Smokyquartz

「今」思っていることを記録していくところ。 あの時はこう思ってたんだな、が見返せるとこ…

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「今」思っていることを記録していくところ。 あの時はこう思ってたんだな、が見返せるところ。 変わるかもしれないし、変わらないかもしれないし、なところ。

最近の記事

周回遅れで映画「怪物」を見た感想

去年、坂本龍一が遺した音楽が使われている映画、とだけの情報で見るつもりでいた映画「怪物」。 万引き家族さえ見ていない私は、制作陣の凄さも分からず、賞レースにも無関心、とりあえずそれよりも教授の曲聴かなきゃ、だけで視聴を開始した。ある意味レアケースであろう。 これだけ前情報を仕入れずに見たため、一章あたりは何かサスペンス映画なのかと思った。ヒトブタと聞いて攻殻機動隊を思い出したりした。二章もホリ先生の添削前まではサスペンス要素を疑ってなかった。まあ、ちょいちょい出てくる「普通

    • 【ネタバレ感想】Syn : 身体感覚の新たな地平byRhizomatiks × ELEVENPLAY

      今年、良質な映画やライブ、質よりレア度の高い(なかなかチケットの取れない)ライブ等、色々鑑賞することが出来た。 その中でもインパクトで群を抜いていたのがTOKYO NODEで開催された、Syn : 身体感覚の新たな地平by Rhizomatiks × ELEVENPLAYだった。 最初、回遊型のライブと聞いて正直「めんどくさい」と思った。 座って鑑賞したい。日常生活は送れるが、あまり体力がない私は正直そう思った。 ただ、ティザー映像があまりにも好みすぎてチケットを買った。何

      • 映画【茶飲友達】観た話

        ※ネタバレ前提で書いてます。 日頃そんなに映画を見ないのに、去年あたりから割と邦画を見るようになっている。 今年最初に見たのは【エゴイスト】、次が【茶飲友達】だ。 どちらもフックは強烈だ。 最初はクィア映画であり、次は高齢者の性という、どちらも観る人を選ぶ作品だと正直思う。 結論から言えば、私にとっては両方観て良かった作品。まだ3月だというのに、邦画でこの2作品を超えられるものに出会える気がしていない。 2つ共通に言えるのは、フックそのものを勿論含むけれど、その後ろにある

        • 人心掌握ヤンキー

          まだ20代の頃、東京は江戸川区のとあるマンションに住んでいた。 単身には広すぎ、ファミリータイプというには狭いマンションだったが、私と配偶者が住むにはちょうど良かった。 位置的にはフロアの真ん中の部屋で、一方のお隣さんにはほとんど会ったことがなかったが(夜中に悲鳴とか聞こえてきて、今だったら間違いなく通報していただろうと思う…怖)、もう一方のお隣さんは今でいうマイルドヤンキーな一家が住んでいた。 お父さんもお母さんも間違いなくヤンキー。 小さなお子さんが2人いた。 時々遊び

        周回遅れで映画「怪物」を見た感想

          不自由を経験するということ

          2022年12月に人生2度目の入院をした。 某大手総合病院にて右卵巣に悪性腫瘍の可能性があるとされ、連携先の特定機能病院(大学病院)にて入院・手術を行うことになった。 婦人科系の病気の中でも卵巣は厄介である。 何が厄介かというと、子宮頸がんのように直接細胞診が出来ないため、まずは画像診断に頼るしかない。MRI、CT、PET-CTとあらゆる画像診断を受け、境界性悪性の可能性が高いと言われたが、実際は開けてみないと分からない。 腫瘍にも良性、境界性悪性、悪性の3つの種類があるこ

          不自由を経験するということ