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PR思考のススメ

”PR思考”のススメ

今日はツイッターのヘッダー作りますキャンペーンに至った思考術を図解で公開します!

少々長いので目次つくりました!

①PR思考とは?
②PR思考のコンテンツを作る”球体発想”
③PR思考の最重要プロセス”多面体発想
④PR思考の実行:時系列発想



①PR思考とは?

そもそもPR思考とはなんでしょうか?

伝えたい情報を流通させるのではなく、流通することを前提に、伝えたい情報を作り込む発想です。

PR思考はPR(パブリック・リレーションズ)広報業務から来ているのですが、
広告との対比で説明するとわかりやすいかもしれません

伝えたい情報を形にして、それをお金をかけて流通させる広告
伝わる、流通させるために逆算してコンテンツをつくるのがPRです

もっとシンプルに言うと、
コンテンツを先に考えるのが広告で
流通を先に考えるのがPRだということです。

この出口を想定して考えることをPR思考といいます。

PR思考の考え方
では、具体的にどのように考えていくのか?

大きく3つのステップがありますがこれは”形”で覚えてください。

球体と多角形と矢印です


②PR思考のコンテンツを作る”球体発想”

1番伝えたい内容を整理し、集約するステップです。
実はこれはPR思考ではありません。広告的思考で、伝えたいことを1visual,1wardで整理するプロセスで広告的なステップです。

有名なクリエイティブディレクターとスティーブ・ジョブズの有名やりもこのプロセスのことをこんな風に話してます。
「スティーブ、キャッチしてくれ」といって、紙の玉のひとつテーブルごしに投げた。スティーブは何なくキャッチした。
「これがいい広告だ」
「またキャッチしてくれ」と紙の玉を5つ同時にスティーブに投げた。
スティーブはひとつもキャッチできず、紙の玉はテーブルや床に落ちた。「これが悪い広告だよ」

これは広告だけでなくあらゆる企画や事業・サービズなどにも使える仕上げの部分です。

僕のツイートで言うところの、赤い部分です。


③PR思考の最重要プロセス”多面体発想


続いては多面体発想です。

多面体発想とは、実際にコンテンツが使用される場所を想定して、想定された場所をくぐるためのルールを反映させながらコンテンツを仕上げていく作業となります。

PR会社などではメディアに報道してもらうために、「〇〇カテゴリーを押さえるためには、〇〇のような人・素材・テーマが必要だ」といって、ルールををコンテンツに反映させていきます。

この作業はPRだけでなくあらゆることへ応用できると考えています。


たとえば今回は、細かい解説はしませんが、ツイッターでの投稿は下記のようなプロセスを経て考えました。


ユーザーへの図解コンテンツの魅力づけを行いたいというという方向性を導き出した後、いくつかポイントを整理しました。


さらにこれはレイヤー毎にも整理でき、マクロレベルでは媒体毎の想定を行い(分け方テキトーですみません笑)

今回は様々なメディアというマクロな想定した上で、SNS(twitter)に絞りました。

次はtwitterの中というよりミクロな想定に入ります


次にミクロレベル。人がSNSで消費するコンテンツの要素を洗い出し、今回相性の良さそうなものを全て含ませました。


解像度が高ければ高いほどマクロもミクロも全て考慮されている印象です。

実は順番としてはここで、

”RTでヘッダー作成します”という1Word 1visualのプロセスに入りました。今回は大型のキャンペンではないので、ものすごく機械的な一言でしたが、SNSに絞っていたので、十分受け手には伝わったんじゃないかと思います笑


④PR思考の実行:時系列発想

最後は時系列発想です。

どこにどういう順番で実行していくかというプロセスです。

複数のメディアを使う立体的な企画において非常に重要になるプロセスです。

今回の僕の企画は小さい規模しか想定できていなかったのですが、

例えばRTが数万単位になることを想定していたとしたら、

1.数万RTいく

2.話題のツイートとしてメディアへタレコミ

3.(ネタとして強ければ)掲載からの転載

といった風に広げられる可能性があったことを踏まえると、もっともっと壮大な企画として進めるべきだったのかもしれません。そこは反省です笑


3つ順番に話をしましたが、実際の思考の過程では決まった順番はなく、考えられることから埋めてくイメージです。

先にアイデアが出て答え合わせ的に結果が出ることも多々あるので、それぞれ、ものさしのようにチェック項目ツールとして使えば良いのかもしれません!

PR思考を使うことで、今まで小さく収まっていたものが大きなインパクトをもつコンテンツに生まれるかもしれませんので是非活用してみてください


記事や図解コンテンツに関して質問や相談があればいつでもご連絡ください。

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