女性に対して「いい人」になってはならない。例えそれが常識に反することだと思われても

男は小さい頃から「女性に対して優しくするべき」と教わって育つ。
男は何の疑いもなくそれを信じ、女性に対して優しくするように気を付けて幼少を過ごしていく。

中学、高校と過ごしていくうちに、少しづつ何かがおかしいと気付き始める。
どんなに女子に優しくしても全然彼女が出来ない。
一方でいい人の対極になるような、言い方は悪いがクズ男みたいな男の集団が、とっかえひっかえ彼女を作っている。

いわゆる「いい人」の集団は、全然女性に見向きもされていない。
一方で浮気をする、平気で妊娠をさせる、万引き・カツアゲ・暴走、その他非行を繰り返す集団の男がモテている。

疑問を抱えながらも、勉強を頑張り大学に入学する。
やっといい人が評価される環境になるぞと期待を寄せる。

だがそこでもモテるのは、チャラいテニサー、チャラいオールラウンドサークル、
飲みメインのスノボサークル、明らかに勉強はしていないであろう金髪の集団。

彼らがガンガンやりまくっている。何かがおかしい。
でも社会人になれば別なはずだ。そうして真面目に授業に出席し、就職活動を頑張り、良い企業に就職する。
そこで死ぬほど頑張って働く。

お金も貯めたし、社会的地位も獲得した。さあ彼女を作ろう。
知人が開催してくれた合コンで知り合った子とデートをする。ファーストデートは当然有名レストラン。

良い印象を与えたら一回目は当然何もせず解散。ここでがっついていない感をアピールする。俺はやりたいだけの男とは違うぞと。
そして二度目のデートは彼女が行きたがっていた水族館。もちろんお代は全部出す。途中、サプライズでネックレスをプレゼントする。

そして三度目のデート。奮発して高級レストランとバー。帰り道に夜景スポットで告白。
まさかの玉砕。信じられない。だが後日連絡をすると、もう一度会ってもいいとのこと。
ご飯が良いと言うので、彼女が食べたがっていた寿司屋を予約する。

そういうデートを繰り返していくも、なぜか彼女ができない。
一方、知り合いの同い年のサラリーマンが、本命彼女と付き合いながら年に数十人以上もの女性と関係していることを知って衝撃を受ける。
だが自分には関係のないことだと思い詳細は聞かないでおく。そして新しく知り合った子とのデートの店を新たに予約していく。

■「いい人」の特徴

いい人は、女性に対し以下のことをしなければならないと思っている。

・付き合わないと女性とはセクができない

・付き合うには3回のデートが必要である

・女性とのデートは高級レストランを予約しないといけない

・お代は全部男が出さないといけない

・女性には定期的にプレゼントをしないといけない

・複数の女の子と同時にデートをしてはいけない

・女性の要望には応えなければならない(女性がフレンチが良いと言えばレストランはフレンチでなければならない)

・女性に都合の良いエリアでデートをしなければならない

・女性が呼べばすぐ行かなければならない

・女性のラインにはすぐに返信しなければならない

・女性の愚痴や悩みは親身になって聞かなければならない

いい人は、これらの行動が「誠実な行動」だと思っているし、
「優しい男」になるための条件だと思っているし、

それが社会一般的な女性に対する男性がするべき、世間的に道徳的に正しい行動だと確信している。

さて、これらは男性側の意見であり、男性側の視点からの景色だ。
これが女性側から見てどう映っているのかを考察していく。

■女性は理性で搾取を行う。恋の場合は利益は度外視する

一言で言うと、いい人は女性にとって「操作しやすい人」である。

もっと言うと、「搾取しやすい人」である。
なぜならいい人は何でも言うことを聞いてくれるから。

女性は感情で動く、とよく言われるが、すべての100%の行動が感情で動いているわけではない。
女性も人間なので当然大脳新皮質を有しており、当たり前だが男性同様それは十分に機能している。

女性は理性を使い、計算する。
眼の前の男性とデートをすれば、これは多くの利益を得られるな、と。
演算して瞬時に期待値をはじき出す。

少なくとも3回はタダ飯にありつける。しかも高級なレストランで。
そうして行きたかった有名なフレンチのお店、行きたかったお台場のチーム○ボ、行きたかったお寿司屋さんを無料で堪能する。

案の定、男は3回めのデートで告白をしてくる。もちろん当然100%彼とは付き合わないが、ここでも計算する。
ここはきっぱりと断るより、「追わせる構図」を作り出し、もう少し彼から利益を得れないかと。

演算する。そうして『いまは彼氏を作る気分になれないの』と返事を濁し、『でも○○さんとはまた会いたいです。だめですか?』とつなぎとめておく。

こうして都合のいい男としてキープをしていく。その後男性側が女性の意図に気付いたり、付き合って付き合ってとワーワーキャーキャーうるさくなってきたり、メンヘラっぽくなって危険を察知しだしたら、

潮時だなとひとつため息をついて、サクッとラインをブロックする。
(そして女子会のネタにする)

ブロックしても全く問題は無い。なぜならこのような男性を複数キープしているから。

更に言うと、ケースによっては女性は男性の告白を受け入れる。
付き合ったほうがより得られる利益が大きいと分かれば、付き合いさえする。

付き合って存分に利益を享受して、セクロスせずバッサリ切るパターンもあれば、
さらにセクロスしたほうがより得られる利益が大きいと分かれば、セクロスをしさえもする。

セクロスをすると男性が強烈に粘着になる場合もあるため、そこは相手を見極めつつ、
得られる利益とリスクとを絶妙に計算しながら、次なるアクションを決定していく。

さて一方で、女性は男性以上に恋愛が大好きである。
恋愛も当然するし楽しむ。

その対象は上記に上げたいい人とは対照的な男たちである。
そちらは利益度外視、感情オンリーで付き合う。そして恋をする。本気のガチ濡れのセクロスをする。

男だけでなく、女友達からも『なんでそんな男と付き合うの!!!』と怒られるようなクズ男と付き合い、
天国と地獄を高頻度で繰り返しながら、恋のジェットコースターを存分に楽しんでいく。

いい人は刺激がなくつまらないので恋愛対象にはならない。

■なぜ男は「いい人」になるように仕向けられているのか

それは大多数の女性と、一部のヤリチンにとって都合がいいからである。

世の中の男がいい人だらけになったら女性は喜ぶ。なぜなら食事は全部彼らがおごってくれるし、
行きたいところは連れて行ってくれるし、かといって面倒くさくなったら簡単に切れるからである。

彼らは女性に対して優しく接するようにと洗脳されているため、いい人が増えれば無害な人が増えるのである。
何かあったらすぐ助けれくれるし、見返りは求められない。

ちょっと嫌なことがあれば助けを求めればいいし、いい人はなんでも相談に乗ってくれるし、何ならいろいろ調べてくれたり、
詳しい知り合いを紹介したりしてくれる。

いい人が増えると女性には得しかないのである。なので男性はいい人であるべき、というプロパガンダを盛大に行う。

それが「一般常識」となるまで宣伝を行う。そして世の中のヤリチン達はそれを見ながらも、それをスルーする。

なぜなら実はヤリチンにとっても、世の中の大半の男性が「いい人」である方がメリットが大きいのである。
その理由は、そのほうが相対的にヤリチンがモテるようになるから。

大抵の男性が「いい人」で女性にモテなければ、ごく少数のヤリチンはその希少価値が高まっていく。

大抵の男が女性を良いレストランに連れてってくれているので、ヤリチンはバーに連れ出すだけで良くなる。
大半の男の口説きはしょうもない内容なので、ヤリチンは普通に口説いていくだけで女性をどんどん落としていける。

そのためヤリチンは、この搾取構造の存在に気付いていながらも特に何も発言することはなく、ただ淡々と口説きの活動を継続していくのである。

■女性に対して「いい人」になってはならない。例えそれが常識に反することだと思われても

いい人になるのをやめよう。世の中の常識に従うのを辞めよう。

だからと言ってクズ男になれと言っているわけではない。
確かにクズ男はモテる。しかしクズ男でない人がわざわざクズになる必要はない。

不必要なことをするのをやめよう。
例えば女性を口説くのにわざわざ3回もデートをする必要はない。

女性とセクロスをしたいだけなのに、わざわざ付き合う必要もない。
その方が常識的だからと言って、ひとりの女性を口説く時は他の女性とのデートをやめる必要だって無い。

女性だって人間なのだから、セクロスが大好きなのだ。
誰だってロマンチックな出会いと、ドキドキするような口説きの応戦をしたいと思っているし、その夜に物語のクライマックスになるようなベッドインをしたいと思っている。

それを君としたいというストーリーで口説いていこう。ダメだったら、その子はやめて別の子にいこう。

なぜならチャンスはいくらでもあるし、女性は星の数だけいる。
自分に自信がついてくれば、今回はダメでも次に行けると自然に思えるようになる。

こうして行動していると、世間の常識とはかけ離れた行動が多くなってくる。
そのことについて、批判や批評を受けることもあるかもしれない。

だが実は、それこそが女性関係で成功している証拠なのだ。
なぜなら女性関係でトップの男は、すべてが例外だからだ。
行動、言動、ふるまい、結果、ありとあらゆることが普通ではないからだ。

女性にモテるということは、反常識的なのだ。
そしてそういう男性ばかりになってしまうと多くの人間が困ってしまう。
タダ飯をおごってくれる人が少なくなるし、アッシーメッシーが減ってしまうし、
都合のいい男性が絶滅してしまう。

だから多くの叩きを食らうだろう。だがそれらは全部無視してしまって問題ない。
批判してくる人の言うことに素直に従っても、女性関係は全く改善されないし、むしろ悪化するからだ。
そして批判する人は批判をするだけで、助けたり手を貸してくれたりは一切しない。
彼らはただ攻撃してストレスを発散しているだけだから。

いい人になるのをやめよう。世の中の常識に素直に従うのをやめよう。

不必要なことをするのを辞めて、ストレートに口説いていこう。
それが世間の常識と反することでも、気にせず行動していこう。

断言してもいいが、この記事が公開されても世の中は一切変わらない。
「いい人」は相変わらず男性の大半を占めているし、
「いい人」はいつも通り女性に高価なプレゼントをあげつづける。

ほんの数人でも、世の中のこの仕組みに気付いてくれればそれでいい。
ほんの数人でも心が動いて、変わろうと決意を固めて行動してくれればそれでいい。

理不尽だな、と思うことを変えていきたいという気持ちは少しある。
しかし結局は自分の世界を見る目を変えるほうが早いし、
考え方をちょっと変えるだけで世の中はずいぶん生きやすくなる。


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