結婚して子供を産まなくてもいい理由

どうも、ゴメスです。
最近はかなり少なくなってきた気はしますが、未だに結婚して子供を産まなければいけばいけないみたいな風潮がありますよね。

今回は、結婚できないと思っている方や、不妊治療で悩んでいる方に今のままで大丈夫な理由を説明します。

まず、生きる目的ってなんでしょう?いきなり壮大な問いですが、これは少し考えてみてほしいです。これは、あなたの人生の目的という意味でなく、生き物がなぜ生きようとするのかという観点で考えてみてほしいです。

で、こういうことは、動物なんかを見ると答えが見えてきます。生物学者は種を存続させることだと言います。

なんだそれ、と思われるかもしれませんが、これは割と決定的なことだと思います。

食欲、睡眠欲と並んで性欲が三大欲求といわれるように、子孫を残したいという欲求は生き物である以上避けられない欲求だということです。

だから、私はあなたの、「子どもを産みたい」という想いを否定することはしません。しかし、周りからの圧力などで産まなきゃいけないと思ってるならそれは誤解だということを解説します。

まず、生き物が生きている上で避けられない欲求である性欲ですが、これは種を残すために存在します。

そして、知能の低い種族ほど、多数の個体を産もうとします。例えば昆虫や魚、両生類なんかはとんでもない量の卵を産卵します。

これはなぜかというと、彼らは小さな子どもの時に死ぬ確率が高いからです。

昆虫は子が生まれる頃には死んでいるものも多いですし、魚や爬虫類は生まれたすぐに親が育てることはできません。

だから、何体か死んでしまっても遺伝子が残るように大量に子どもを残すわけです。

それに対し、鳥類、哺乳類といった進化の過程で後から誕生した、知能が高い個体ほど出産する数は減ります。

なぜならこれらの種族は、子どもが小さいうちは親が育てて、生きていけるように守っているからです。

私たちヒトに近いと言われているチンパンジーやゴリラは群れで生活し、子育ても群れ全体で行なっています。

私たちヒトも昔は親だけでなく、群れ全体で子育てをしました。ちなみに、「村」という言葉は「群れ」からできています。

群れの子育ての役割が、今は保育園や幼稚園という形に変わったということです。群れの範囲が日本という広い範囲になっただけですね。

このように、とっても大きい集団で教育(子どもを育てることをここでは教育ということにします) ができるのはヒトの特権です。

教育というのは、要するに種族が生存していく方法を教えるということです。そして、ヒトは他の動物が持っていない、言葉とそれを記録する能力を持っています。

情報を文字として記録して、それを長い期間残すことができるのはヒトだけなのです。

この能力のおかげで、多くの個体とコミュニケーションをとり、あらゆる環境で生き延びる術を身に付けることができたのです。

結婚して子ども産め?

ちなみに今、アフリカなどの貧困だった地域でも医療が発展し始め、出生率は跳ね上がりました。

日本は少子高齢化で人口が減少していますが、世界的に見ると、人口は爆発的に増加しています。

ちなみにわたしたちが黒人だとか白人のような人種といっているものは、チンパンジーの毛が濃いか薄いかの違いのようなものであり、生物学的に見ても人類は皆同じ種族です。

ですから、今、あなたがムリに子どもを産まなければいけない必要性はないわけです。

それでも、「日本の発展のためには子どもが必要だ!」とか言われたり、「自分の子どもが欲しい......」と思ったりしてしまうでしょうか。

ひとつひとつ答えていきましょう。

まずそもそも、「日本人」という枠組み自体が幻想です。たしかに、わたしたちは日本に住んでおり、母国語が日本語です。

しかし、外国に引っ越せば、そこの国籍を持つことができます。あなたはイギリス人にもタイ人にもブラジル人にもなれるわけです。

さて、日本人とはいったいどんな人のことなんでしょうか?今は海外に移動するコストも安くなってますし、国境で人を区切るなんてナンセンスです。

日本の人口が減ってるなら外国の子どもを受け入れてもいいわけです。そうして、自分たちと違った文化や離れた遺伝子を持つ人たちを取り込むことができれば、日本の魅力はますます上がることでしょう。

それでも「子どもを産まなければいけない」という考えを言うのは、自分がしたことを否定したくないからです。

自分がお腹を痛めて、苦労して子ども育てたという事実が、素晴らしいことだと思いたいわけです。だからあなたも同じことをしなさいという考えです。

ここまで人類の数が増えている中で、あえてあなたに「子どもを産め」なんていうのは生存戦略が魚や昆虫や植物と同じレベルです。

それよりも、貧しい地域の子どもたちが世界の発展のために働こうと思える環境を作ってあげることのほうがよっぽど重要ではないでしょうか。

それから、どうしても自分の子どもでなければダメでしょうか?

日本がいくら先進国といえども、若者の生活は少しずつ裕福なものではなくなってきています。

経済的な理由から中絶手術を受けたり、孤児院に子どもを預ける人たちは後を絶ちません。

あまり知らないかもしれませんが、親の愛情を受けられない子どもは日本にもたくさんいます。

そんな彼らを養子として受け入れてあげてもいいのではないでしょうか?

日本も昔は親だけでなく村や地域全体で子どもの世話をしていました。皆、自分と血の繋がってない子どもを育てていたのです。

チンパンジーだって群れで血の繋がってない子の面倒を見たりします。養子を家族として迎え入れることはなにもおかしなことではないと思うのです。

まぁ私は、そもそも家族は固定しなくてもいいという考えを持っています。1度結婚したらその人と、その人との子どもしか家族にしないという考えでは、離婚してしまって再婚した時に、自分の子以外を虐待するという悲しいけど事態を生んでしまいます。

家族っていうのはもっと流動的でいいと思うのです。血は繋がってないけど自分の子どもとして育てたストーリーに感動するのは私だけではないはずです。

結婚なんかしなくていい

ここまで出産しなくていい理由を挙げてきましたが、結婚もする必要がないことも解説しましょう。

先ほども少し話しましたが、そもそも今の結婚の制度は完ぺきと言えるでしょうか?

ドラマの世界では、恋に落ちた2人が結ばれていつまでも幸せに暮らしたなんて話ばかりですが、そんなことができる確率ってそんなに高いでしょうか?

人間というのは慣れる生き物です。「慣れる」というのは「適応する」ということで、この「慣れる」という現象が起こらないと、多大なストレスを感じることになります。

例えばですが、夏の始まりは、25度でも相当暑く感じますが、30度を超えるのが当たり前になると、25度でも涼しく感じたりします。

もし暑さに慣れなければ夏の間中ずっとぐったりしてしまって、全く動けないという状態になってしまうでしょう。

また、必死に集中せずに、パソコンのタイピングをしたり、料理を作るような方もいます。これも慣れです。

初めは、なかなかスムーズに行うことができなくても、慣れれば勝手に身体が動くようになります。

ヒトは慣れることでここまで生き残ることができたのです。そして、慣れるということは飽きるということでもあります。

初めは魅力的に感じていた相手も、次第に慣れてその魅力が当たり前のものになっていきます。

これはヒトとして至極当然の現象で、なにもあなたが飽きっぽくてダメなんてことはありません。

ヒトとは飽きっぽい生き物なのです。

結婚して、何年も一緒に生活している相手にトキメキ続けるのはとても難しいことなのです。

石田純一が不倫は文化だと言っているのはこれが理由です。何年も連れ添って、「夫(妻)が好き」と言っているのは、何度も同じ相手に対して恋に落ちている人を除いて、昔熱中したゲームやドラマや映画を好きだと言っているような感覚なわけです。

それに、一夫多妻制の国は今でもたくさんあります。一夫一妻制はもともとはキリスト教の教えなわけですから、キリスト教徒でもないあなたがそれに従う必要はないわけです。

それに、今の家族制度も、農耕社会で畑や田んぼを引き継がせるために作られた制度なわけです。

女の人が家庭に入るという考えはこの田んぼや畑があることが前提だった時の考えということです。

だから私は今の結婚観、家族制度は改める必要があると考えています。

そうは言ってもモテたい?

結婚したいというよりモテたいというあなた。もっと視野を広げましょう。

世界を見てみるのはいかがでしょう?あのブルゾンちえみもネパール人にはモテモテだったみたいです。

きっとあなたにもモテる国が何処かにあるはずです。

なにも外国とまで言わなくても日本人だけでも、異性は6000万人もいるわけです。これだけいて、1人たりともあなたを好きにならないなんてことがあり得るでしょうか?まぁ、その内の6割は高齢者なわけですが。

しかし、なにも恋愛対象を同年代に絞る必要はないじゃないでしょうか?ぼくの知り合いに、20代の青年と遊びまくってる40歳人妻がいますが、お互いとても楽しそうですよ?

マッチングアプリなんかを使ってみてはいかがでしょう。趣味の合う人と出会うには最適な方法だと思います。

いかがでしたか?結婚して子ども産むのは素晴らしいことです。しかし、それをしないのは素敵でないなんてことはありません。もっと今のあなたに誇りを持っていいんですよ。

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