女性が男にガチ恋する理由を利用する

自分語りが多くなることを許して欲しい。
ある時考えたことがあった。
なぜ彼女はこんなにも自分を好いてくれるのだろう。
なぜキプたちはこんなにも女性に優しくなくて女にだらしない自分と関係し続けてくれるのだろう。

外見とか、ステータスとか、自分よりも上の男が居るはずなのに、どうして彼女たちは自分を選んでくれるのだろう。そこで自分はモテのルールに反するとある行動を起こすことにした。

関係している女の子に片っ端から訊いてまわった。
「どうして俺のこと好きなの?」
当然これはモテのルールに反する。
そうやって訊くことは自信がない証拠だし、実際にそれを訊いても女の子が正直に答えてくれるケースは少ない。

だけどちょっとの手掛かりだけでも掴みたかった自分はマイナスな結果になることも覚悟して正直に訊いてまわった。

結果は予想通りで。上っつらな回答が多かった。
優しいところ、かっこいいところ、話を聞いてくれるところ... 
まあ無意味な活動だったな。そう思って少し落胆していて。
だけど本命彼女の一人にこの質問をした時だった。
すん、と彼女の表情が暗くなった。そしておそらく本心で(少なくとも自分にはそう思えた)理由を語ってくれた。

『○○(チバ)くんね、いつもいなくなりそうなの』

『いなくなるっていうのはね、私のこと嫌いになっちゃうとか、私と別れて他の子に行っちゃうとかそういうことじゃなくて』

『この世からいなくなっちゃう気がするの。こんなこと言うとね、変だと思われるかも知れないけど』

『たまにね、この人、自○するんじゃないかって思う瞬間があるの』


何も言い返せず彼女の話を聞いた。
心当たりが沢山あった。簡単な結論としては、いなくなっちゃうかもしれないからいつも気になって離れられない、ということで。
驚きを隠せなかった。心の奥底まで覗かれたような感覚になった。

これは昔からなのだが、自分は"死"について考えることが多かった。
過去にこんな記事を書いたことがある。
(死について https://nanpawars-blog.net/post-1384)


要するに、死んだらどうなるか、ということをいつもぐるぐる考えてしまう癖がありそんな自分が嫌だということで。

それは本当にいつもいつも考えることで。
なぜ自分は生きているんだろう、なぜ自分だけが主人公なのだろう、他の人達は本当に生きているのか、同じような意識が本当にあるのか、このゲームが終わり「画面を閉じたら」その先の世界はどうなるのだろうか。別の世界があるのだろうか。

小さな頃から大人になった今までずっとこの考えは消えないで頭の中に残っていて。

ナンパして女の子を抱いて一緒に寝る時とかもふとこの不安が出てくることがよくあった。
どうしたの?と訊かれることはあったけど、『死について考えてたでしょ?』と言われたことは当たり前だが1回もなかった。
ぼーっとしてたごめんといつも答えていた。
だからずっとバレていないと思ってこの年まで生きてきた。

それが女性に伝わっていたのだ。そしてそれが女の子を不安にさせていて。
自分は女性に暴言を吐いたりとか、きつい言葉を投げたりとか、そういう支配的なやり方では女性をキープしたりしなくて。
これもどうかとも思うが、基本的に優しい言葉や優しい態度を貫くけれども会わなかったり連絡を不規則にしたりして程よい距離の関係を維持することを実現してきていた。

でも実は別の部分が作用していて。
それが自分の希死念慮だった。
彼女に対すると言うより、世界に対する不安感。実存に対する不信感。
彼女が言うには、そういう部分が惹きつける部分、会わなきゃいけない理由、この人をなんとかしなきゃいけない理由になっていた、ということだった。

冒頭タイトルの秘技の部分を解説すると、
つまり女性は「相手を失うと本気で思ったときに初めて相手にガチ恋をする」ということ。
絶対的な安心や保証がなく、ちょっとのことで相手を失ってしまいそう、嫌われてしまいそう。
そういう感情があって初めて女性はガチ恋をするということ。
愛となるとまた話は違ってくるが、少なくとも「人間的な恋愛感情」という動物としての機能的部分においてはこのルールがかなりの高精度高確率で作用するということ。

だから女性を惚れさせるには基本的に常に不安定を維持すると良いということ。
もちろん不安定だけでは女性は離れていく。
時に安定を挟んでいく。
具体的に最も効果的なのは「会っている時に安定を提供する」こと。
会ってご飯やデートをしている時は究極に優しく楽しくする。そして会っていないでラインとかをする時は基本的にちょっと冷たいくらいで準不安定状態にする。
こうすることで相手の恋愛感情が最も高ぶるということ。

これをぜひ意識してナンパ活動・恋愛活動をして欲しいということ。
今回の記事の趣旨はこうだ。
そして自分語りの部分について。
自分に関しては自分でも気付かない要素でそれが行われていたということで。

自分の持つ希死念慮。
存在に対する危うさがそれを実現していたということ。
それはあくまで本当に極めて個人的な出来事で、想いで、自分でもそれが対女性ナンパ活動に影響を及ぼしているなんて全く考えていなかったということ。
だけどそれを指摘してくれた女性がいた。
とても言いにくそうに、こんなこと言ったら私嫌われるかもしれないと思いながら、申し訳無さそうに彼女は語ってくれて。

もちろんこれを模倣してくれという趣旨ではない。
これをテクニックとして使って欲しいという意味でもない。
あくまでテクニックに関しては上記した通りの安定と不安をコントロールするキープ術を使って欲しい。
「いきなり死について語ったら女性が食いつく」とかそういう意味ではない。

ただあくまで個人的な体験談としてこういうことがあったということ。
自分語りとしてこれが機能していたという事例があったということ。
それを少しシェアしたくなったということで。
ただやはり女性がガチ恋になるには上記のような法則があるということは間違いないことで。
その情報と一緒に自分の個人的な話を挿入してみたかったというだけのことで。

自分がナンパする理由もこれが関係しているんじゃないかと思うことも多々あって。
ナンパが好きなのは生きている実感が強く感じられる機会が多いからな気がして。
ガンシカもそうだし、弾丸即の快感もそう。
瞬間恋愛をした時の気持ちの高まりとか、急速に恋人になって裸で抱きしめ合っている瞬間とか。
生身の人間と強烈に触れ合う機会を切実に欲する理由がきっと自分の心の中のどこかにあって。

その理由はもしかしたら自分の弱い部分や欠落した部分が理由なのかもしれなくて。
それを女性から指摘されることで初めて実感したという出来事があった。
自分が思う以上に女性は色んなことを見抜いてきているし考えていて、それを怖いと思うと同時に少し信頼のような感情も生まれた。

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