『法廷のピエロ』読後感
『法廷のピエロ 京都ALS嘱託殺人事件大久保被告の告白』という本が出版された。『私の夢はスイスで安楽死』の著者くらんけ氏と大久保愉一氏の共著である。
私なりの読後感をここに綴る。
前提として、私は子供の頃から割と死や尊厳について考える方だった。
最初のきっかけは「日航123便機墜落事故」。この時、亡くなった方々の死そのものよりも、死ぬ直前に味わったであろう恐怖や苦痛はいかばかりだったろうかと子供心に慄いたものだ。それを大人に言うと「人が亡くなったのだから悲しいと思いなさい」