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犬飼_あおに学ぶクッキー☆声優の引退と素材の保存

まえがき

皆さんこんにちは。
ニコニコや旧ツイッター等で
ソムくんのガチ恋ストーカーというHNで
活動していた者でございます。

本日は、クッキー☆声優である犬飼あお さん
の声優活動引退を受け、それらに対する
感想や意見などを書いていこうと思います。
拙い文にはなりますが、どうかお付き合い
いただけると嬉しいです。

犬飼あお とは


犬飼あおとは、正体不明☆で封獣ぬえを、また
東方M-1ぐらんぷり第8回及びEXにて
秋穣子を演じた声優さんです。
実況界隈で一世を風靡したとかなんとかという
噂ですが、正直最近まであまり
存在自体を知りませんでした。
クッキー☆レベルの低さが出ていますね。

引退について


こちらのポストが詳しいのですが、
犬飼あおさんは2023年8月29日に声優としての
活動を引退する
ことを発表してしまいました。
また犬飼あおとしてのXやCi-en、HPなどを
9月5日に完全に削除するとも発表しており、
本当に突然姿を消すこととなってしまいました。

実は、僕は別に犬飼あおさんをフォローしていた
わけでもなく、活動を監視していたわけでも
ありません。
…ではなぜこの突然の引退に気づけたのかと
言いますと、あんまり言いたくない話
なんですがエゴサです。

クッキー☆ちょっと関係ない合作が
公開された後、どこかで東方M-1ぐらんぷりが
話題になっていないかと思いXにて検索を
かけたところ犬飼あおさんが偶然ヒットし、
引退の話を聞きました。


犬飼あおさんのSNSを見ていくうちに
このタイミングで引退を知ることができた奇跡
に、一種の運命のようなものを感じました。
そして、これらの素材が全てインターネットから
抹消されてしまうのはダメだ、と思い
音声素材や投稿されていたイラストなどを
片っ端から保存しました。

(文の最後にリンクあります)

そんな作業を行っている間にふと思ったことが
あるので、書いていこうと思います。


今回の素材保存に意味はあるのか


自分は東方M1ぐらんぷりがすごい大好きなので
それに出演している声優さんが突然引退する
という話を聞き、本人を全く知らなかったにも
関わらずものすごくショックを受けました。

今まで見向きもしなかったものを突然に
価値のあるものとみなして保存するなんて
こんな情け無い話もないんですが、それでも
いつか後悔することのないようにデータを
保存しました。

一方で犬飼あおさんをテーマにした
クッキー☆MADは片手で数えられる程しかなく、
実際ほとんどのクッキー☆愛好家が
この引退に気づくことができなかったのも
事実だと思います。

そこで僕は、
「この素材保存に本当に意味はあるのか」
ということを考えるようになってしまいました。
(それがこのnoteを書いた大きなキッカケです)


今回は、「素材的視点」と「歴史的視点」に
分けて、それらを考えていきたいと思います。

素材的視点

まずは素材として今回保存したそれを使う
場合について考えるため、他のクッキー☆声優
を例に考えてみようと思います。

まずはNYN姉貴を例にあげてみます。

https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im5875035より


養殖ボイドラ産の声優であるにも
関わらず異常なまでの人気を誇る、
クッキー☆愛好家に知らない人はまずいないで
あろう声優ですが、彼女が2020年8月に始めた
Vtuber活動から生まれた素材は今日に至るまで
クッキー☆MADにおいてほぼほぼ使われて
いません。(というかたぶん一度も見たことない)

(一応本人は自分の音声をニコニコで使わないでと
お気持ち表明しています。
クッキー☆愛好家は礼儀がいいですね。)

よって、素材をひたすら発掘する必要の
あった過去ならともかく、
飽和状態と化した今日のクッキー☆に
おいて、出演ボイスドラマに直接関係しない
音声素材は使われない
のではないか…
と言いたいところですが、

NYN姉貴に関してはそもそもある程度
使いやすい素材がそろっていることや、
既存のテンプレート(いわゆる材料屋)
にのっとってお話を作ればそれで
充分であることなどから、
素材を増やしてキャラををいちいち
ややこしくする必要がない
のだと
推測できます。そのため
それの証明にはあまりならなさそうです。



では今度は須藤沙織姉貴を例にあげてみましょう。

クッキー☆解説wikiより


ていうかお前誰だ!って思ってる方の
ためにご説明いたしますと、彼女はパチュリー
が爆発する
 というボイスドラマでレミリア・
スカーレット役を演じた声優さんです。
(例に挙げる声優を2,3人飛ばしてるんじゃないか
って感じですが、長くてもしょうがないので堪忍です。)

そもそもパチュリーが爆発する 
のMADはあんまり作られてないので
めっちゃ極端な例になるのですが、
先日投稿された
クッキー☆ちょっと関係ない合作 にて
須藤沙織姉貴の出演している地域広報ビデオ
がMAD素材として使用されている作品が
提出されています。

東方旧作のキャラって言われても普通に信じられる


繰り返しになりますがパチュリーが爆発する 
のMADはあんまり作られてないので、
須藤沙織姉貴に対するイメージやテンプレ素材
などは(ウケるかは別として)かなり構築の
余地があります。
そのためこういったインターネットの底の底に
ある素材も有効活用することができるため、
どんなにささいな素材でも存在するだけで
一定の需要と価値が生まれます。
(たまたま今回の合作の趣旨とマッチ
していただけで、普通に投稿してたら荒らし認定
まであったかもしれないですが)

こういった例から、今回保存した犬飼あおさんの
素材を保存することには、ある程度素材としての
需要が存在すると結論づけられます。

…とはいえこの結論はあくまで
「犬飼あおをMAD素材として使用する」
ことを前提として成り立っている
もののため、
犬飼あおさんをMAD素材で使いたいと思う人が
生まれない限り需要はまずです。

こんなこと言うと元も子もない気もしますが、
これはもうしょうがないですね。
そういうものです。

歴史的視点

クッキー☆というコンテンツはとても長い歴史を
持っています。そのデータはあまりに膨大である
ため、全貌を把握するのは至難の業でしょう。

そのクッキー☆を膨大たらしめる最大の理由と
しては、いわゆる風評被害が大きいです。
東方のキャラクターを使って作られた
ボイスドラマはまずクッキー☆とみなされ
ますし、東方キャラクターは使ってない
けどクッキー☆とみなされている作品に
参加している声優が出演していればクッキー☆に
なりえます。何なら上記二つを満たさないような
本当に全然関係ない映像作品ですらクッキー☆
認定される
こともザラです。

そんな膨大な情報がクッキー☆の特徴ゆえに、
情報ソースが消滅してしまっている事象や、
明確なソースの存在しないことづてのみで
残っているデータなども多く存在します。
(消えてしまった声優のツイートだったりとか)
また、悪意(正義なのか?)を持った人間の
手によってクッキー☆wiki等のデータを
改竄されまくる
可能性も0ではなく、
クッキー☆における一次ソースの記録は
非常に重要なことであると考えられます。
(ことづてのみの歴史ってのもまた哀愁が
あって悪くないですけども)

また、単純に考えても、情報はあればあるほど
キャラクターを構築しやすいし、歴史の解像度
を上げる役割も果たしてくれます。
そのためこういった素材の保存は、
歴史的視点から見てもある程度の需要があると
考えられます。

…とはいってもやっぱりこれは
「犬飼あおをクッキー☆の歴史に含める」
前提の話です。普通にクッキー☆コンテンツを
楽しんでいれば犬飼あおという名前を聞くことは
ほぼほぼないでしょうし、故に例えばBB劇場で
「このお話には犬飼あおを使えば
ピッタリだから使うゾ!」
なんて人はまず一人もいないと思います。

これもそういうものとしか言いようがないです。
ですが犬飼あおをクッキー☆の歴史に
含めている人ももちろんいるでしょうから、
そういう一太刀にとっての需要は間違いなく
あると思います。

結論

今回の素材保存に意味があるか、という問いに
対する答えとしては、先の二つの視点どちらとも
ありそう という結論になりました。
その一方で、犬飼あおに興味がなければ
需要もくそもない
という当たり前な事実にも
気づくことができました。


クッキー☆と不滅

東方ボイスドラマに出演しただけで
インターネットのオモチャにされてしまった、
クッキー☆声優の多くは現在
声優としての活動をやめてしまっています。
(意外と続けてる人多いけど)

そんな、多田野がホモビに出なければ、
何百万の淫夢厨に晒されることもなかった
ささいな存在の、個人情報やら音声やら
データというデータにとにかく蓬莱の薬を
ぶっかけまくり、不死を与える行為が
クッキー☆というコンテンツの
本質であると僕は考えます。

つまり、クッキー☆とは不死の薬なのです。
故に、クッキー☆が不滅なのではなく、
不滅こそがクッキー☆なのでしょう。




…と、この文を書いていて思いました。


おわりに

今回の文を通してまたクッキー☆に対する
自分の考えをひとつ深めることができました。
もし、この文を読んでみなさんの中でも
クッキー☆に対する解像度が上がったという
人がいれば嬉しいです。

最後に犬飼あおさんの素材集リンクを貼って
この文を終わりたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまたどこかで、ばいば〜い👋


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