しにがみの予想 アンタレスS(おまけつき)

おはようございます。しにがみです。

先日のマリーンカップ、今回こそはサルサディオーネがハイペースで飛ばすだろうと考えて予想を組み立てましたが、スローの溜め逃げ…。それでは当たるはずもありません。悔しいです。

今回は、皐月賞の裏ではありますが、個人的には今開催のメインとも言える、アンタレスSを攻略していきます。

◎ ⑧ オメガパフューム
○ ④ ウェスタールンド
▲⑮ ヒストリーメイカー
△ ⑯ オーヴェルニュ
☆ ⑪ プリティーチャンス
☆ ⑦ アルーブルト

全頭見解

① アナザートゥルース 松田 57
昨年のアンタレスSは熱中症の影響で大敗を喫しましたが、阪神コースでは重賞を4戦して馬券内を外したのはその1回のみ。
今週は比較的涼しい予報で、力を出せるコンディションにはあると考えています。
外枠を引いたら重い印を打とうと考えていましたが、痛恨の最内枠。陣営もいつものことにはなりますが、「外目の枠が欲しい」とのコメントを出しています。
前走のマーチSでは、3角でケンシンコウに外から被せられて失速。やはり、ある程度ペースが流れるところを揉まれずに走るというところが非常に重要になってきます。
すぐ外に逃げたいライトウォーリアがおり、ケイアイパープル、バーデンヴァイラーも前へ行きたいタイプです。
この組み合わせならハイペースで飛ばすか、東京大賞典のように無理やり外へ持ち出して追走するかといった形になりそうですが、松田騎手はどのように乗るのでしょうか…。
馬券的には能力はもちろん高いのですが、好走へは枠の並びがあまりに恵まれなかったので消し。

② ライトウォーリア 松若 56
阪神1800mではここまで4戦全勝しており、2着馬がそれぞれマテンロウスパーク、サルサレイア、リネンファッション、メイショウハリオと、全馬がOPや重賞で勝負になっている馬でした。
この馬自体は、ハナ必須ということではありませんが、揉まれること、被されることを相当に嫌う馬です。
テンの速さは内のアナザートゥルースの方があるはずなので、逃げるなら押していく必要があります。
外に持続力に長けたケイアイパープルが早めに並びかけてくることが考えられ、阪神1800でのみ別馬のように走るなどなければ厳しいと見ています。

③ カデナ 池添 57
前走マーチSでも最後方からの大外ぶん回しで1.0秒差5着。大健闘と言っていいでしょう。東海Sでも同じ競馬で5着と一定の走りは見せており、不気味な存在ではあります。
ただ、馬券内まで差してくるとは考えにくいので消し。

④ ウェスタールンド 藤岡佑 56
東京大賞典3着。7番人気という不当なまでの低評価でしたが、1頭だけ別次元の末脚で追い込んできました。
今回は休み明けになりますが、近2走よりは動けており、能力を発揮できそうな状態と見ています。
追い込み一辺倒のイメージですが、道中動くことも出来て展開に左右されません。上がり馬に人気が集中して、実績馬の評価が落ちるようなら狙い目だと考えています。

⑤ ケイアイパープル 藤岡康 57
ダートグレードで3連続好走。さすがに前走は相手が悪かったですが、能力の高さを示しました。今回は中央重賞への対応が課題になります。
揉まれ弱いので、馬群がばらける地方交流の方が能力を発揮しやすいのが一点目。時計勝負は苦手で、パワーを要する馬場が得意なところ、今回は重馬場想定というのが二点目。さらに今回は特に内目の枠を引いたことも対応を難しくしている印象です。

⑥ サクラアリュール 酒井 56

前走日経賞15着は芝なのでさすがに参考外としても、OP昇級後1800mでの好走は手薄なメンバーをテーオーケインズが一掃した昨年の名古屋城Sの3着のみ。
適性的にもメンバー的にも1900m以上の長丁場でこその馬なので、ここでは見送りが妥当と考えています。

⑦ アルーブルト 浜中 56
OP昇級初戦の名古屋城Sでは5着に敗れました。とはいえ、1勝〜3勝クラスでは阪神1800mを3戦全勝。中京1800mでは全敗しているあたり、ここで前走よりパフォーマンスを上げてくることが期待できます。
名古屋城S自体のレベルはあまり評価しておらず、前残りの馬場かつ、道中ペースが緩んだレースだったので、こことは全く違った流れになると考えています。
ただ、左回りだったにせよ、ニューモニュメントに差されているのがマイナスで、大きな課題になります。

それでも、グロリアムンディを逆転することは十分に可能(というか右回りならこちらの方が強いはず)なので、穴で狙ってみたいと思います。

⑧ オメガパフューム 横山和 59
右回りは重賞7勝をはじめ、10-5-1-1と鬼のような強さを見せていることは、今更改めて言うことでもありません。
引退レースだった前走の東京大賞典を勝って…一転現役続行。始動戦がここになりました。当然、能力は2枚3枚抜けていると考えていますが、恐らく目標は例年通り帝王賞でしょう。
斤量が不安そうには見えますが、59kgで2020年の平安Sを勝っています。その時の2着以下がゴールドドリーム、ヴェンジェンス、ヒストリーメイカー、スワーヴアラミスとかなりのハイレベル戦でした。(一度59kgで敗れたのも相手がチュウワウィザードなので問題ないはず)
テン乗りも課題ではありますが、普通に走れば圧勝まであるはずなので、高い評価をせざるを得ないと見ています。

⑨ ユアヒストリー 富田 56
仁川Sでヒストリーメイカーとアタマ差5着は大健闘ですが、休み明けで勝負度合いの低い騎手を起用し、おまけに下手に乗ったという相手に対し、馬群を上手く捌いての結果なら、さすがにまだ差があります。
距離短縮と馬場悪化でスピードをより求められるところに高いハードルがあります。

⑩ ニューモニュメント 小崎 56
OP特別で安定して走っていますが、自分の脚はしっかり使っているだけ。そういう堅実さは魅力ですが、重賞では差し届かず掲示板付近に終わっています。
ここでも相手は揃っており、馬券圏内には届かないと見ています。

⑪ プリティーチャンス 柴山 54
牝馬がマイル以上の中央ダート重賞(ダートグレード含む)で馬券圏内に入ったのはごく僅かということは再三にわたって書いてきている通りです。
それが昨年は4例もある、かなり異例の年となりました。メモリーコウは不良馬場で3着2回、軽い馬場で牝馬ならではのパワーの無さを補えたことが理由として挙げられ、マルシュロレーヌの平安Sも軽い馬場でした。日本テレビ盃のサルサディオーネはクリソベリルの不発と、それ以外のメンバーがあまりに手薄だったというもので、牝馬のレベルが劇的に向上したとは考えていません。(少しずつ上がっているのは事実と思いますが) 

さて、この馬の前走はエンプレス杯。スローペースに付き合って伸びきれず5着に終わりましたが、距離が長かったことや、苦手の左回りも影響したと考えています。
今回は牡馬混合になるのが非常に大きな壁として聳えていますが、みやこS5着など、ある程度通用する能力を見せています。距離短縮と右回りがプラスになり、3着ぐらいなら不可能ではないと考えています。

⑫ バーデンヴァイラー 幸 56

ダートで6戦5勝、マルシュロレーヌの弟という血統もあり、低迷する4歳世代最後の砦たる存在として注目を集めています。
前走の総武Sは、ハイペースに対応が難しいとして消しましたが、ハナ必須の逃げ馬タイガーインディが出遅れて万事休す。楽逃げのこの馬を誰も追いかけないお粗末な展開で、後続に0.4秒差の快勝となりました。
ただ、当日はかなり強い風が吹いていたとはいえ、3〜4F目に13秒台が続くスローペースで逃げながら、ラスト1Fで1.2秒減速している持続力の無さが課題です。
今回は大幅な相手強化に加え、先行馬が多く出てきました。ハイペースで持続力が求められる展開になると直線で止まる可能性が高く、それでいて世間的な評価があまりにも高いため、オメガパフュームと大差ない大人気なら今回も消して妙味を求めたいと考えています。

⑬ グロリアムンディ 坂井 56

こちらはダート4戦4勝。前走名古屋城Sは手薄なメンバーと前残りの馬場の恩恵を受けて、先行して押し切る形でした。
不利な馬場ながら差してきたニューモニュメントや、左回りでパフォーマンスを落としながら善戦したアルーブルトと内容的には差はないと考えており、それでいて3番人気は全く見合っていないと考えています。
結果を出しているのがコーナーで緩みやすく、芝馬のような瞬発力が生かせる中京コースなのも、ここで評価が出来ない要因です。
一気の相手強化とハイペースに対応し、かつこれまで見せていない持続力を発揮しなければ好走は難しいと考えています。(もしここで走れたら本物)

⑭ デュープロセス 秋山真 56
前走久々のダートながら、マーチSを6着と健闘しました。とはいえ、上位からはやや離されており、 さすがに1周コースの1800mは難しい印象を受けました。
ユニコーンS2着の実績がある東京1600mがベストと考えており、そこに出てくるまでは様子を見たいと思います。

⑮ ヒストリーメイカー 内田 56
二度使われて得意の阪神1800m戦に出てきました。マーチSでは0.7秒離されたものの、終始外を追走する不利があったので十分な内容でした。
ここでも本命にすることを考えましたが、勝ち切るまでは難しいことや、1頭別格の能力を持つオメガパフュームが能力を発揮できそうなところを考えて、▲に留めました。

⑯ オーヴェルニュ 鮫島駿 57
前走東海Sは良馬場を理由に評価を下げましたが、それでも2着に入ったのは確かな地力と感じました。道中砂を被りながらの競馬だったので、精神的な成長もあったのでしょう。
今回は得意な中京でなく阪神になり、ややパフォーマンスは落とすと考えていますが、重馬場でのレースになればその分はカバーできるのではと考えています。
勝ち切るまでは難しいですが、馬券圏内までは来れていいと考えています。

買い目

三連単
◎→○▲△→○▲△☆
○▲→◎→○▲△☆
馬連
◎ー○▲

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おまけ①

中山10R 京葉S

◎ ⑯サイクロトロン

雨の影響ある馬場に加え、大歓迎の大外枠。内からハコダテブショウが逃げて、この馬が好位外を取る想定をしています。前走は内目の枠で、外に持ち出すのに苦労してポジションが後ろになってしまいましたが、今回はその不安もありません。初戦からある程度動けるタイプで、持続力が生かせる舞台なら一発あると見ています。

相手⑤⑥⑧⑩⑬(複系推奨)


おまけ②

中山2R 3歳未勝利

◎ ⑨ リリーズメモリー

母はエーデルワイス賞勝ち馬のプチ良血。仕上がっていなかった上に適性外だった芝1600mのデビュー戦はタイムオーバーの大敗も、ダート替わりと距離短縮、ブリンカー着用で一変の可能性があると見ています。ここでダメでも、先々どこかで穴を開けると見ていますので、注目していきたいなと考えています。

相手は人気どころ⑥⑦⑧⑬

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?