幸汰

内向しがちな思考と転向しがちな嗜好を試行錯誤しながら2020年1月末投稿開始。植物語を…

幸汰

内向しがちな思考と転向しがちな嗜好を試行錯誤しながら2020年1月末投稿開始。植物語を覚えたい。どんぐり拾いが好き(2021年1月現在)。

最近の記事

8時22分 境内を出る と 雨 コメダ珈琲で 雨宿り

    • 7時に家を出て 7時21分発  鎌倉行きのバスに乗る 7時55分着 白旗神社に参拝

      • 冬空の鼓動

        ほんのささいなきっかけで、何も動かなくなってしまう時がある。 何を見ても 何を聞いても 心が動かない時がある。 「青空を見なさい」と教わったけれど、こんな日に限って雨模様の曇り空。 「なんだかなぁ」と思いながら、冬枯れの樹々を写真に撮った。 へたくそな写真を何とかならないもんかと、あれこれいじっていたら、空を廻る血管のように見えだした。 何も動いていないよう見えても、樹々の中では、きっとものすごい勢いで春への準備が進んでいるんだ。ごうごうと激流のような鼓動をたてて。

        • フランネルの子守歌

          フランネルとは、柔らかくて暖かな毛織物のこと。一般的にはネルと呼ばれる。 ウールやコットンから作られることが多くてその肌ざわりの心地良さは誰でも経験しているはず。そんな心地良さに包まれたらぐっすり眠れるかなぁと思った件 『フランネルの子守歌』毎日忙し過ぎるから 疲れ切ってしまったのね 終わらない仕事とか ややこしい色恋で もう考えたくない事や 聞きたくはないうわさ話  誰にも相談できないまま 誰にも解ってもらえずに おやすみなさい おやすみなさい 洗いたてのパジャマと ふ

        8時22分 境内を出る と 雨 コメダ珈琲で 雨宿り

          冬の華燭

          庭の風景がいつもと何か違うと思っていたのは、いつからだろう。暖冬で生暖かいせいなのかとも思ったけど、寒波が来てもその感じは変わらなかった。 近所を歩いていて気が付いた。アロエの花があちこちで咲き乱れていたんだ。南国原産のアロエの花は、毎年咲くわけではなく、生育具合、気象条件など色々な条件が重ならないと咲くことはないそうだ。 妙に鮮やかな花の色が、冬の景色にそぐわなくて、どこか妖しくて無意識に気になっていたようだ。嫌な予兆でなければいいけど・・・ 『冬の華燭』 緋は妖しく

          冬の華燭

          殺心者の戯れ詩(さつしんしゃのざれうた)

          自殺した詩人の言葉は、哀しく冷たく、それらは私の心を刺し抜いた。それは苦痛とも不快とも違っていた。 ここ数か月、抑うつ気分にやられていた。 突然やってくるこの気分になると、何も見ても聞いても何の感情も湧かなくなってしまう。全てがどうでも良くなって、心も体も動かなくなって引きずるような日常になる。加えて今回は「耳鳴り」が加わってしまった。病院で診断を受けても、特に異常がなく、まあとりあえずと処方された薬も効き目がない。 頭の中に壊れたエアコンを取り付けられたようで、四六時中

          殺心者の戯れ詩(さつしんしゃのざれうた)