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とき宣との出会い(前編)

― 他の女子とは、もう話さないよ… たぶん… ―

いままでアイドルに全く興味がなかった私が、なぜ「オタク」となったのか、その過程を忘れぬうちに残したい。

はじめて出会ったのは忘れもしない、令和4年3月10日、GALA湯沢スキー場だ。

友だちのいない(要検証)私は、一人寂しく朝から日が暮れるまで何十本もスキーを滑っていた。

スキー場といえばゲレンデで「ロマンスの神様」や「MajiでKoiする5秒前」が流れているのが常である。

リフトに乗った折、特にすることもないのでスピーカーから溢れ出る音に耳を傾けていたら、なんと「すきっ!」と連呼している曲が流れているではないか!?

脳天に直撃した。

ずっと「すきっ!」連呼が麻薬のようにあまりにも頭から離れないので、「歌詞 すきすきすきすき」なるキーワードをGoogle先生に問いかけて、教えてもらったのがこの曲である!!

すぐにSpotifyで「お気に入り」登録をした(当時はとき宣をあまり知らなかったので「超」がつく前なのはご愛嬌)。

なかなかすごい検索履歴である。
Spotifyのお気に入り一覧。
大学生の選曲とは思えないけど、一応"ワカモノ"です…

私は往復4時間電車に乗っている遠距離通学者なので、通学時間に(ほぼ)毎日聞いて数か月過ごしていた…(特にとき宣にハマるわけでもなく)

6月5日。私は友人宅に押しかけた。泊めてもらうために。
夕食を済ませ、酒を酌み交わし、「おやすみ!」とならないのが大学生の常である。
…オケオール敢行。

満を持して「すきっ!」を歌おうとした深夜〇時。

「あれっ!?音程が取れない…!??」

結構な頻度で聞いているはずなのに音程が取れないのが衝撃的で、翌日から私はMVを見て研究することとした。

そこから人生が変わったのである!!

そして「おすすめ」に表示された公式YouTube番組「ときバロ」を視聴して、
「この子ら、親近感湧く!!!」
となり、こうして沼に足がはまって抜け出せなくなった。

ちょうど6月22日にミニアルバム「ハートギュッと!」がリリースされ、渋谷のとある商業施設のフードコートでコラボ企画が行われているということで、実際に足を運んだ。

そこから模範的な「オタク」としての生活が始まるのであった。

(続く)

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