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真冬の北陸へ藤井風さんに会いに行くLAAT@サンドーム福井2023.1.28&29

こんなに何日も前からお天気を気にしていた場所があっただろうか
(サンドーム福井をYahoo天気の観察地点に登録)

こんなに電車の運行状況をチェックしていた路線があっただろうか
(JR西日本の運行情報サイトをホーム画面に追加)

こんなに開催を祈ったライブがあっただろうか
(公式サイトから来るお知らせにハラハラ)

こんなに参加される皆さんの無事到着を願ったライブがあっただろうか
(ツイッターのTLにハラハラドキドキ)

こんなに会場に着いただけで泣きそうになったライブがあっただろうか
(雪を被ったサンドームが悠久の歴史に佇む古代遺跡みたいに見えた)


雪のサンドーム福井

2022年12月中旬に当落発表があった3次受付で、真冬のサンドーム福井(1月29日、Day2)に当選しました。

ライブ当日1月29日(日)はずっずさん48歳の誕生日だけど・・・
真冬の北陸。大丈夫なのかな。電車は動くのかな。

クリスマス頃の寒波では電車が運休したり、動かなくなった車で道路が塞がってしまって皆さん大変な思いをされていたのをニュースでみていた。
あんな感じになっちゃったらライブに行かれないよね、とちょっと不安に。

それ以降、雪で電車が遅延することを心配して前泊分のホテルを取ってみたり、28日(土)の方がお天気が悪そうだからやっぱりライブ当日の29日に現地入りしようかとホテルを取り直したり、時間を早めたり遅めたり、旅程をあれこれ逡巡しておりました。

一方、サンドーム福井は音響が素晴らしいとか、円形だからどこもステージに近いとか、もの凄く評判の良いホールで「サンドーム行くの?いいな」と言われたこともあり、そんな素敵なホールで風さんの音楽を浴びることが出来ることは楽しみで仕方ありませんでした。

日も迫り、1月29日(日)のライブの為に前乗り宿泊を決めたところ、1月24日(火)になって先着追加席を販売するとのご案内が!

せっかく28日(土)に福井入りするのだから、28日(土)のチケットが取れるものなら取りたい!と思いましたが、昼12時からの先着受付では28日(土)のチケットは瞬時で完売してしまって買えず・・・。
2daysの夢は破れ、諦めようとしていました。

が、再び18時にも先着受付があるとのこと!
夜にも再びチャレンジしたところ、なんと!取れた!
思いがけず福井2daysに参加できることになりました!

で、今回は初めて、事前にSEを聴きこんで会場入りしました。

「SEは風さんからのプレゼント」というどなたかの言葉を読み、確かに風さんが選曲しているとしたら、ライブ前の私たちに何らかの伝えたい想いがあるのではないかと思い至り・・・きちんと聴いて行きたいと思いました。

セットリストを作ってくださった方のご厚意に甘えて、知らない曲は歌詞の意味も調べて何日も前から聴いていましたが、当日はリストに無かった曲をShazamが拾ってくれました。

「Girl Talk」 by ジュリーロンドン

1965年発表のお洒落なjazz

もしかして風さん、会場毎にSE少し変えてますか?だとしたら物凄く細部にまで拘って作られたツアーなのだと感激しました。

今回の福井D1は直前に取れたチケットなので、私の席はスタンド2階の最後列、つまりサンドーム福井の最後列です。
私の後ろには誰もいません。でも、ステージ近い!肉眼でいける!
(D2の席は28日と同じ、北ブロックのスタンド1階。)

それでは、のインストが流れる中、風さん自転車に乗って登場。
歓声の上がる会場をくるっと一周してPA席の前で自転車を降り舞台へ。

これ・・・ライブの始まりで何故「それでは、」なのか。
スクリーンに映る風さんは、真っ赤な背景を前に佇み私達に背を向けている。最後にゆっくり振り向いてくれるけど、何故最初っからお別れみたいな演出なんだ~~!なんだか全部が全部寂しげに見えちゃうじゃないか~~!

♪ 全部全部あれのせい~
(ずっずさんのダイアリー「しばらくツアーは無い」というお話)

ステージ中央からピアノがせり上がり、その前に風さん座ってる。
瞑想しているのかな、しばらく動かない。
その間、何秒くらいあっただろうか・・・
そして、そこからポロロンとピアノを弾き始める。

「The Sun and The Moon」
をゴージャスに弾き語る。
映画でしかフルで聴いていないあの曲。
This is Fujii Kazeという歌詞。
勝ちや負けとか一切ない、という「まつり」にも共通している。
「もがく」とか「手放す」とかいう言葉が出てくる。
風さんの歌っていることって本当に最初から一貫している。
この曲、何とか世に出してくれないかなー。

弾き終わり、風さん、くるっと一周して礼。

♪  welcome to my garden ~ welcome to my Live ~
  Thank you for your patient ~~ Thank you for your time ~~

と歌ってからの「ガーデン」
今日の風さんの髪型は爆発してない。落ち着いた感じ。キレイなお顔。

1月28日(土)MC

「マジで大丈夫? マジで大丈夫そ?
ライブどころじゃないと思うんですけど。
皆さんが生きてここにきてくれてるだけでマジでスペシャル。
(ちょっとここで風さん躓く)
マジで油断ならん・・・(笑)
快適さを重視してくださいよ。トイレも我慢しないで。
あったかいですか。
皆さんの心地良いようにしてくださいよ。
今日はライブ? ライブですよね?
みなさんと一緒に呼吸をしたいんですけど。
今日はほんまにありがとうございます。」

風さんが開口一番に何て言ってくれるか、ちょっと楽しみにしていました。だって今日は、ほんっとーにみんな頑張って、風さんに会いたい一心で、本当に本当に頑張ってここまで来たんですもの。

運休になった電車もあったし予定していた電車が遅れたり、その結果、長い時間ずっと立っていたり、吹雪の中を傘をさして何十分も歩いたり、びしょ濡れになったり、寒かったり、重かったり、痛かったり。

それでも想像していた以上に空席が見えなかった。
本当に会いたくて会いたくて、みんな頑張ってここまでやって来たんだね。

そんな私たちのことを風さんは何度も「大丈夫?大丈夫?」と言って心配してくれました。
うん、もう大丈夫だよ、風さんに会えたから。

1月29日(日)MC

「大丈夫そうですか?大丈夫そ?
足元とか。濡れてないですか?大丈夫?ほんと?
あのー。
福井に何の印象もなかったんですけど。
こんな雪が降るところだと思ってなかったんですけど。
あったかいVibesを感じて、福井大好きになったんですけれども。
皆さん快適に自由に楽しんでください。
トイレ我慢しないでくださいよ。
次の曲いきます。
もうライブどころじゃない、なんてことないですか?大丈夫ですか?
では次は、みんなと呼吸する曲になります」

MCの後はゴージャスな「ロンリーラプソディ」
音源がメロトロンとオルガン?だからなのか、ピアノで聴くこの曲のなんとまあ音の厚みのあること・・・重厚っていうのかな。
とにかくゴージャスでかっこいい。大好き。

「キレイなもんだけ吸って~ ネガティブなもの吐き出して~」のセラピーで自律神経を整えた後

「次はみなさんと歌いたい歌があります」
「I want you to sing the phrase 」と言って
「だるそうに~ この世の終わりのように~」
「元気なさそうに~ 死んだように~」
という歌唱指導があり 「もうええわ」を歌う。

歌いながらも風先生は「goodです」とか「yes 、上手」とか褒めてくれる。

♪ 心だってそんな風に癒えたらいいのにな、でウサギの耳ポーズ。
目を瞑ったまま長いアウトロ弾いてる。フリーライブみたいな長いの。
曲が終わって「beautirul ~ Thank you」

1月28日(土)MC

「ほんとに人生お疲れ様です。
ようやっとるわ、みんな。
これからもなんかすごいええことも悪いことも交互にくる。
起こること全てが学びだとワシは思っとって、何か悪いことが起こったら『何か私らに教えてくれようとしとんのかな』って1つ1つ楽しんでやろうみたいな覚悟で、この旅路をみんなと一緒に歩いていけたらな、と心を込めて歌わせて頂きます。」

1月29日(日)MC

「もうほんと・・・人生お疲れ様です。
みんな大丈夫そ? ・・・ありがと。
まーいろんなことあると思うけど、起こること全てに意味があると思っとんで。良いことにも悪いことにも執着せんで。悪いことにも学びがある。
ぼちぼち皆さんと、この先の旅路を一緒に歩いて行きたいな、という思いで
心を込めてやらして頂きます。」

「旅路」は初めてのイントロだったような?

♪ 心の奥~ の「奥」が出てこなくて
♪ 心の~ ん-ん-  
マジで忘れた!って言って左手で顔を覆っていた風さん。
ピアノも一瞬止まったような・・・記憶違いだったらごめんなさい。

歌い終わって「thank you」って言ってた。
「心の奥~底ではいつも~」のところ、会場の全員で歌えて嬉しかった。
ps。1月29日の旅路は完璧!

ここまでの5曲全て、ピアノ弾き語り!

ここでようやくステージの中央の囲いが上に上がり、ドラムセットやキーボードが現れる。

・・・と、小林さんのウッドベース!
「damn」
会場のボルテージが上がったところでそのまま 「へでもねーよ」
ここで風さん「ふーくーいー!」の掛け声。
炎の演出もあり、会場が少し暖かく感じる(最後列の感想)
証明は紫色のレーザービームみたいな。

そして「やば。」
この曲では風さん、ステージを一周していたかな。

1月28日(土)MC

「こども~! 疲れたじゃろう・・・もう、かわいそうに。かわいい、かわいい。大丈夫?大丈夫そ?」
「じゃあ、お年寄り~!・・・もう可哀想に。ありがと。かわいい、かわいい」
「わかもの~!(キャーという声)わかった、わかった。頑張って」
「中年~!(キャーという声)そうですか。そうですか。わかりました。かわい」(お約束の塩対応)

1月29日(日)MC

「子ども~!かわいい、かわいい!」
「年寄り~!元気でよろし。
かわいそうに・・・じゃなくてかわいい、かわいい」
「わかもの~! yes !ギャルピ」
「えー、初老もしくは中年~!そうかそうか。そうでしたか。よーわかりました。かわい」


「LOVE ALL SERVE ALLからやる、いうツアーでここまで色々お届けしてきたんじゃけど、たまにはHELP EVER HURT NEVERからやろうかな思います」

と話した後にギターのイントロが始まる。

「優しさ」
♪ 花の咲く季節が戻ってく~るぅ~ の後の「あ~ああ~~」!

ここ!!!!!ここの美しかったこと!!!
ちょーキレイだった!!!😭😭😭
もうほんと、この世のものとは思えないくらい、ここはほんっとーーに綺麗だった!!!

あ~ああ~~の声に合わせて、一気に黄色いライトが場内を照らすんだけどセンターから客席、スクリーン、天井を照らすライトがあり、スタンド外周から天井を照らすライトがあり、そのあちらこちらから照らすライトのお陰で、サンドームの内壁に伝う骨組みの影が天井に伸びたり、丸い天井にも影が出来たり・・・。

まるで何か宇宙船のようなモノに乗ってそれが離陸していくような、教会の中で光を浴びてパトラッシュと一緒に身体が浮いていくような、何と表現したら良いのかわからないけど、めちゃくちゃ綺麗だった。

ここまで照明に感動したのは初めてです。
これまでの宮城セキスイハイムスーパーアリーナ、マリンメッセ福岡、さいたまスーパーアリーナでも同じ演出・照明だったはずなのに、照明についての記憶がありません。

何故か・・・?

きっと、今日(1月28日)の席が最後列だったから。
目線の高さはちょうどスクリーンとステージの境目くらい。
普通に正面を向くとステージとスクリーンが同時に目に入り、スクリーンの先には丸いドームの骨組み、丸い天井も視界に入る。

アリーナや前方の席だったら、わざわざ見上げないと見えない天井が無理なく視界に入ったからこそ、この感激があったのだと思います。最後列、最高!

優しさが終わり、風さん水を飲む。

TAIKING さんのギターが始まる
アルペジオ?で パラララ~ン って感じ 

♪ 来んと思った~ から「さよならべいべ」が始まる

バンメンさんの紹介
「今日福井からのスペシャルですよ。ドラム 佐治宣秀~」
「ベース 小林修己」
「ギター TAIKING」
「キーボード Yaffle」 1月29日のヤフさん!歯を見せて笑った!

♪ 意地張っても~ からカメラがステージに上がってくる 
TAIKING さんと小林さん、ぐるぐるステージ一周

ピアノに赤いライトが当たる
長調のキラキラした感じのピアノ
白いライトが細い筋となって、絡みながら天井を照らしてる
「死ぬのがいいわ」

♪ 鏡よ鏡よ~この世で一番
ミラーボールのように客席を照らしてとてもキレイ

紅白出演前の宮城でも腰くねくねしてて、目が点!になったけど、紅白で画面越しにじっくりパフォーマンスを観て、その世界観に圧倒されて以降、この曲はめちゃ楽しみな一曲になった

スキャット TAIKING さんと見つめ合う
♪ バイバイ~ で倒れ込む
腹ばいになったまま 
♪ 青春の病に冒され~ アカペラ
「青春病」が始まる

青い光がドームを照らしている
照明がとにかくキレイ

スクリーンに映るスーツ、サングラス姿のイケ風くん。何かのCMに使えそう
remix っぽいきらりのBGMが流れてる?

♪ 荒れ狂う~ で
黄色いレーザーがステージから客席に
♪ あったらしい~ で
青い光に
♪ どこにいたの~ で
黄色い光に

「燃えよ」     
♪ たいようが~ ?ちょっと歌詞飛んだ?
キーターも相変わらずカッコよい

パナスタみたいなピロピロピロピロ~ というイントロ

「まつり」
ステージ中央がせり上がる
ゆっくり回ってる みんなで踊る

1月28日(土)MC

「もう・・・なんか、この会場が一番ちっちゃいらしくて皆さんのこと近く感じとって。
I am You。You are me。深いとこでは繋がってて、1つのおっきな存在で、oneness、graceを感じて欲しくて・・・次の曲やります」

1月29日(日)MC

「I am you. You are me.
・・・ほんとにどんだけあったかくて可愛く見えるかっていうのは、ワシが可愛くてあったかいから。ワシらは大きな存在で、お互いを映し合う鏡のような存在。oneness も感じて欲しくて。次の曲やります」

「grace」

ビートに合わせてスポットライトがアリーナを照らしている。客席に水玉模様が出来ていてとてもキレイ。ライトがくるくる回っている。

♪ あ~たしに会えて~ 
ライトが天井と客席を照らしている
キレイ~ 水玉模様.。o○

♪ できないものなど~ 歌詞忘れたw

もうとにかくライトがキレイ!
ホール全体がものすごくキレイ!語彙力😭

1月28日(土)MC
「My favorite ダンサーさんを紹介します~」
「もう次で最後・・・(のようなコメント)」
ここでお客さんが「えー!」と言うと
「ワシも『えー!』じゃ」

「何なんw」

サンドーム福井最後列でこの距離。
撮影は何なんwしか出来なかったのが残念だけど、優しさの時の美しさと言ったらもう…😭

1月28日(土)MC
「Thank you so much。バンメンさんでした。家に帰るのあったかくしてくださいね。お互いこれからも生き延びて。生きてたら楽しいこともあると思う。Be happy always. Thank you so much. 
ふくい・・・マジで忘れられない思い出になりました。I love you. I love you.」

1月29日(日)MC

「マジで気を付けて帰って。ワシも福井から帰るので。ここまで生き延びてくれてありがとう。マジで家まで辿り着いて、生きていきましょう。
福井に居るみんなに乾杯!Cheers !藤井風でした。」

最後に手でハート作って退場🧡
BGMはgrace 

さいごに

この2日間のライブは、本当に忘れられないものになりました。
参加した私たちにとっては、行くのが大変だっただけにそういう思い出になるのは分かるのだけれど、風さんも同じように「忘れられない」って思っていてくれたことが嬉しかった。

今回は特に、サンドーム周辺の鯖江市の皆さんの温かさにも触れられたことが、更に忘れられない思い出にさせてくださいました。

ボランティアで駅からの歩道を除雪、ライブ後には足元にライトを設置、交通整理をしてくださった「鯖江おせっ会」の皆さん、ライブ開催前から交通情報や周辺情報を発信してくださった学生さん、実際に歩いた動画を投稿されていた方、本当に温かかった。

ずっずさんと風さんがドーム周辺で除雪されていた方にご挨拶をされたと知れたことも、ボランティアの方にライブに参加された皆さんが沢山のお土産を持参されていたことも・・・全てが温かい福井の記憶です。

ありがとうございました。

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