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オルビスの絵について



オルビス チケット売り場


描きたかったもの

オルビスチケット売り場。
この絵で描きたかったのは2つ。
1つはオルビスの空の青さと、乗降場の屋根の暗さとの対比。
オルビスの空は、ヘネシスの空と違って昔のグラフィックのままなので、空が真っ青。この青さが好き。
ゲーム内では屋根の影で暗くなっているのは上の方だけなので目立たないけど、実際にこういう場所があったら柱の影や屋根の影は大きいんじゃないかと思う。
だから余計に、背景の真っ青な空が際立って見えるだろうと感じて、それを描いてみたかった。

描きたかったもの、もう1つはキリル文字。
ゲートの上に飾られている”ПЛАТФОРМ(プラットフォーム)”と
”Платформ в Орбисе(platform in Orbis)”がキリル文字。
あるブログでオルビスの文字を研究した記事を見つけて以来、このキリル文字を織り込んだ絵を描いてみたいと思っていた。
キリル文字に関しては上述の通りだが、記事によると、オルビスで使われている文字にはもう一つギリシャ文字があるようだった。
この絵の奥に描いたオルビスへの入り口の門にはおそらくギリシャ文字で"welcome to Orbis"と書かれているのだろうけど、ギリシャ文字は勉強していないので分からなかった。

こだわり・反省点など

植木の位置。
チケット売り場はオルビスの地面より一段上にあり、柱と植木の間には人が通れるくらいの幅がある。
それを表現するために植木の位置を下げてみた。
そこまでは良かったが、植木の横すぐに段差があるように見えてしまった。
試行錯誤したが上手くいかず・・・。
柱のすぐ横から段を付ければ柱と植木の幅が分からなくなるし、手前にも奥にも段差の終わりが見えないので表現しようがないと思った。
階段の陰影のつけ方が苦手なのと、遠近感を把握できていなかったことが原因かと思う。
次にこういう建築物を描くときには影になる面と光の当たる面を意識したい。

ガゼボ。
シルエットをとり、透明度を保護して1レイヤーで色分けし、新レイヤーをクリッピングして通常で色を選びながら影を付けていった。
陰影はつけやすかったがアウトラインが分からないので丁寧さに欠ける描き方だと思った。
また、水彩で塗るのに慣れていなかったためエアブラシで影をつけたが、安っぽい塗り方になってしまった。
角が無いので本来ならエアブラシでいいはずなのに、あまり見栄えが良くないのは影の色が原因だろうか?


浮遊物。

浮遊物

現物をよく見ると、窓部分のガラスは半透明になっていて向こう側が透けて見えていたりとか、下部分には滑車がついていたり。
観察すればするほど、メイプルの背景は凝っているなあと思わされる。
ちなみに、私の絵では外に出ている石を塗り忘れている。


本当はビクトリアアイランド⇔オルビスの船も描きたかったのだけれど、視点がオルビスの街を向いているのに、反対側に停泊している船を描くのは変だと考えて描くのをやめた。
エリニアのオルビス行乗降場のマップも大好きでいつか描きたいと思っているので、船はその時に描くことにする。


まとめ

この絵の構図・雰囲気・描きたいものははっきりと決まっていたので形にしやすかった。
無機物をこんなにたくさん描くのは初めてだったので失敗も反省点も多かったが、イメージ通りの絵が描けた達成感もあり、楽しんで描くことができた。
背景を敬遠しなくなればメイプルの美麗なマップをたくさん描いていけるのでこれからが楽しみ。


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