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詠う詩集

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シラフだったり、キメてたりする時に浮かんだ意識の煙が消えないうちに書き殴る。(エッセイ、コラム、詩など)
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2020年12月の記事一覧

死なないために逃げてました。年末の挨拶

ブラビー読者様、7日間noteを休みました。カウントダウンのように迫る大晦日に私の心のピントを重ねるのが怖くなり、過去行った自殺未遂の反省を活かし自己内対話を一旦中止しました。何も考えなくて済む生産性の無い活動をして逃走していたのです。極めて少ないご心配された方、何も告げずに申し訳有りませんでした。 それはstand.fmという音声配信で人畜無害無味無臭の平和な楽園に、私という猛毒有害の天上天下唯我独尊のLiveを行い、利用規約内で「表現の自由」をテストすることで気晴らしに

2年前のKilling Bell Christmas

有害なことだけを書くつもりです。しかし特定少数の人には良薬になることでしょう。この記事は私が振り返るためだけにあるのです。それでも覗いてみたいという人はどうかお気をつけ下さい↓ 2年前のクリスマス、すでに私は心が壊れていた。しかもまだ壊れていることも気付かずにただ身体が動かず仕事を休み、普通の内科で貰う軽い睡眠導入剤を飲んでるだけの状態。その自分を恥じていた。どうやって死ぬかについて1日の半分を費やし、残りの半分はどうやって死なないようにその考えを否定するかを思考する日々。

罪名の無き罪悪感

決して裏切ってなどないけど、許しが欲しい。 いつか傷付けてしまうだろうから、先に許しが欲しい。 もうお互いに我慢はしたのだから、今、許しが欲しい 許します。その言葉だけで私は救われる。 許します。それだけで愛していいのかと安心出来るのです。 許します。それだけであなたと私を幸せに出来る気がするのです。 それなのに 許せない私をどうか、お許し下さい。 笑って済ませない心の狭い、私をお許し下さい。 許すつもりなど最初からない、私をお許し下さい。 許しを求めて、孤独と共にして

我を忘れることすら出来ず

私の言葉。 目を覚ますように 腫れない程度に頬を平手で打ち 屈辱を味を舐めるように 辛酸の過去と暗い未来をかき混ぜて。 表現の自由、芸術には遠くても 掴めない煙を言葉に写して。 黙ってはいられない 情けない色のインクが溢れてくる。 我を忘れられた そんな言葉が残せたなら。

声と活字の色は美しいとでも?

私は耳が良いらしい。 声は色。 声が心の色を教えてくれる。 全てが心地良いものではないが色がよぎる。 考えていることは分からない。 ただどんな色の状態かが伝わってくる。 隠しても私はそれが覗ける。 これが営業系コールセンター、外資生命保険、林檎に買われた能力だ。 最大公約数を染め上げる言葉も用い 素数を発見する耳も持つ。 鼻は効かない。 声を聞けばどんな仮面を被っても色が分かるだけだ。 そしてそれは営業系の仕事をしていたら備わるものではない。 幼少期から住む場所

一寸の寄生虫にも五分の魂

何も出来ない。 空っぽになった。 もう何かを与えることが出来ない。 もう誰も救えない。 それが歯痒い。 むしろ誰かの言葉が私を優しくを包む。 それも悲しいのだ。 その人の隠しきれない苦しみから 私を優しい言葉で包んでくれる。 情けないのだ。 その言葉に甘える私が。 もう誰かを救う力がない。 この世界にいては重しになってしまうだろう。 こんな世界にしたのは私。 誰かに苦しみを与えてしまうのも私。 寄り添ってもきっと私のほうが重いのでしょう。 申し訳ないのだ。

欠落していた、正解がなかった選択肢

間違えてゴミの日に抗精神薬や睡眠薬全てを捨ててしまった。 危ない、入りかけた。 闇を覗き過ぎた。 こうも薬がないと目が冴えてしまうのか そして闇の先は真っ暗だった、まだ深い。 ひょっとしたらブラックホールかも知れないから怖くなって戻ってきた。 選択肢は二つ。 安定剤だけの束はあるので内臓のダメージを選びトリップするか オランダへ飛び、麻をほんの少量でも入れるか。 すでに抗精神薬が切れてる冷静でない私は後者を選んだ。 その中で筆にした手記です。 心の奥を書いている。 過

うるさい烏(カラス)を殺して

泣かせてしまう、それでもあなたは離れない。 これからも泣かせてしまう。 いつかは離れてしまうことでしょう。 だから今は笑って、もっと笑い合って。 繋ぎ合った手も、しっかり握り合った手もいつか。。 これから抱き合ってたとしても。 いつまでもありがとうと言うのでしょう。 だから今を見て、今だけを見つめ合って。 人目に晒されて、三千世界の烏(からす)が煩くて。 言葉も身動きも取れなくってしまう。 いつかの過去を悔やんでいるのでしょう。 だから烏を殺して、自由で殺し続けて。 非

あなたたちが、わたしが時間のひだ

たくさんの彷徨った、意識が入ってくる。 たくさんの辿った、軌跡が入ってくる。 いつの間にか、私の一部になっていく。 いつの間にか、私から隠れていく。 もうこんな時間になっていった。 もうこんな年齢になっていった。 あなたたちは、どこかにいて わたしだけは、ここにいて あなたたちに、わたしが入っていく。 わたしにも、あなたが入っていく。 遠いけど最速の電波に乗せていく 近いけど情動の言葉を届けていく あなたたちも、透けて見えていって わたしは、透かして見させていって

鳴らない鐘の夜露

誰かの孤独が触れた。 孤独と孤独が触れ合った。 鳴りあった、孤独の鐘が響いた。 それぞれの音は違えど空気を揺らした。 私の鐘を通り過ぎた、私は共鳴しない。 遠い鐘の鐘は涙まで流している。 鳴らない鐘を見つけた。 その鐘は孤独。 その孤独に触れた。 私が鳴った、私だけが。 その鐘は孤独。 鳴らした孤独。 鳴らない孤独。 二つの孤独が並ぶ。 並んでしまったら、孤独なのだろうか。 並ばないほうが、孤独なのだろうか。 鳴らしたほうが、孤独なのだろうか。

狂えられるから、読者さまへの手紙

親愛なるあなたへ 狂っている。 私が狂っていると多くの人は言う。 私に言わせれば多くの人が 盲目の 思慮の浅い 鈍感な痛覚の 信仰心だけは強い 踊り方も知らない 遊び方も知らない 笑い方も知らない 泣き方も知らない 悲しみも知らない そんな狂えない人に 私は狂ってると言われている。 私は返す言葉は 狂えるような世界でないと燃えられない。 依存さえ出来ない世界では魂を焦がせない。 感謝もしてるが、もうすぐ尽きるかも知れない。 このままでいさせて欲しい迷惑だけはかけない。

星を、星の数を丁寧に

見上げていた。 数えても、数えても数え切れるはずもなく 広くて光の少ない場所で丁寧に。 瞳を閉じてみた。 考えても、考えても尽きることはなく 瞼の裏の星を数えていく丁寧に。 星が繋がった。 うねって、うねってとまることもなく 空間や人になっていった曖昧に。 ただ眺めた。 浮かんで、浮かんでは消えて残ることもなく 最後に映った景色がうっすら曖昧に。 声を聞いた。 切り取って、切り取っても繋がることもなく 胸が熱かったり冷たかったり明確に。 心が開いた。 喋っても、喋っ

不眠症の悲観論者エッセイ

感情とは時間なのだろうか。 私の生きてきた年齢の時間を振り返ると悲しい感情になる。 幸せだったことも考えようとすることも出来るが あっという間に差し引きで悲しい感情が大きく上回る。 ペシミスト(悲観論者)という言葉では簡単には抑えられない。 世の中には私のような差し引きをして幸せな感情になれる人はどれぐらいの割合でいるのだろうか。どんぶり勘定でいいから誰かと比較しての差し引きをするのではなく、ただ己の感情に向き合って。。 今が悲しいから、だからただ今が悲しいだけ? そ

「欲は捨てました。」

欲に耐える欲に浸かっています。 「欲は捨てました。」 それを言いたい欲に負けました。 新しい欲を求める欲がいます。 足りません、まだ足りません。 その欲に負けないように今の欲で耐えています。 「欲は放り投げました。」 投げても取りに行ける距離でした。 いざとなれば、いつでも幾らでも。 散らかっています、さらに散らかっています。 その欲を拾わないように今の欲で満たしています。 「欲ぐらいはあってもいいじゃないか」 私の欲をその間に挟むために言いました。 なのであなた