あなたが笑ってくれるなら~アイドルとは程遠い人生だった女が勇気を出してFCに入った話~


※これは沼落ちブログという名のラブレターです。

これまでの私の人生は、アイドルとは程遠い場所にあった。
よくテレビで見かけるあの人もドラマや映画の主役も、音楽番組の常連グループでさえ「名前を知っている」程度。

そもそも私の性格上、好きなものは必ず手に入れたいという気持ちが強く、芸能人という雲の上の存在に好意を抱くこと自体抵抗があったのかもしれない。

#01 一瞬で君だと分かった 

"produce101 S2" のファイナル放送3日前、急遽仕事で1話~見ることに。
子供を産んでからというもの、どうも涙脆い。まだあどけない表情が残る青年たちが親元を離れ、夢を追う姿に衝撃を受けた。
1話進むごとに顔から幼さが消え、彼らがアイドルになっていく様がとても印象的だった。

しかしファンに向かない性格。結局一度も投票することなくファイナルを迎え、テレビの前で母親のような気持ちで(笑)号泣しながら最終発表を見守った。

S2の余韻に浸りながらも日常に戻り、いつか私の息子が夢を見つけた時、失敗や挫折を繰り返しても、夢を追い続ける勇気が持てるよう今はただそばにいたいな~なんて思っていた。

ファイナル放送から数日、S2を見るきっかけとなった仕事の関係者から「良かったらS1も見てくださいね~!」とDMがきた。
1話約2時間×10話という超大作を前に一瞬しり込みし「ありがとうございます!」とだけ返信をした。

それから数日後、4月から息子を保育園に預けほんの少し自由な時間を手に入れた私は、恐れ多くもほんの軽い気持ちでS1を見始めた。

S2で得た知識から見たい部分だけを早送りしながら一気見。
そしてパフォーマンス審査で彼を見つけた。
「一瞬で君だと分かった」
何度も巻き戻して再生を繰り返し、急いでもう一度1話から見直した。気付くと、彼だけを目で追いかけていた。

華やかな外見とは裏腹に涙脆いところ。おっとりした話し方。すぐ目が乾いちゃうところ。
負けず嫌いで、カッコつけたがりで。本当はすごく寂しがり屋で友達想い。

いま思えば私はこの時既に、彼のファンだったのかもしれない。

#02 ほら、俺の番さ

彼は天性のアイドルだと思った。華があり、ルックスも抜群。歌もダンスもつい目で追ってしまう個性がある。(それはきっとファンだから。笑)

しかし番組放送中、彼の出番はさほど多くはなかった。順位発表式の度、切なく苦しそうな顔をする彼をリアルで応援出来なかったことが心残りだ。一度もデビュー圏内に入ることなく、番組は終盤戦へと差し掛かる。

そしてついに伝説のコンセプト評価。私は痛いほど思い知るのだ。
壁にぶち当たり、自信を失いかけた彼の背中を私たち視聴者は画面越しに見ていることしか出来ない。彼の苦しみも、悔しさも、何ひとつ救ってあげられない。励ましの言葉さえ彼には届かない。
ああ、これがファンというものか。と。

しかしそこからの彼は悩みながらも懸命に進み続け、あの伝説のクンチキタが誕生した。
彼の見せ場はせいぜい数箇所。それでも私の目には彼だけが映り、私の心を掴んで離さなかった。

ファイナルの結果を知っていても最後の順位発表はドキドキした。
緊張からか少し元気のない彼に「大丈夫。あなたはちゃんとアイドルになるよ。」と声をかけながら。

まだ自分のデビューが信じられないと目に涙を浮かべながら、次々と階段を登ってくる仲間たちを全力で抱きしめる姿が愛おしくてたまらなかった。

#03 深い深い所まで、全てが変わって生まれ変わる

それからというもの、夜な夜な
JO1 HOUSE 1~3
JO1 スターギャザーTV
MV
Kcon
Dance practice
Instagram
Twitter
TikTok
を見漁り、JAMの皆さんが作ったYouTube動画も片っ端から視聴。

過去の出演テレビや雑誌の情報、私服のブランドに至るまで可能な限り調べ尽くした。

だが、日本一ファンに向いていないこの女。あと一歩が踏み出せずFCには入れないでいた。(今思うと本当に謎の期間。笑)

そんなある日、TikTokで「佐藤景瑚 彼氏感」の動画を堪能していた時「JAMの皆さん、FCの魅力教えてください!」という投稿を見つけた。その投稿のコメント欄にはいかにJO1のFCのコンテンツが充実し、供給が多いかが語られていた。そしてFCは彼らとファンを繋ぐ大きな一本道だと。

そして来たる7/1、ずっと足踏みをしていたこの女がFCとJO1mailに登録をした。ここまで来るのに随分遠回りしたものだ。
アイドルのオタクになるのが嫌なのではない。ファンであるということは、この先一生アイドルとファンの関係で(当然だ。笑)、私は彼にとってその他大勢の一人でしかないということ。そして、ファンという大きな括りの中でしか彼の人生に存在することは出来ないという事実を受け入れたくなかったのだ。
つくづく思う。私はファンに向いていない。
手の届かない人を想い続ける、つまり無償の愛を捧げ続ける勇気がない。
お金を積めば顔が見られて、触れられる距離に居られるホストの方が幾分マシだとさえ思っていた。
しかしあの日あの時、彼がアイドルになってくれていなければ、こんなに幸せな毎日を、彼を想うと少し勇気が出るこんな瞬間を感じることはきっとできなかったし、彼らが活躍する度に自分のことのように誇らしく思うことはなかったと思う。
そして彼が存在するだけで、こんなにも世界は美しいのだということも。

それにしてもアイドルとは凄いものだ。ファイナルで見せたあの金髪最高ビジュから、日々歴代最高を更新し続けてくる。
最近のジョン・コナーさんはもう、言葉にもならない。
彼らの動画を見ながら、画面に微笑んでしまう自分もいる。

そんな私は今はまだ、ひっそりほんのり濃厚JAM。友達にはアイドルのFCに入ったことは言えていない。(キャラとか、仕事柄とか、いろんなしがらみを捨てきれない。)でも本当は声を大にして彼への愛を叫びたいし、想いを共有する友達も欲しい。
だから私は「ファンです」と胸を張って言えるようになるまで、もう少しの間ひっそりTwitterの中で叫び続けていきたいと思う。
そしていつか彼が「最高のアイドル人生だった」とその幕を下ろす日まで、ほんの小さな力で彼を支え続けていきたい。

あなたが涙する時は共に泣き、あなたが笑ってくれるならどんな時も味方でいます。
あなたが前を向いて進み続けられるよう、いつも見守り、これからもそばにいると誓います。
いつかあなたが誰かを想い、新しい未来を願う時も。
だからどうか幸せで、1のHateより1000のLoveに耳を傾けて、あなたがあなたらしく生きられますように。

この胸いっぱいの愛をこめて。

#JO1  #佐藤景瑚 #satokeigo #JAM #沼落ちブログ

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