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とき宣に人生を救われた話 ~とき宣との出会い(後編)~

前回は、とき宣と出会った経緯を中心に書いた。
今回は「とき宣に人生を救われた」というお話をしよう。

5月から6月にかけて、多忙を極めていて精神的に疲弊していた。
普段じゃ考えられないような単純なミスを連発。
「いろんな人に迷惑かけてる…」と関係各所に平身低頭詫びを入れる毎日だった。

「文武両道」
出身高校の校訓のひとつだったが、これがなかなか難しい。
大学生風に言い換えるとこうだろうか。
「学業とアルバイトの両立」

往復4時間かかる遠距離通学の私は、6時半に家を出て10時過ぎに帰宅する毎日が続いていた。
挙句の果てに以下のような過密スケジュールを毎週土曜日にこなすこととなる。

8:00 家を出る
10:30 大學到着
12:10 大学を出る
14:00 地元(バイト先)到着
16:30 バイト先を発つ
18:10 大學到着
20:30 大学を出る
22:20 帰宅
電車に8時間乗車。訳が分からない。

バイトはシフト制であったが、いわゆる「商談」が入っていたため、このスケジュールは避けられなかった。
そして、バイトリーダー(2年目)という立場であったため、シフト作成からExcelの管理、バイトの指示・激励文書の作成やらなんやらで深夜まで作業をしなければならない毎日。
毎日、物凄い吐き気と腹痛と格闘しながら送っていた。

いつものように疲れ切ったある日、地下鉄のホームを歩いているときにふと魔がさして無意識のうちにホームに身を投げようとしている自分がいた。
あと一歩のところで我に返って「死にたくない」と思い、難を逃れたが、身体が死を渇望していたのかと、自分でも衝撃を受けた。

そんな中、「すきっ!~超 ver~」のMVと出会った(詳しい経緯は前編参照)。
ハートをロックオンされた。
生きる意味を見つけた気がした。

そこから毎日がラブコメに変わりましたとさ。

めでたしめでたし

(完)

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