相手とのリソース勝負をするプランが有効である。こちらの諜報員1枚を処理するために必要なカードは、カード2枚+アローレインであるため、3枚のカードの使用が必要である。したがって、この諜報員ポン置きを3ターンも続ければ相手はかなりリソースがきつくなってくるだろう。
 また、ジャンヌの攻撃は瞬間火力にも優れているため、ジャンヌの一回一回の攻撃は非常に大切にしながらゲームを進めていきたい。理想としては、7ターン目にジャンヌを走らせてから8ターン目にアイテール→ジャンヌ、アイテール→ジャンヌ、アポストルが理想的である。アポストルじゃなくてもミュースにするだけでも14点を出せて非常に強力である。

○ロイヤル

 連携ロイヤルと財方ロイヤルの2種類が存在するが、環境では主に連携ロイヤルが活躍しているため、今回は連携ロイヤルにスポットを当てて解説する。

・マリガン

 マリガンは、前環境と同じような形で良いのだが、確認のために一応載せておく。

<先攻>
オーキッド、アイテール、有翼の光明&噴水
<後攻>
オーキッド、有翼の光明、噴水
<条件付き>
シトリン:先攻ならアイテールとルゥがあるとき、後攻ならエルヴィーラがあるとき
ルゥ:先攻かつドロソとアイテールが1枚ずつある時、2枚目のドロソより優先度高め
諜報員:後攻かつ、エルヴィーラ、ドロソがあり、シトリンを引いていない時
エルヴィーラ:後攻かつ、有翼の光明を引けていない時、オーキッドの次に優先度が高い

 有翼の光明が入ったことにより、エルフよりも複雑になっている。このマリガンは、ウィッチやドラゴン、ヴァンパイア、ネメシスでも使うため覚えておいてほしい。

・VS連携ロイヤル

 基本的に有利対面であるが、ポイントをしっかりと押さえておかないとあっさり殴り切られて負けてしまうので注意が必要である。

①相手の連携数をバトルログから常に確認しておく
②諜報員による盤面ロックか大翼の灯火による除去をしていくプランをどうするかしっかり見極める

 相手の連携数を常に計算しながら、プレイをしていくことが大切だ。例えば、連携数が15になりそうな時は、双剣使いによる10点を警戒しないといけない。このデッキは連携数によって出力は大きく変化するのでしっかりと把握して死なないように回復を的確におこなう必要がある。
 プランについてだが、自分の手札と相手のブン回り具合で変えていく必要があるだろう。この2つのプランの見極めとして、諜報員が着地するであろうターンの返しのターンで自分が死ぬか死なないかをしっかり明確に判断する必要があるだろう。幸いなことに連携ロイヤルというデッキは、プランがそこまで多くないため、かなり予想はしやすいはずだ。最大打点計算をしっかりおこない、諜報員まで持っていけるかしっかり判断できればベストである。基本的に上位帯になればなるほど諜報員のばら撒きを許してくれないため、大翼の灯火を出すガッツリコントロールプランを取ることが多い。コントロールプランでは、ベルディリアに進化権をしっかりと切って体力に余裕がある状態をキープすることをおすすめする。

○ウィッチ

 秘術ウィッチ(ゴーレムウィッチ)とマナリアウィッチが存在するが、現在は秘術ウィッチが主流であるため、秘術ウィッチにフォーカスを当てて解説する。マナリアウィッチは、数を大きく減らしているデッキタイプなため、今回は省略する。

・マリガン

 マリガンは基本的にロイヤルとかなり類似している。変化は断罪の祈りについてである。

<先攻>
オーキッド、アイテール、有翼の光明&噴水
<後攻>
オーキッド、有翼の光明、噴水
<条件付き>
シトリン:先攻ならアイテールとルゥがあるとき、後攻ならエルヴィーラがあるとき
ルゥ:先攻かつドロソとアイテールが1枚ずつある時、2枚目のドロソより優先度高め
諜報員:後攻かつ、エルヴィーラがあり、ドロソがあり、シトリンを引いていない時
エルヴィーラ:後攻かつ、有翼の光明を引けていない時、オーキッドの次に優先度が高い
断罪の祈り:後攻かつエルヴィーラとオーキッドが引けている時のみ。有翼の光明ほど優先順位は高くない。もっとも優先順位が低く、冒険より安定を望むプレイヤーのみキープ。

 断罪の祈りのマリガンについては、正直まだ結論が出ていない。というのもこのカードをキープする条件に出会った経験がほとんどないからである。ただ、秘術ウィッチだった場合、断罪の祈りは非常に強力なカードとなりうるので条件を満たせばキープを推奨する。(絶対ではない)

・VS秘術ウィッチ

 世間では、不利対面とよく言われているが自分の中では勝率が8割を超えていたので、有利対面として書かせていただく。

①相手のエンペラーゴーレムは、できるだけ断罪の祈りを使って処理をする
②エンペラーゴーレムの着地の前に、体力6以上のフォロワーを立てておき、相手に追加でアクションをおこなわせる
③勝ち筋は、次のターンに死なないことを確認したら、諜報員をばら撒いて盤面ロックする

 このポイントさえ押さえておけば、負けることはほぼない(先攻のブン回り以外)。まず、エンペラーゴーレムを断罪を使って処理すれば、エイルのネクロマンス効果でエンペラーゴーレムが蘇生されることはない。詳しくは、自分が作った練習問題の解答の記事を確認してほしい。(記事は秘術ウィッチ解説の1番下に貼ってあります)
 エンペラーゴーレム着地前に体力6以上のフォロワーを立てておくことについてだが、これは、相手のEP消費や手札消費を要求するためである。秘術ウィッチというデッキは、実はリソース回復手段が限られていて、また進化権もかなりなくなりがちになる。これを続けることで、相手はいつか処理できないタイミングが生まれるだろう。
 勝ち筋は、諜報員による盤面ロックが1番多い。次にジャンヌ疾走による押し込みである。諜報員による盤面ロックは、先ほどから書いているように相手の次の打点をしっかりと計算することができれば基本的に決まりやすい。秘術ウィッチは、打点となるカードが多くなく、そこまで複雑なことはない。基本的に、エンペラーゴーレムによる空中打点なため、バトルログからしっかり計算してあげると良いだろう。

↓秘術ウィッチの詰め方が詰め込まれた記事

○ドラゴン

 ドラゴンは、今季かなり活躍している。ランプだけかと思われたが、最近はバフドラゴンも熱い。今回は、ランプドラゴンとバフドラゴンの両方について解説していきたいと思う。
 個人の感想なのだが、自分がシャドバで1番好きなことはルゥを召喚すること。苦手なことは、アブソーブ運だけパチンコムーブをされた後、なぜか煽りエモートをしてくることである。

・マリガン

 マリガンはロイヤルとかなり似ているが、シトリンが若干違うためそこだけよく見ていただきたい。

<先攻>
オーキッド、アイテール、有翼の光明&噴水、シトリン
<後攻>
オーキッドorシトリン、エルヴィーラ、有翼の光明、噴水
<条件付き>
ルゥ:先攻かつドロソとアイテールが1枚ずつある時、2枚目のドロソより優先度高め
諜報員:後攻かつ、エルヴィーラがあり、ドロソがあり、シトリンを引いていない時

 バフドラとランプドラで、本当に戦い方がかなり違うので、ここのマリガンが1番難しいのではないかと考えている。シトリンの扱いがもっとも難しかった印象だ。試行回数を重ねた結果、結論としては、上部の囲みである。これから変わった場合は随時報告、変更をしていきたい。
 シトリンだが、ランプドラ対面で場に出して何点かビートを刻んでも良いのだが、正直シトリンのビートはそこまで意味をなすことがなかったため、優先順位としてはオーキッドよりは下になっている。

・VSランプドラゴン

 基本的に有利対面であり、特に後攻を取った場合には大体勝っている印象がある。

①相手もこちらとの対話を拒否しているのでこちらも相手との会話を拒否する
②最果ての竜神がない状態のアブソーブパチンコ上振れムーブはただの運だけだと思って割り切る
③とにかく割り切りが大事。ケアできる余裕がある場合は徹底的にケアをしても良い。

 この対面は、相手の上振れがないことを祈りつつ、こちらの上振れを望む本当に運だけの戦いになる。ただ、こちらの要求としては、先攻だとアイテール、諜報員、あわよくばドロソとルゥであり後攻だとエルヴィーラ、諜報員である。ただこれらのカードは4ターン目以降の要求なため、基本的にランプドラゴンほど要求値は高くない(はずである)。
 割り切りとケアに関しては、実際の対戦の画像を持ってきているので割り切る場合とケアする場合の考える参考になったら嬉しい。

<割り切った場合>

 自分が後攻5ターン目でエルヴィーラによるバフがかかっている状態である。タイトルにもある通り、自分はこの盤面で諜報員を2枚投げることを選択した。そして、ベルディリアの融合もおこなっている。

 なぜこのようなプレイをおこなったのか。それは、相手のドラゴンシュラインのカウント数と相手の手札枚数からのプレイである。ドラゴンシュラインノカウントの数が設置されたときは3だったため、手札にドラズエルを抱えている確率はかなり低いことがわかる。
 また仮にここでドラズエルをケアしたプレイをおこなったとする。次回は相手の最大ppは8になり、相手がもう一度ppブーストをおこなうとその次のターンには相手は10pp使える状態になっているはずだ。するとドラズエルの他にヴァニティードラゴンや餓死龍といったカードまできつくなってくる。すなわちここからターンを重ねるごとにケアができなくなってくる。したがって、まだドラズエル着地の確率が低いこのターンに諜報員を展開している。

<ケアした場合>

 ここでのケアというと語弊があるかもしれない。ネタバレになるが、今回は、仮にドラズエルを出されたとしても次のターンにリーサルが確約されているため、アイテールとルゥをプレイしている。リーサルが確約されなくても相手にそれなりのダメージを与えられ大きくプレッシャーをかけられるのでこのプレーはおすすめである。

 しっかり体力を5以上にすることでしっかりケアはできている。
※これはこちらの上振れである。

 相手はドラズエルに進化を切ってエルヴィーラを倒してターンを返している。ネタバレがあったと思うが、ここは、諜報員、シトリン、アイテールのいずれかに進化を切る。次にミュースでドラズエルに衝突する。そしてもう一枚のミュースでスタティックドラゴンに衝突する。すると4回バフができるので4×4で16点、諜報員の1点、進化による2打点増加で合計19点が出て勝っている。

・VSバフドラゴン

 基本的に不利対面ではあるが、個人的にランプドラゴンよりはストレスがたまらない。運だけ要素が少ない、対話ができることが何よりも嬉しい。

①先攻5ターンキルは完全に割り切る。対策ができないから。
②相手の低攻撃力フォロワーはあえて残して疑似盤面ロックをおこなう。
③大翼の灯火は設置することを強く推奨する。

 この対面は、諜報員を利用して盤面ロックしても天駆の聖龍があるため、安易に諜報員をばら撒くことは、ハイリスクである。この対面は、ロングゲームになりがちなため諜報員を何ターンにか分けて召喚して、相手の除去を鈍らせることが有効である。
 また除去に関しては、大翼の灯火があることで高体力の相手フォロワーを除去できるため、ある程度のロングゲームには付き合うことができる。フィニッシュに関してだが、自分はジャンヌとアポストルをアイテールを絡めてOTKすることが多い。

○ネクロマンサー

 今のネクロマンサーは、お馴染みの融合ネクロとラストワードの2種類である。2つともゲーム方針はほとんど変わらないため、一つにまとめようと思う。

・マリガン

<条件なし>
エルヴィーラ、諜報員、オーキッドの試験場、噴水
<条件付き>
シトリン:諜報員がない時、優先順位はエルヴィーラの次

 マリガンは他の対面とは、異なりますが他の対面に比べると比較的簡単で分かりやすい方だと思う。とにかく盤面展開しないことが大切である。

・諜報員が除去された場合の勝ち方

 ここでは、タイトルにある通り諜報員がない時の勝ち方に関して、例を見ながら解説していく。融合ネクロでかなり良さそうな試合が取れたので、実戦を見ながら解説していく。
 その前に押さえておいてもらいたいポイントがあるのでそこだけ確認していただきたい。

①盤面にヘリオの当て先は2面までなら問題ない
②相手の葬送したカード、融合したカードをしっかりこちらも把握しておく
③全死の裁定者を出させる隙を与えない(カースドキングをとりあえず出させるように誘導)

 ②に関しては、全て覚えておくことは至難の技なので、最低限覚えておいてほしいカードを挙げておく。魔炎の斬撃毒林檎、ヘリオ、万死の裁定者旅の調達ソウルライトの6枚。魔炎の斬撃は、消費枚数から残りの枚数を把握して、最大打点を計算するためである。毒林檎は、ヘリオの蘇生が何回あるのかについてである。ヘリオは、単純に手打ちが何回あるのかを計算するためである。万死の裁定者、旅の調達、ソウルライトは融合可能カードであり、次に最低でも何回融合があるのかを計算するときに使う。

 ポイントを押さえたところで、ここからは実践例をもとに解説していく。下部の画像は、6ターン目に立てた諜報員が魔炎の斬撃を3回喰らい諜報員が除去された盤面である。

 相手の融合回数は6回で、カースドキングが葬送されている。自分は、ここで、ジャンヌ、ミュース、ルゥをプレイした。

 ミュース回復、ルぅ進化→回復、噴水回復、3回回復達成で大翼効果で、相手のカースドキングを破壊。そして、ラストワード効果で出てきたソウルグラインダーをジャンヌで面取りしてターンを返した。

 ここでのポイントは、盤面に2面しか残さないようにしたことである。ここはヘリオを使って、ギルガメッシュが2体出されても最大で14点なので耐えている。

 ここで返しのターン。相手は、カースドキングで盤面を強固にして、コントロールしてくるプランをとってきた(正直助かった)。自分の中での分析では、アイテール→ジャンヌ、アポストル、ルゥでのリーサルを防いだという見解である。

 自分は、アイテール→ジャンヌ、ベルディリア融合から召喚、ルゥを場に出したところである。そこから長久の導きによりカースドキングを2面処理した。

 噴水効果でドローをすると運良く断罪を引くことができたので、ソウルグラインダーを処理した。

 ここで断罪を打った理由は、相手が毒林檎が残り1枚でヘリオと魔炎の斬撃が全て消費されていることからである。このことからリーサルは存在しないし、カースドが蘇生されたところで相手に勝ち筋がほとんど残されていないと見たからである。返しのターンに最悪でもカースドキング2枚出てくるだけなので、打点を入れておいて、次のターンにアポストルで勝つプランを見ていた。

 ターンが帰ってきたので、アポストルを出してフィニッシュした。

 まとめとして、自分は相手が消費したカードをしっかりと把握し、次に何が何体出てくるのかを予想しながら立ち回っていた。6枚のカードさえ、しっかりと把握しながらプレイすることができれば勝敗には問題ないだろう。

○ヴァンパイア

 アグロをしてくるクラスなので、各タイプによって大差はないと言っていいだろう。U10軸なのか、狂乱軸なのかをしっかり見極めてケアすべきところをケアすれば負けない相手ではないだろう。

・マリガン

 マリガンは、ロイヤルとほぼ同じである。ただし、諜報員の条件付きが無くなった。

<先攻>
オーキッド、アイテール、有翼の光明&噴水
<後攻>
オーキッド、有翼の光明、噴水
<条件付き>
シトリン:先攻ならアイテールとルゥがあるとき、後攻ならエルヴィーラがあるとき
ルゥ:先攻かつドロソとアイテールが1枚ずつある時、2枚目のドロソより優先度高め
エルヴィーラ:後攻かつ、有翼の光明を引けていないとき、オーキッドより優先度は低い

VS狂乱軸

 ヴァンパイアは、他のクラスとは異なりかなり特殊なプレイングをおこなうことが多いためそこをまとめていきたい。また、今回は狂乱軸のヴァンパイアにスポットを当てて解説する。U10よりも圧倒的な数があるからである。

①エルヴィーラの進化の次にベルディリアの進化を考える
②諜報員をほぼ使うことがないから有翼の光明に融合してOK
③プラムの試験場を選択を視野に入れながらプレイ
④ジャンヌの着地まで打点を作るよりは、しっかり回復をおこなうことを徹底する

 とにかくフォロワー単体の火力が高く設定されているため、攻撃を耐え切ることがかなり難しくなっている。そこで、ベルディリアを進化をして4点回復、プラムの試験場で3点回復×2でなんとか耐えることが大切である。
 また狂乱軸のデッキでは、相手は勝手に自傷してくれるので、ジャンヌで走ることができれば大体打点は足りることが多い。したがってこの対面はいかに回復量を出すかを第一に考えることが重要である。

○ビショップ

 ビショップは現在、3種類存在している。回復ビショップ、ライナビショップ、アミュレットビショップがある。今、回復ビショップが多いので回復ビショップにスポットを当てて解説していく。なお、ライナビショップ、アミュレットビショップに関しては、ガン有利対面でおそらく普通にプレイしていると勝てると思うので解説を省略する。

・マリガン

 実はウィッチのときとマリガンはほぼ同じである。ただし、断罪の祈りのキープ価値は、ウィッチに比べると圧倒的に低いだろう。

<先攻>
オーキッド、アイテール、有翼の光明&噴水
<後攻>
オーキッド、有翼の光明、噴水
<条件付き>
シトリン:先攻ならアイテールとルゥがあるとき、後攻ならエルヴィーラがあるとき
ルゥ:先攻かつドロソとアイテールが1枚ずつある時、2枚目のドロソより優先度高め
諜報員:後攻かつ、エルヴィーラがあり、ドロソがあり、シトリンを引いていない時
エルヴィーラ:後攻かつ、有翼の光明を引けていない時、オーキッドの次に優先度が高い
断罪の祈り:後攻かつエルヴィーラとオーキッドが引けている時のみ。有翼の光明ほど優先順位は高くない。もっとも優先順位が低く、冒険より安定を望むプレイヤーのみキープ。

・VS回復ビショップ

 回復ビショップミラーで気をつけるべきことをまとめておく

①大翼の灯火を設置を強く推奨
②ルゥをできるだけ丁寧に扱う
③相手の2枚目以降のルゥは基本的に割り切る
④ジャンヌが疾走する前に体力6以上のフォロワーをできる限り設置

 まず、相手の盤面を処理することが非常に困難なため、大翼の灯火を設置できたら除去がかなり楽になる。
 ルゥの仕事としては、「相手が諜報員を2面展開してきたときの除去」「相手の除去の要求値を上げたいとき」の2つであると考える。相手の諜報員の2面展開の解答となり得る唯一のカードなので、非常に大事にプレイをしていきたい。相手除去の要求値を上げたいとき、つまりフィニッシュを目指したいときに取るプランである。横にミュースや諜報員をおくことが多い。
 ジャンヌ前に体力6以上を設置することだが、単純に相手に除去の要求値を上げさせることが大切である。

ここからは、実際のプレイを見ながら解説していく。

後攻5ターン目、大翼の灯火を前のターンに設置した。

 自分は、アイテール→エルヴィーラをしてそこから、ルゥではなく断罪の祈りを使用した。

 断罪の祈りを使用した理由は、この先2回ルゥを使いたいこと、ドローをしてこのあとの選択肢を増やしたいことである。この次のターンに、諜報員+ミュースを立てられると、ルゥを2枚使わないと処理が追いつかなくなる恐れがあったからである。

追記(ごめんなさい)
ここでルゥを出すプランも存在している。ルゥを出していた場合、相手の諜報員を並べるプランを牽制できるためおすすめである。そっちの方が強い場合が多い。

○ネメシス

 進化ネメシスが最近増えつつあり、かなり苦戦をしている。AFはまだ諜報員で盤面をロックして勝つことができるが、進化ネメシスは盤面をロックどころか諜報員を出すことすら許されていない。かなり不利対面である進化ネメシスに抗う方法を解説する。

・マリガンについて

<先攻>
オーキッド、アイテール、噴水
<後攻>
オーキッド、エルヴィーラ、噴水
<条件付き>
シトリン:先攻ならアイテールとルゥがあるとき、後攻ならエルヴィーラがあるとき
ルゥ:先攻かつドロソとアイテールが1枚ずつある時、2枚目のドロソより優先度高め
諜報員:後攻かつ、エルヴィーラがあり、ドロソがあり、シトリンを引いていない時

 進化ネメシスだったからといって別に諜報員を使わないわけではない。諜報員を分けて使ってチラつかせて、相手に細かい除去を常に要求していくことが非常に有効な攻め筋となる。

・VS進化ネメシス

 唯一の完全無理対面であるが、最低限抗う方法をいくつか紹介する。

①諜報員は分割して使う。決して同時に複数体投げない
②手札をできるだけ7枚、8枚の状態をキープ
③大翼の灯火は基本的に設置しなくてもOK

 諜報員を分割して使うメリットとして、相手に複数ターンに分けて除去を要求できるようになる。このデッキは全体除去が多いため、諜報員をばら撒いてしまうと相手の除去のバリュウが大きくなってしまう。したがって、諜報員を分割してプレイすることによって、相手の除去のバリュウを下げることが大事である。諜報員1枚に対して相手にどれだけppを使わせることが重要である。
 このデッキへのフィニッシュ方法として、アイテール→ジャンヌやアイテール→アポストルを使用した、OTKプランがほとんどである。したがって、手札を多く抱えて、サテライトインベンターによるハンデスをしっかり対策したい。

○終わりに

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。この記事で、自分がシャドバを始めてから今日に至るまでの回復ビショップの研究成果をまとめられたと思います。これからも回復ビショップの研究を重ねて良い記事を書いていけるように精進していきたいと思います。
 また、読みなおしていますが、この記事でミスがあった場合は、教えていただけるとありがたいです。ミスがあった場合は即時修正します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?