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日本皮膚科学会総会〜勉強メモ〜教育講演38 光線療法

いい時代になったもので、総会のe-Learningが結構な期間、見放題なので、のろのろと見始めています。

自分の勉強用のメモ、まとめです。続くかわかりませんが、時間ある時にちょこちょこみてまとめようと思います。(メモ程度です)
下部にWordファイルあります。(そちらの方が段落わけなど見やすいです)

第120回日本皮膚科学会総会 EL38-1 教育講演38光線治療の総復習とアップデート

【EL38-1 乾癬における光線治療】


特徴:
 局所治療でもあり、全身治療でもある
 種々の臓器障害があっても治療可能(内服PUVAを除く)
 乾癬の皮疹にのみ有効

種類:
 PUVA(内服・外用・バス)
 UVB(ブロードバンド・ナローバンド・ターゲット)

禁忌(ガイドラインより):
1. 絶対禁忌
I. 皮膚悪性腫瘍の合併あるいは既往歴のある者
II. 高発癌リスクのある者(dysplastic nevus syndrome,色素性乾皮症,過去に砒素の内服や接触歴,放射線(電子線・X 線)照射歴のある者など)
III. 顕著な光線過敏を有する者(色素性乾皮症などの遺伝性光線過敏症,白皮症,ポルフィリン症,光線過敏性膠原病など)

内服 PUVA の場合
Ⅳ 妊娠中あるいは授乳中の女性
Ⅴ シクロスポリンやメソトレキサート治療中またはその既往がある場合

2. 相対禁忌(避けたほうが良い症例,実施の際には厳重な経過観察が必要)
I. 光線過敏がある場合,光過敏性を有する薬剤,免疫抑制薬を服用中の者
II. 白内障,光線増悪性自己免疫性水疱症(天疱瘡,類天疱瘡など),重篤な肝・腎障害を合併する者(ただし内服 PUVA)
III. ソラレン過敏症,日光照射・PUVA 治療で乾癬の症状が悪化した既往を持つ者
IV. 10 歳未満の者(ターゲット型光線療法は除く)

① PUVA療法
 メリット 
  病変が深部でも有効
 デメリット
  照射前にメトキサレンなど準備が必要であり
  小児妊婦への安全が確立されてない
  色素沈着、発がん性
  遮光の必要性

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