見出し画像

すゑひろがりず結成拾周年全国行脚 ~諸国漫遊記~福岡公演 勢いで書いたネタバレレポ

【ご注意】すゑひろがりず結成拾周年全国行脚 ~諸国漫遊記~福岡公演のネタバレです。これから初めて公演に行かれる予定の方には、ご注意の程よろしくお願いいたします!

全部で1万3,000字ちょっとの長文になりました。休みながら見て頂けたらと存じます


※5/31追記 学園天国、演舞演舞、サッカーに追加。終幕に写真を追加

※6/1追記 全体的に思い出したことを少しずつ追記。

冒頭は、個人的な想いや意気込みやらといったただの日記です。ネタバレレポを見に来たんじゃい!!!という方は諸国漫遊記、開演のご挨拶からご覧頂くことをお勧めいたします!レポ前の部分は本当にただの日記しかございません!

レポ内容も鮮度と勢いを重視した為抜けがあったり、途中で突然おかしなテンションになったりと文体が安定していません。個人的な感想も混ざりまくっているため、単純に公演の中身を知りたい!という方には余りおすすめできません…。無駄に長くてお見苦しいところしかありませんが、楽しかったんだなぁと笑い飛ばして頂ければ幸いです。


嬉しさと緊張と葛藤の日々

今年の目標は、本物のすゑを見ること。単独ライブに行くこと!でもそれがこの世の中で果たして叶うんだろうか…。こればっかりは、地方も地方の田舎町に住む者の悲しい宿命。目標を思い出す度にいつも考え込んでおりました。単独ライブは大体が首都圏もしくは大阪。今はそこまでの移動はできない…。そんな春に舞い込んだ拾周年全国行脚決定のお知らせ!

それはもう大喜びしました。関西や関東に行かなくても単独ライブが見られる!夢がひとつ叶うかもしれない!!一番近い福岡の先行にすぐに申し込み、ドキドキしながら結果の待機。抽選結果発表の日、チケットがご用意されているお知らせに感動と嬉しさと緊張で震えました。もうその瞬間から緊張してたんですよね。その日以来も、日々思い出しては定期的にガチで緊張していました。あれだけの熱量で、久々にファンになった大好きな芸人さんの舞台を見れる!!もしかしたら暫くは諦めるしかないのかもしれない、といつも悲観的になっていたのが本物確定。緊張しないでいられるわけがなかった。

去年の夏、お笑い好きの想いを無駄に長い文にしたためた時にも書いた心残りの一つ。大好きなコンビを絶対に生で見に行こう!という夢を叶えることができなかったこと。今度はもたもたするのはやめよう、と決めていたのに今のこの世界の状態であちこち遠征はどうしてもし切れない…。そんな折の福岡開催、チケット当選だったので嬉しさも緊張も気合も一入でした。

すゑの単独ライブがあったら、絶対に着物を着て行こう!

ファンになった時からの決定事項でした。着物が大好きで学びの世界に足を踏み入れたものの、体力的にも中々にキツい毎週のお稽古、筆記付の昇級試験、しんどい…もう遊びたい…。時々弱音を吐きながら頑張ったあの日々は、ここに着て行く日の為の壮大なフラグだったのかもしれないと改めて思いました。

着物の色は、すゑの勝負服、正装とも言える紺色に近いものにしたい。手持ちの中から、少し明るめの群青色にレトロで華やかな柄がちりばめられた物に決めました。帯はチケット当選後に見つけた物なんですが、出会った瞬間に指先が震えました。これを締めて行くしかない……運命だ。

更には、前日に届いたグッズの風呂敷(白)がシンプルなのに彩りが良くてとても可愛かったので急遽こちらを帯揚げに決定。移動も万全に!!ということで、新幹線でも高速バスでもなく車のみ。朝7時に家を出て、14時頃に到着しました。元々長距離ドライブ大好きなので苦ではないけど、流石に片道6時間程の長距離を一人は辛い。耐えられたのも一緒に行ってくれたお友達のお陰です。途中からyoutubeの局番を流しながら、爆笑しながら。声だけでもかなり面白いという発見ができました。特にがりず検定、がりず厨房などはラジオの楽しみ方もできるのでかなりお勧めです!!もうとっくにやってたら、新発見したみたいなテンションでお伝えしてすみません!!

ホテルに到着後、着物へお着替え。いよいよ高まる緊張。これまでで一番ぐらいに綺麗に着るぞ…!と思いつつ、余り意気込まない方がいつも通りできる気がしたので着ている時は無心で集中。襟も上手く決まった!帯は一回やり直しました。駐車場から少し歩きながら高まっていく楽しみと緊張感。

初めての福岡よしもと劇場に感激。こんなに綺麗な劇場があって、気軽にお笑いを見に行けて、福岡に住んでる人はいいなぁーー!!!この辺りは大きな建物の割にスッキリしてて車も走りやすいし。住みたい!!と何度も言ってました。わりと本気で住みたい。

いよいよ劇場内に入り席へ。事前に画像では確認していて、割と前の方ではあるけど右側なので少し斜めかな。前は1,2列空きかもなぁとは想像してた。

それが実際に席に着くと驚愕。「ち……近い……」こんなにも近いとは思わずビビり倒しました。開演前の注意事項映像を見ながら、いつも配信で見てるものを会場で見ていることにちょっと感動。前説のカーネギーのお二人。盛り上げ上手!!知ってる人、と言われて見た事あるような気がするんだけど記憶が定かじゃない~と手を挙げられず。公演中にハッと思い出しました。一度見てました、ごめんなさい!!YouTubeチャンネル用のカメラを回しながらすゑにご挨拶に行ったのに、快く受けて下さって嬉しかったというお話をしてました。あと、チャンネル登録者数に8が入っていたらまた出てくれるという約束もしたとか。「もし自分が入った時に8を超えたら一旦解除してください」に起こる笑い。難易度高し!もうこれは100の位を8にするしかない。始まる前から一本締めで謎の一体感が生まれたのも楽しかった。舞台裏の映像、楽しみにしてます!!


諸国漫遊記、開演のご挨拶

一気に会場が暗くなり、ぶわーっと緊張がMAXまで高まった直後。歌舞伎さながらに鳴り響く開幕の拍子木。

これは凄いものが始まるぞ…幕が開く前から演出が凝ってる…!!!記念公演への並々ならぬ熱量に感動している間に。あ、どうしよう…ついにすゑひろがりずの本物を目撃してしまう、どうしよう、という変な焦りで心臓が痛くなっている間に。

諸国漫遊記、とうとう開幕。


緋毛氈に並んで座り、裃姿で深々と頭を下げた二人。歓声と拍手。二人を見た瞬間、余りにも格好よくて息をするのも忘れて、心臓止まったかと思いました。まさか裃だなんて!!想像もしていなかった。ここも歌舞伎さながらの演出、この拾周年記念公演に掛ける本気をまた感じました。背に纏う神々しさと気品。最初からクライマックス。

本物だ…。すゑひろがりず、いた…

今目の前で本物を見てるんだ…と感動に打ち震えつつ、現実感の夢見心地の間でふわふわと動揺しながら、なぜか南條さんのちょこっと出ている前髪をじっと注視していました。本物を見たら多分泣いてしまうと思っていたのが、不思議なことに茫然として涙どころではなかった。


よく通る声での南條さんの口上から始まる。本当に格好良くて鳥肌。ピシッとした初めのご挨拶で、引き締まる思いと良い緊張感が漂っていました。

その後、口調と勢いは崩さずに「私事ではございますが!」との前置きに続いて先日始球式をしたことについてのご報告。会場も大拍手。続いて口調はそのままに、菜々緒さんがすゑひろがりずに癒されていると言ってくれた事のご報告。「あの菜々緒が!!!」と力を込めて何度も強調して言っていて大爆笑。さっきまでのピシっとした緊張感がふっと解けて、会場の空気が急にお笑いライブになった感じも良かった。

続いて三島さんのご挨拶。頭を下げたままご挨拶をしているんですが、合間にボツッ、ボツッ…と謎の雑音。隣で笑いを堪えていた南條さんが「…何その音。ボイパ?ボイパしてる?」とツッコミ。三島さん笑いながら、ご挨拶を再開。「よしもとに福岡の劇場ができて以来、最高売り上げを記録しました!」とご報告。それは凄い!そして嬉しい!!「あの!三島だるまに次ぐ快挙です!!!」で大笑い。

そしてじーんと来たのが、ソフトバンクホークスの関係者の方も今いらっしゃる(客席か裏かはわかりませんが)ということで、三島さんが「何卒!!この男に、始球式をお願いいたします!!」と頭を下げてお願いした所でした。映像で見てもあんなに真剣に挑んでいて、あんなに悔しがっていたり嬉しそうしていたんだから、傍で見ている相方には何百倍もそれが伝わっているんだろうな。

ご挨拶が終わり、またお辞儀をする三島さん。お辞儀しながら、小声でボイパを披露。貴重な裃姿で貴重なボイパ。不思議な空間。ただの雑音も爆笑に変えるすゑひろがりず、冒頭から幸せに包まれて既に胸がいっぱいだった。ありがとう。そして挨拶の締めも「隅から隅まで~」の歌舞伎の口上!最初から締めまでこの演出が徹底していて恰好良い!!本当に、南條さんに口上が似合う事。この公演はお笑いであり、一つの舞台でもあるんだなと。なんといっても、二人のスタイルこそが萬歳の始まりの形なんだもんなぁ。もしかしたら歴史を見ているのかもしれない。

また引き締まった思いと、嬉しさと幸せを感じながら精一杯の拍手を送りました。


オープニング・学園天国

ネタの順番や映像の挟まる部分など、全然自信がないのでおそらく前後しているものばかりだと思います。ご了承ください。一つ一つの内容はたくさん思い出せるのに、嬉しすぎて、テンションがネタの度に上がり過ぎていて落ち着いて覚えられませんでした。オープニング以降は順不同だと思っていただければ!

挨拶の暗転後、オープニングムービー。これがまた、局番の楽しげな映像や、まだ知名度がない頃、泥の中時代の二人の写真。黒の着物がまだ今ほどしっくり来ていない姿に涙腺が緩んだり、突然ねじこまれる狂言プロレスに吹き出したり。色んな気持ちになって忙しくなる素敵な映像でした。いとエモし。

始めは紺色のお着物。やはりこの揃いの紺色は正装のイメージがあるので、間近で見られるのが本当に嬉しい。「我々が」「すゑひろがりずと申します!」ポン!をこの距離で聞けたこと、生のポンにも感動。あんなに響くんですね。幕が開いてからずっと感動しかしてない…。

こんなに近いとは思わなかった、前から数列目ほどの上手側。南條さんの表情が良く見える場所でした。三島さんが喋っている間もこんな顔で聞いてるんだな、本当に楽しそうだなと一挙一動に見入りました。そしてやはりちょこっと出た前髪にも。

これは学園天国の入りだ!とテンションが爆上がり。この掛け合いを生で見てみたかった!!一発目の「支度はーー!?」の三島さんの勢いが想像以上に力強くて笑う。御意の扇子の開き方の素早さとキレ、プロってるなぁと感心。流石は扇子使い。

三島さんが「間違えるなよ」と言っておいて次のターンで間違い「お主も間違えとるやん!」と南條さんがツッコむ、というのが本来の流れの予定。それをやりたかったのに、うっかり間違えずに普通にやってしまった三島さん。

間違えてるやつやったら終わるのに、それ忘れて普通にやってたから終われない!!と南條さん。それに気づいて自分でも大笑いしちゃう三島さん。ペシッと扇子でお互いを叩き合っている二人がめちゃくちゃ楽しそうだった。こういう、ちょっと間違えて横道に逸れちゃうのを見れる所が生の醍醐味。

この学園天国のネタの前に喋っていたことなのか、ちょっとうろ覚えですが。三島さんが「口上がめちゃくちゃ上手くなってる!!」と冒頭の南條さんの口上を大絶賛。あそこの上だったら上手く喋れるのかもしれん、という南條さんに、毎回トークする時あれでやれば上手く喋れるんじゃないかと提案してました。

これも、ここでの流れだったかは確かじゃないけど客席から何かワードを貰って和風変換します!!ということで何人かを指名。ソフトバンクホークス、ペイペイドームなどのご当地キーワードが出たけど「実は、それ後からちょっと映像で流れるんですよ。すみません!」と三島さん。以前の公演で、あとから同じものが映像で出るのに先にその場で言ってしまったようで。「もう2度と同じ過ちはしません!」と宣言。ちなみに、他の変換はちょっと不調だったご様子(笑)。絞り出したような言葉が意味不明で面白かった。

細かくは覚えてないんですが、「Wi-Fi」とお題を出されて中々出ず、電波の凄いやつ!みたいな事を答えて笑いが起こってました。

※追記 南條さんが「扇子広げてWi-Fiとかやるやつもあったやろ!」とつっこむと、そうだった~!と扇子を上で広げるあれをやってくれてました。

考えてる時の一時停止しつつ顔がちょっと上下してる動きが凄く面白かった。

※追記 変換遊びの前か後か、「我々を初めて生で見た人ー!」と南條さんが客席に投げかけ。さらに「じゃあ、お笑いライブ自体初めてっていう人!」と訊いてた。普通のお笑いライブはあの状態で出てきませんからね!この公演がだいぶ特殊なだけですからね!!と説明してました。


ヤンキー

言ってしまえば全部そうなんですが、このネタをやってくれるんだ!!と出だしで毎回うわぁぁ!!!と込み上げる感動。始まりの、「ちょっとここでやってみても良いか?」のやりとりで少し長めに言い合いを遊んでいたのが楽しかった。最終的に「良い相方じゃのう…!!」と客席に向かってニコニコする三島さん。それを見てまた笑う南條さん。南條さんのお着物の左側だけ袴からぴょこっと出ていたのが珍しくて、何度かそこを見てしまいました。気づくかな?気づかないかな?と思いながら。

南條さんのメンチの切り方が気合入ってて凄かった。声裏返りながらのヤンキーがツボ。二人とも舞台俳優みたいに声量が凄い。「言わせたいものだなぁ…」のお月さま見上げもピッタリ揃っていて、笑い過ぎて涙が滲んだ。

二人乗りバイクにまたがり、ヤンキーのバイクに付いているのあのクラクションを鳴らす。この音階は…!!お正月といえば、の春の海!!笛のメロディーが始まるところで二人一緒に「フアァァァーーーーー♪」

大声ハモリで大爆笑。最高でした。


ご当地がりず検定

ここでがりず検定が出てくるとは!各地で変わる楽しみがあるのが、まさに諸国漫遊記。毎公演、各地のファンを楽しませようとしてくれるところ。そういうところが、本当に好きなんだよな…。とまた好き度を深めながら視聴。

前半も後半も、九州人ならすぐ分かるものから、福岡県民じゃないとちょっとピンと来ないものまでさまざま。凄く調べつくしてくれてました。

個人的にすごく笑ったのは、「悦」と「やわらか両替商鷹の団」。「悦」にはすぐに閃く。関西関東では一切通じない、九州では超メジャー、ファミレスと言えば!な「ジョイフル」。これから、「悦行かない?」とか使おう!と思ったのも束の間、公演見に来た人限定でしか使えないやつだと気づきました。梅昆布茶が無限に沸くのにびっくりした、と言ってたけど、いつも飲まないからピンと来ず。後から、あ~確かにドリンクバーにあったね…と納得。九州外の方も、九州にいらした際はぜひ悦で無限梅昆布茶を体験してみてください!

「やわらか両替商鷹の団」は勿論ソフトバンクホークス。やわらか、の語感が面白すぎて大好き。それから、最初の時点でもう答えが分かっていたのに、色々と名称を変えて何度も出てくるタモさんにも笑った。「髪切り気づき人森田」のワードの強さ。

和風変換の言葉を正確に覚えてないけど、にわかせんぺい、ブラックモンブランなどがありました。

演舞演舞レボリューション

袴を脱いだ飛脚スタイルで大きな紙を持った南條さん。これはまさか!!とまたまた感動でテンション爆上がり。ネタの度に爆上がりしているテンションですが、毎回これ以上上がらないわ!という勢いでうわぁぁぁー!!!となっていたので、自分の精神が最後まで保てるかちょっと心配になりました。一年近く「いつか本物を…」と願い続けたすゑがそこにいて、大好きなネタたちが目の前で次々繰り広げられるわけですからね…。凝縮されすぎて容量がいっぱいです。(結局は保つどころかクレッシェンド状態で終わり、心配も杞憂だったわけですが…)

白にマス目のかかれた大きな紙を広げる南條さん。一緒に広げて見ながら「あれー??いっつもシートなのになぁー。今日は紙だなぁー??」と首を傾げ小芝居を始める三島さん。南條さんの恥ずかしそうな「実は、忘れまして…」に大爆笑。忘れた事に気づいて、慌てて隣の大きな商業施設の100均に駆け込み大量の画用紙を購入して作ったらしい。会場に来る前、まさにそこを見て来たので余計に笑いました。

鼓を上手く鳴らすの難しい…という三島さん。「先生にめっちゃ怒られて紐の結び方変えたからちょっと鳴りにくい」と、鳴りやすい紐の締め方を南條さんが一緒に持って丁寧に教えてあげてるのが良かった。そしてめっちゃ怒られてる場面を、放送遅れで来る前日に見ていたのであまりにタイムリー。思い出して笑ってしまった。

音の確認で色んなマスを踏んでみせるところ。「やーー!の顔が一番好きなんですよ」と言ったあと、2,3回「やーー!」のマスを踏む南條さんがとても楽しそう。一度一回最初からやってみることに。「夏祭り」の歌声まで聴けるなんて、こんなに盛りだくさん過ぎて良いんだろうか。

あの声量で歌いながら踏みながら、「やーー!」のマスを踏むときは必ず振り返って素早く三島さんの表情を確認する。何ですかその職人技!
本当にあの顔好きなんだなぁ、その速さで毎回振り返るほどに。

段々追い付けなくなり、やーー!がもう絶叫みたいになってしまった三島さん。中断して、「断末魔やん」「硫酸の風呂入ってんの?!」とツッコむ南條さんも、言われた三島さんもくったくたになりながらの大笑い。

マス目の真ん中と後ろを、客席から出された言葉にしてみようというお遊び。出てきたワードは「ばってん」と「めんたい」。ご当地がここにぎゅっと詰め込まれてる!と二人とも笑ってました。真ん中のマスがばってん、後ろのマスがめんたいに決定。いざ挑戦!

やっぱり途中で混乱して、後ろのマスでばってん!と言ってしまい中断。めんたいとばってんの位置逆に覚えちゃったから逆にして~と三島さん。じゃあ逆でと入れ替え。更に南條さん、「前のマスの時は皆さんも手を叩いて下さい!」と追加。前のマスを踏む時は分かり易く扇子で差してくれたけど、これが中々の難しさ!!すゑひろがりずの音ゲーがしたいです。

何とか最後までたどり着き、ラストにテンパって「めんたい」じゃなく「めんたいこ!!」と叫んでしまった三島さんがとても可愛かった。会場も笑いと謎の達成感に包まれて暗転。

※追記 ばってん、のキーワードが気になる南條さん。そのまま始めようとする三島さんに対して、「どういう時に使うんですか?」「気になる!」ととても食いついてました。


換気休憩中、突如南條さんの影ナレ。舞台上の看板、せっかくなので撮影しても大丈夫ですよ~とのアナウンス。その上、後半が始まる前に「間もなく始まりますのでお戻りください」のご案内。ご本人がアナウンスまでやってくれるこのお祭り感というか特別感、最高ですね!こういう細かいところまで楽しませてくれる!

青い照明に浮かぶ看板がかっこよくて、舞台全体が一枚の絵のようにも見えた。浮世絵で描かれた凪の海のようでした。


みなみのしま

ついにここでゲストのご登場!VTRでのトーク、沖縄に住みながらバイトして生活しているらしい二人。なるほど、別時空で存在している設定。ネタをやらせて貰えるということで、昔オーディションで落としまくってくれた作家さんが袖にいるので、今日は見返してやります!!と意気込む二人。

アロハで登場。アロハシャツ、本物を見ると画面よりもかなり鮮やかな気がした。生でパイナポーを聞けた!!ずっと見たかったものがこの短時間に次から次へと押し寄せてくる!!どうしたらいいか分からない。

※追記 「やっぱり三島さんて凄いよなぁ~」と三島さんの和風変換を褒めたたえるライチ三島さん。「いや南條さんも凄い」と対抗するパイナポー南條さん。「でも三島さんさっき和風変換全然できてなかったけど」との南條さんのツッコミで大笑い。

ネタが始まり、ジーンズの労働者階級の説明が始まった辺りで、トラウマになっているというタキツバが無常に鳴り響く。

嘘でしょ?!みたいな顔でがっくりとコケる二人。ちょっとあまりにも早すぎるって!!これまでで最速記録だった!あんまりだって!!と口々に猛抗議する二人。ここから作家さんも影ナレで参加。

「これまでは、まだ最初の方もすゑひろがりずパワーでそこそこウケてたのに、今回は完全に滑ってたから」とのご意見に爆笑。二人も、確かに今まで福岡は凄い熱気だと思ってたら、みなみのしまのネタ始まったら急に滑ったから本当に恥ずかしい!と顔に手を当てて唸ってました。見てる側としては滑ってたというより、こんなだったんだよなぁ…と微笑ましく見守ってた雰囲気があったような。

もう一回!!と頼んで、2回目の挑戦も割と早くに失敗。すかさずパイナポー南條さん「ギャグやりまーーす!!」と勢いよく挙手して宣言。「あむあむあむ、安室奈美恵でCan you Cerebrate!」何それ!初めて聞いたよ!!

ギャグを言い切った瞬間即座にタキツバが流れ、コケるパイナポーさん。そして即暗転で大爆笑。一発ギャグは元々そういう流れだったのか、この時の勢いだったのか他会場に行かれた方がいたらぜひ教えて頂きたいです。…でもあれは勢いっぽいなぁ。


学校とサッカー

グリコじゃんけんで、ちはやふる~と共にはけていく三島さん。これも見れて良かったなぁ…。学校の終わりの会で告げ口大会。「三島殿が、水筒に甘酒入れて来てましたー!」などの三島さんの可愛いものに対して、告げ口される南條さんの悪行が極悪大名のスケール!!「焼き討ちしてましたー!」とか、「隣の町を水責めしてましたー!!」とか。寺子屋の設定なのに恐ろしい権力を持つ南條殿。

途中からネタが変わるところで「今ちょっと変な空気になりましたね?!」と南條さん。「一瞬空気が変な感じに、ピリッとなったな」と笑う二人。もう「サッカーのネタやります!」って言ってからやった方がいい気がする!と三島さんが提案。南條さん「サッカー!!!」ポン!!と仕切り直し。

メンバー発表の、五、七、五、続いて七、七…とただの和歌になって「監督は詠み人知らずです!!」に上手い!!!と感動しながら笑いました。

※追記 童と手を繋いでの入場の再現。童役の南條さん、狂言の小人の技を使ってめちゃくちゃ頑張ってた。あれができるのは凄い。その後の実況でも動きに動きまくってた。ゴールを決めての客席への番号アピールを「乾かしております」と言われ、膝立ちでの歓喜のポーズに「雨乞いが始まった」と言われ。和風偽アテレコ実況されると本当にそう見えてくるから面白い!局番と通じるものがあるなぁ。お互いの動きに全然違う実況を勝手に付けて、完全に別物にする企画をやってみて欲しい、絶対に面白い。

そして最後。三島さんがネタの締めを忘れ「何やったっけ」と本気で頭搔きつつ一生懸命思い出そうとしながら苦笑い。ここでツッコんで上手くまとめるのかと思いきや… 

まさか南條さんも思い出せない!?どういうことなんだ!!大変だ!!!

しかし会場はこのプチ事件に大盛り上がり。なんじゃこれみたいに顔を見合わせながら笑う二人にずっとつられ笑い。なんという楽しくて幸せな空間なんだろうなと、こういう所で涙腺に来たり。ここの締めの正解も、他会場に行かれた方ぜひ教えて頂きたいです!!(笑)


もう少し先だったような気もするんですが。どこかのタイミングで三島さんが、細かいところをつっこんでくる南條さんに「もうええって」「今日押してんねん!!」と言っていて会場大うけ。それは確実に…「御意を間違えてしまって色々やってた所」、「演舞演舞での南條さんのお忘れ物説明」、「ネタの締めが二人とも飛んでしまったやりとり」の分ですよね!!?と笑ってしまった。ちょっと脱線した素に近いやりとりがたくさん見れて、こちらとしてはお得感が凄かったです。全然押してくれて良いですよ。


伝説のあれ


神妙な面持ちで舞台に立つ二人。

「ここまでは、全て前座だと思って頂いて結構です」と力の入った低い声で告げる南條さん。一体何が始まるのかと高まる緊張。

「我々を世に出し、導いてくれたあのネタを……」もしかして。いや、もしかしなくてもこれは間違いなくあの伝説の!!

合コンだ……?!!!

初めてこの単独を見に来たすゑひろがりずファン全員の気持ちは、きっとこの時一致していたはず。確かめてないけど、絶対にそう。

それまで見られるなんて!この公演、本当に宝物詰め合わせ大盤振る舞いスーパー特盛りだ!!最後までこんなに詰め込んでくれるなんて、本当に本当にありがとう…。

一旦暗転をして、すっと明るくなった舞台上には南條さんが一人。息をのんで待つ客席。

あれ、南條さんだけ??特殊な始まり方するなぁ。こっちまでドキドキしてくる…


「さてもさても、博多の夜長はムラムラして」

うそだろーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!???!!!!!!


「夜長は」で何なのかを把握した瞬間。保てるのか心配をしていた私のテンションは、ここで最大瞬間風速を記録しました。テンションが爆上がりどころではなく許容範囲を突破してしまったのか、身体を折り曲げて息苦しい程笑った。無理ですってこんなの。

会場が爆発したみたいにどっと沸きました…。この発想!完敗!!!

YouTubeで、しかも年齢制限つきでの公開。今の芸風となっては、もうこの先披露されることは無いんだろうな。深夜番組でもいいから、一回ぐらい今の二人でやったら面白そうなのに…と思っていた。あの伝説の…!おてんが様ーー!!!!

記念単独ライブの締めですよね?!開幕で口上やってたライブですよね?
一体何考えてるんだこの人たち!!?最高にも程がある!!!

頭の片隅にも浮かばなかった。期待を上回って来るどころではなく、油断してたら異次元から急に殴られたみたいな感覚。溢れるすゑへの愛と、絶対に見ることはないと思っていたものが繰り広げられている謎の感動。それから、最後にこれを持って来ようと考えた二人の楽しそうな悪戯心というか、最後の最後までお客さんをびっくりさせよう、喜ばせようという気持ち。色んなものが押し寄せて、多分一番笑った。笑い過ぎて涙出ました。

おてんが様の登場でも息の仕方分からなくなる勢いで笑った。実物を持っていらっしゃる!!!

そして南條さん「お子様は、いらっしゃいませんね?!」と見回し、「…約一名ほど、いらっしゃいますね」と俯き笑いで目を泳がせる。「保護者の皆さまは、責任を持って、目を隠すなり!耳を塞ぐなり!!お願いいたします!!」

力強い注意にまた大爆笑。

「某の寿が残っておりまする!」のところで、おてんが様が「これぐらいがちょうど良い」と預かった後。「たくさん出たのう!」と原型よりひどいアドリブを入れてくる。何度でも言うけど記念単独ライブ、最後の締めですよね!これはひどい!!最高!!小鼓を構えながら「気持ち悪っ!!」と二回、小声で吐き捨てながら笑う南條さん。おなじみの「某、早漏で候!!」の朗らかな良い声で締め。ありがとう、おてんが様!!!

余りに良い声だから更におかしくて。会場は拍手と大笑い。この構成を思いついた時さぞかし二人は良い顔をしていたんだろうなぁ!!してやられましたな!!全くもう!!

エンドロールが流れ始めても鳴りやまないどよめきのような笑いと拍手。はっと引き戻されて、あぁ終わっちゃうんだな……と急に寂しさが押し寄せてきました。でも曲がMONEYなことに気づいてまた笑ってしまう。

ここにお名前のある皆さんへの感謝の気持ちとか、無事開催されて本当に良かったという思いとか。ここに無事こられて良かった、夢が一つ叶ったんだなと一気に様々な思いが押し寄せて、少しだけ涙目になりました。最後まで笑いたかったので涙目で留められました。

終幕!

ご当地Tシャツを持って出て来てくれた二人。全体的に福岡の熱気凄かった!!本当に嬉しかった、ありがとうございました。と御礼。「ただ、みなみのしまだけ信じられないぐらい滑ってた!」と南條さん。


そして撮影タイム。嬉しすぎて必死にシャッターを押してはいたものの、きっとブレまくってるんだろうなと思いながら。それもまた良き思い出。


一旦撮影タイムが終了し、もう一度出てきた二人。何やら巻物を持っている。

こっちからこう行く?と二人で巻物の開き方を相談して、するするとひろがっていく巻物。『8月18日(水)DVD発売決定!!』


やったーー!!!!!会場も拍手と歓声で大盛り上がり。この発表を、この場で二人の口から生で聞けたことも、本当に嬉しい!

最後は、ありがとうございました~!!お気をつけて~!と、幕が閉まるまで大きく手を振ってくれる三島さん、同じく小鼓を打ちながら左右にリズムをとる南條さん。幕が完全に閉まって、今の今まで夢を見ていたような不思議な気持ちと幸せでいっぱいでした。

ネタで登場するたびに、すゑひろがりずと申します!をやってくれたのが毎回新鮮な気持ちになって本当に嬉しかった…。きっと、幕が開いたら本物に会えて良かったという思いで泣くと思っていたのに、いざ見たら思考が止まってしまって、涙どころかいっぱいいっぱいになった事も予想外。

よく、芸能人が突然現れるドッキリで「うわー!ファンですー!!」と笑顔で握手を求めにいける人はまだライトなファンなんだろうな、とか勝手に思っていて。それが頭を過りました。心底大好きで、大好きとか大ファンという言葉さえ軽い程の想いを持った人を前にするとこうなる!!というのを、身をもって実証できたような。自分の場合はやっぱり予想通り、茫然として固まるし声も出ないパターンでした!

ネタの間にもふと不思議な感覚になって、噛み締めるように現実味を思い求めてるのか細かいところを見てました。やっぱり南條さんのちょろっと出てる前髪とか、三島さんの後頭部とか。

本物を見て、また色んなことを発見した気がします。近くで見てもやっぱり二人がずっと楽しそうにしていること。南條さんの声は本当に良く通ってかっこいいし、三島さんの扇子の開き方もかっこいい。勿論二人が本当にかっこよくて面白くて、部屋に着いた後ぐらいから車で帰る道中もずっと、思い出す度に胸が苦しくなっていました。これは恋かもしれない。


こんなに長い、レポとも言えないようなただの感想日記のようなレポをここまで読んでくださって本当にありがとうございました。もし、このレポで抜けてることを思い出したり、ここは元々はどうだったのかなという他の公演に行っていないと分からない謎の回答とか。あったら是非教えてください、そしてぜひ語って下さい。

余りにたくさんの笑いと幸せを与えて貰って、この恩義に報いるには、某は一体どうすれば良いだろうか……、とそれこそ何時代か分からないようなことを何度も思いましたね。
更にファンになって、永遠に好きでいるし応援すると決めました。

後半の公演も全て無事に開催され、千秋楽を迎えられますようお祈り申し上げます!!!

ありがとうすゑひろがりず!!大好きだ!!!














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?