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【競馬反省】【日本ダービー】


   こんにちは、勝ったら即日、負けたら月曜、大敗したら火曜に更新することがデフォになってきてるさめしまです。日本ダービー、いかがだったでしょうか?僕はまあ見ての通りなのですが、いい加減このレースと向き合っていかないとなと思いましたので反省を出す次第です。

予想



は ず れ

回顧

スキルヴィングについて

 触れないわけにはいかないでしょう。本命、17着でした。競走中止ではないんですよね。最後は歩くようにでしたが、完走しております。そしてゴール板を過ぎてルメール騎手が下馬すると、その場に崩れ落ちて動かなくなりました。急性心不全とのことでした。

 レースですが、課題だったスタートはもっさり気味もしっかり出てくれまして、中段後ろインで有力馬を見る形。そこから3角に掛けて徐々に進出し、4角では先団外に取り付きました。完璧な立ち回りだったと思います。正直貰ったと思いました。その時競馬仲間とボイチャを繋いで観てたのですが、「これスキルヴィングや!」と聴こえましたし僕もいけるぞ!と叫んでました。あとは道中しっかり溜めた末脚を弾けさせるだけ。
しかし数秒後、手応えを失ったスキルヴィングがズルズルと後退していくのを見て、「ああ、またか……」となりました。実は僕今年で3回本命がレース中に故障してまして、京都記念エフフォーリア、春天タイトルホルダー、で今回のダービーですね。馬券が外れたことより、やっぱりショックが大きいですよね。前の2頭は命に別状はなかったのですが、気が気ではなかったです。スキルヴィングもフラフラながらそれでも走り切ったので、また心房細動とかかな?と思ったのですが・・・。

もしも、なんて無いのが勝負の世界ですが、もしもあの瞬間をスキルヴィングの心臓が持ちこたえていたら。栄冠は彼にあったということは十分にあり得たと思います。絶好位でしたし、3着の⑪ハーツコンチェルトを軽くかわした青葉賞のことを思えば・・・。

 めちゃくちゃ苦しかっただろうに、ルメール騎手が降りるまで必死に耐えてくれたスキルヴィング号に改めて感謝と、心から冥福を祈りたいと思います。リアタイで馬券を買った競馬ファンとして、彼という馬がいたことを忘れずにいたいし語り継いでいけたらと思う。

【最も運のある馬が勝つ】
 
さて、ここからはあえて②スキルヴィングのことには触れません。勝者は称えられる権利があるし、競馬は続いていきます。レースを振り返っていきましょう。勝ったのは⑫タスティエーラでした。皐月賞2着、4番人気単勝8.3倍。美味しい馬券でしたね。うーん買えなかったのが悔しい。
まあしかし父がND直系のサトノクラウンで母父マンハッタンカフェ、これが令和のダービー勝っちゃうんだから、血統論なんてのも一筋縄ではいかないものです。僕は血統というかレースぶりからして今の府中の高速馬場ではやや速度負けするかな?どちらかというとしぶとさや機動力を生かして立ち回っていきたいのでは?と見まして。レーン騎手の前受けの競馬もどうかな~と思って手が出ませんでした。まさかこんなにスローペースになるとは・・・
決着タイムは2:25.2ですか。今年のオークス・青葉賞より遅い決着で、本質的なスピードより立ち回りの巧さが求められました。聖書にも「現代競馬は8割スロー、ハイペースになると思ったのにスローになることが実に多い」とありますが、そういうことですね。競馬は本質的に前に居た方が有利なのです。目黒記念といい今週はそれを改めて思い知りましたね・・・。
4角タスティエーラは4,5番手のところでしょうか。あとはもう気持ちでゴールまで持っていった感じ。レーン騎手も2019は断然人気を背負ったサートゥルナーリアでまさかの4着に敗れるなど悔しい思いをしてきましたからね。うれしいでしょう。せっかくのダービーのウイニングランがああいうことでざわめき多数だったのは少しかわいそうですが、改めてタスティエーラとその陣営の皆さんにおめでとうを。タスティエーラ買った人にはおめでとうは言わない!馬券購入者はみんな敵です!!次は覚えておきやがれ!!!

「ダービーは最も運がある馬が勝つ」なんてよく言うセリフですが、この結果を目の当たりにすると、重い言葉ですね。タスティエーラが運だけという意味ではありません。全馬が当然のようにベストを尽くし、極限の仕上げでターフに立つダービーだからこそ、最後の数パーセントの運で勝敗が分かれてしまうんです。タスティエーラは恵まれたと思います。スピード能力を求められにくいドスローで先行、最大のライバル⑤ソールオリエンスは馬群で囲まれ追い出しが遅れ、⑭ファントムシーフも後方待機が裏目。⑰ドゥラエレーデの鞍上が誰もいない・・・
しかしそれでもそこに居れたから、インを突いた①べラジオオペラやあとから来たソールオリエンスの猛追を振り切る足があったからこその栄冠。
ただこれで東京適性が高いのか、と言われてもちょっと困る内容。ジャパンカップとか出てきたらどうしようね?まあ低い事は無いんだろうが。
元々菊花賞タイプと言われてただけに、菊の舞台は素直に楽しみですね。1or2番人気は必至なのでよくよく考えて取り捨てする必要はありそうですが・・・。

【買った馬・気になった馬回顧】
⑤ソールオリエンス
 断然の人気を背負って二冠を期待されましたが、2着でした。横山武史騎手も一昨年のリベンジとはならず。この年でダービー1倍台を2度背負うのもすごいですが、どっちも2着なんてのもすごいですね。嫌味ではなく。2着も連対ですからね、十分すごい。断然人気背負って吹き飛ぶ人馬なんて毎開催のようにいるからね・・・
レース後武史騎手が絞り出すように「運が無かったです」と言いましたが、総じて言えばその通りでしょう。こんな極端なスローペースにならなければ、こんなにガッチリ囲われなければ、楽にこの馬が抜けだして二冠達成した図もあったと思います。ただまあそれも能力と言えば能力。この馬がリバティアイランドくらい抜けて強ければ構わず圧勝してそうですし、立ち回りにしても武史騎手がこの事態にもう少し早く気づいてポジションを変えていればと思えなくもない。ミスとは呼べない微妙な判断のズレがこの舞台だと1着2着を分けてしまうんだなって。
ある意味、今日武史騎手が簡単にダービージョッキーにならなくてよかったのかもしれない。彼にはもっと苦しんでもらって、もっとすごいジョッキーになるところを見たいという気持ちも。そしてできればエフフォ―リアの子でダービーを・・・

馬の話に戻してもちろんこの世代では最上位の力があることは改めて証明しましたが、桜花賞で展開をひっくり返して見せたリバティと違って、展開バイアスで転びうる常識的な強さの馬ではあるということが分かりました。いやリバティだって秋華賞でコロッと負けちゃうかもしれない。思い込みは良くない!(自省)
菊花賞もおそらく1か2番人気でしょうが、皐月で外に膨れたように操縦性の悪さは菊の舞台で明確に欠点なので、そこがどれだけ改善されるかに注目しておきたいですね。

⑪ハーツコンチェルト
 3着。青葉賞2着からこの結果は立派です。今日は松山騎手が非常に上手でしたね。スタート遅く後方からの競馬でしたが、コーナー順位を見ると分かるように徐々に押し上げていっています。一気に行ったら足が無くなるので、徐々にってのが難しいしそれができるあたりやはり栗東の若手筆頭格というだけはあるでしょう。たまにこの世の終わりのような騎乗ミスをしますが、僕は松山騎手は好きですね。逃げても上手いです。
菊でも楽しみなところですが今日は完璧に乗れすぎた感はあります。あと馬自体かなり不器用なタイプで、非根幹というよりはやっぱ東京2400が合ってたのかなあと。セントライト記念に出てきたら割と危険な人気馬になりそうです。

①べラジオオペラ
 4着。3着とはハナ差でした。やっぱダービーの1枠怖いですね・・・。まあ皐月賞は色々あって全く力を発揮できなかったので、見直しの余地はあったと思います。インを突いて猛然と伸びてきたときはこの馬が勝つんじゃないかと思いましたが、最後甘くなりましたね。距離か、流石に仕上げにお釣りが残ってなかったのか。でもナイスファイトと言えるでしょう。将来的には2000前後が主戦場なのかなと思いますが、世代上位馬として秋もしっかり見ておきたい。

⑭ファントムシーフ
 7着。武豊騎手も言ってましたが控える判断がすべてでしたね。裏目でした。まあ名手武豊と言えどすべて正解を引き当てるなんてのは不可能ですからね。外枠からだし、勝ちに行く択を取ってそれが外れたということなのかな。本質的に距離も長かったのかなあとは思います。もしかしたら秋天路線かもですね。

⑱サトノグランツ
 対抗、11着ですか。うーん全くレースに参加してなかったですね・・・。行こうと思えば行けたと思うのですが、川田騎手は全く押していく素振りが無かったです。前で競馬をしていれば、こういう展開だっただけにチャンスがあったと思うのですが、そもそも会見からして川田騎手のトーンが低かったのが気になりました。川田さんは親切なことに、馬券購入者に暗にメッセージを贈ってくれるような発言をよくしてくれます。「絞り出すように勝ってくれた」京都新聞杯のあとでダービーを勝ち負けするほどの仕上がり・完成度には無かったのかもしれません。
僕はあの京都新聞杯見た目より強いレースだったと思ってますが、にしても先物買いしすぎたようです。反省。妙味にしても他に選択肢があったはず。
素直に菊を楽しみにしたい一頭。少しズブさがあるので京都の下り坂は合うと思います。

⑰ドゥラエレーデ
 君面白すぎないか?

次は宝塚視野なんですって。ええ・・・(困惑)

ダービーが終わりました、正直なところもやつきは残りますし後味は良くないのですが、前にも書いたように競馬は続きます。しっかり次の糧にしていきたい。
次は安田記念。・・・ってええ?台風!!?
勘弁してくれよ豪華メンバーなのに・・・まあしかしこれでチャンスが広がる馬は増えたはず。おいしい穴目が居ないか探していきたいですね。


今日のひとこと


シュネルマイスター「良馬場希望」

・・・晴れたらいいね


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