楽しく生きてきたから過去を暗いものにしない。
2月18日で24歳になった。24歳という数字には19歳から20歳になったほどの興奮は特にない。年女だな~24って約数がいっぱいあって気持ちがいいなあ~くらい。だけど誕生日は大好き。昔をなつかしんで自分の過去と今との軌跡をたどれるいい機会だ。
いまでこそこんなに元気なおりんさんですが、昔々は大変な苦労がありました…
と言いたいところだけれど、苦労話は…ないなぁ。
中学校時代は人間関係でとても苦労したから、今のブログやSNSはそのときの自分に「大人の世界って広くて楽しいぞ」って見せるつもりで書いている…って内容を載せようと思っていた。
それらは本当のことだけれど、でも、それを書いている途中で違うなっておもった。
果たして当時の自分はそんなに不憫な人だったか。
確かに人間関係に一番苦労した時期だった。クラスでは女子はグループがつくられる。グループも連れションもくだらないので、便所も自分から誰かを誘うことはなかった。グループ感で仲違いが発生して巻き込まれたり、昨日まで仲良しだった友達が突然口を利いてくれなくなるということもあった。部活でも運動神経が悪いのもあって後輩にめちゃめちゃ舐められたりしてて家で泣いたこともある。
学校は基本的に気軽に転校できるものでもない。どこか自分のことをまったく知らない学校に転校したいとか、勉強もスポーツも万能で男子からも女子からも大人気の優等生になりたいといつも思っていた。悩みやつらかったことはノートに書き綴っていて今でも残っている。
過去に不幸があった主人公が人と出会う中でしだいに心を開き、成長していくストーリーは多い。だからわたしも昔人間関係に苦労したが、成長して人と出会いその苦労を解消してきた、という書き方をしようとした。だけれど、それを書くと自分の過去を暗いものとしてラベリングしてしまう。
違うんだよね。わたしはいつだってそのときそのときで人生を楽しんできた。
女子同士のグループや連れションが嫌だからこそ、ムードメーカーとして平等に接して笑わせてきたし、部活に関しても自分の技術を上げるための練習を楽しんでいた。ジャニーズにハマってアルバムをお小遣いで買って聴いて盛り上がった。一人で休み時間空を眺めていたこともあったし、生徒会に入って、部活とはまた違うメンバーでコミュニティを作った。色んな部活や教科の先生と仲良くしゃべっていた。先生はクラスの生徒の扱いに悩んでいたから、逆に自分が相談に乗ってアドバイスをしていた。卒アルではページいっぱいに寄せ書きをもらった。
今よりもっと考え方も視野も狭かったし、自分に自信はなかったけれど、わたしは昔からずっと強かった。置かれた環境でどういう対応をしていけばいいか、大人に聞きながら考えて乗り越えていた。
もちろん、失恋、進路、仲違いなどの突発的な出来事はあったし、それらはわたしにしばらくは暗い陰をおとした。高校では貧富の差と大人に対する理不尽さみたいなのを感じたし、コンプレックスや情緒不安定などの癖は長年にわたってつきまとっていて、解消するのにずいぶん時間と試行錯誤を割いていたと思う。
だから大変だったけれど、トータルで見るとわたしの人生楽しかったな。
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過去は変わらないから自分の解釈次第でいかようにもとらえることが出来る。わたしは楽しく生きてきたから、過去を暗く、今は最高!!という書き方はついついしたくなるけどやめる。「苦労は美徳」はナンセンス。**
恵まれていた、運も良かった、これからもそれが続くとは限らないし、これから笑えなくなるような出来事がやってくるかも知れない。でも、トータルで見て楽しいおもしろいなあと思えるようにしていきたい。そして過去を過小評価しないでいきたい。
ここで24歳の抱負。
年齢を全く無視して服を着たいな。「蜜のあはれ」のふみちゃんみたいな真っ赤なワンピースとか制服ディズニーも「24歳制服キツイw」で自虐せず、着たいから着る100%の気持ちで好きな服を着てジルバのステップを刻みたい。
好きな人とおなかから笑い、うまいものを食べて、たっぷり寝て日の光を浴びて起きる。そうやって毎日を美しくしたいなぁ。
24歳のおりんもよろしくメカドック。
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