見出し画像

7日間で上達!さいとうなおき式お絵描きドリルやってみた!!

はじめに

ファンタジーな世界観のイラストで副業絵師を目指すという目標を掲げ、日々画力という名の経験値をためレベルアップをしようと画策している”冒険者すみす”です。

今回の記事では先月の7/18より挑戦している『さいとうなおき式お絵描きドリル』がやっと終わったのでそちらの結果を報告していきたいと思います。

果たしてレベルアップできたのでしょうか?


挑戦にあたって

まず挑戦を始めるに至った動機ですが、これはまったくの偶然でした。
たまたまKindleでセールをしていたのを知り即買い。

タイトルに『7日間で上達!』と表記してあったので、すぐ読み終えるだろうと思ったからという何とも単純な理由と偶然が重なって挑戦を始めました。

しかし、この本、タイトルとは裏腹に内容はかなりハードモード。
自分は7日間どころかお盆を挟み約1カ月間かかってしまいました。

1カ月間この本と真剣に向き合ってきたわけです。

ですので、この本の効用をたっぷりと味わってますし、私の体験が本の購入を考えている人の参考になるかと思います。

前置きが長くなってしまいましたね。

それでは、私の体験を実際に描いた絵とともに伝えていきたいと思います。

※本の内容をすべて要約することはNG行為なので、大まかな流れをイラストを添えて伝えていくスタイルを取っていきます。


挑戦前のイラスト。
このくらいのレベルからどれくらい画力が上がるのか!?


DAY1 絵の描き方を今一度見直してみる


まずは『ラフ』の工程の見直しです。

私は普段からラフに入る前にテーマを決めていました。
その点は良かったようなのですが、さいとう先生はサムネイルサイズで大ラフを数点描いているようです。

私の場合、
とにかく大ラフを描いて悪くなければラフに突入。
その流れで線画⇒着彩というのがいつものお決まりパターン。

一枚絵に対しての試行錯誤は少なめです。

プロは絵を描くはじめの段階から工夫をこらしていたのです。

確かに、この段階で数パターン用意しておけば、その中からベストなものをチョイスできます。
一枚描いてそのまま清書をする人と比べると描く前から勝率がだいぶ変わってくるというわけです。


4パターンほど考えてみました。
低コストで絵の方向性を確認できるのでこの方法はいいなと感じました。

今回は上記絵①と③をラフにしてみようと思い描き始めました。

テーマはファンタジー×かっこいいです。


サムネサイズの大ラフで両方とも次の段階まで進めてみたいと思えたので、2作品ともカラーラフまで進めることにしました。


DAY2 ポージング練習

「己の今の実力の立ち絵を描く」というトレーニングを通して自分の苦手な部分を洗い出します。


アナログ(鉛筆)で描いてみました

気付きとしては服の回り込みによる立体感のなさです。

どの絵もそうなのですが立体感に描けている印象が否めません。

それを踏まえて「連続するポーズを描く」ことで改めて立体感を意識し直します。


DAY2後半は、アクションフィギュアにポーズを取らせそれを色々な角度から描くというもの。

実際に家にある可動フィギュアに「走る」ポーズを取らせ描きます。


地味なトレーニングを経て「全身の立ち絵をもう一度描く」ことで絵の情報量がアップしていきます!?


と言ったものの、そう簡単にはいきませんね。
なんかあまり上達が感じられません。

「ハァ~」(ため息)

DAY3 構図を使ったイラストを描く

DAY2にして早くもため息が漏れます。
気を取り直して3日目です。

ここで構図の勉強をします。
「三分割構図」「黄金比構図」などが有名ですね。

実際に構図を意識して絵を描いてみます。


シンメトリー構図を意識して描いてみました。

そういえば、今までイラストに構図を取り入れたことほぼないかもです。

DAY4 ラフを描き続ける

この本最大の難所。

「1日に13時間ラフを描き続ける」

ラフを描き続けることで無双状態に入れるのだとか。

ということで挑戦スタート!


主にジェスドロ


何を描いていいかわからない問題発生


さいとう先生このトレーニングハードすぎでしょ。

ギブアップ。

これ1日でやった人いるの?
(やった人いたらすごい!!)

私には、1日13時間なんて到底無理でした。

ここでこの本を7日間で読むことを諦めます。
自分のペースで進めることに。

よって、先生の言うところの”無双状態”は未体験でした。

DAY5 さいとうなおき先生のイラストを模写してみる

模写をするという課題です。

DAY4で挫折気味になってしまった心を回復したい。


ムズ過ぎる。

模写をしてみて初めて気づくさいとう先生の絵の凄み。

シンプルな絵に見えて、ずいぶん細かいところまで描き込んである。

当然とはいえ、プロとの差を思い知らされました。

改めて、私の絵ってプロから見たら未完成な絵なんだろうなと。

プロはいろんなところをとことんこだわっている!

DAY6 0からイラストを描いてみよう

さいとう先生流の描き方で0から一枚絵を描きます。


大ラフ⇒グレー⇒カラーラフ⇒着彩・仕上げ

私のやり方と大きく違う点。
それはいったんグレーに塗って形を整える作業です。

この作業を行うと確かにキャラクターの全体的な比率とかバランスが見やすいので、修正がしやすいです。

今後、取り入れていきたい工程だと思いました。

と、知識としては得たものがあったのですが、1枚描いただけではあまり効果が反映されてはいません。

このヘスティアの絵もラフからグレーぐらいまでは思っていた通りにいっていたのですが、カラーラフあたりから違和感のようなものを感じながらも進めておりました。

(プロならこの違和感、即取り除こうとする)

結果、でき上がった作品に満足することはできませんでした。

「あれ、ラフの方がよかったんじゃ」

一筋縄ではいきませんね。

DAY7 連作で自分の旨みを引き出す

とうとう何の成果も得られぬまま最終日を迎えてしまいました。

自分の絵にまったく納得がいきません。

こんなはずでは…

とにかくちゃんと最後まで終わらせよう。

それだけの思いで連作に取り掛かりました。

2つの作品を同時進行で進めていきました。

描くキャラクターは大好きなマンガ”葬送のフリーレン”より主人公のフリーレン。

テーマは”魔法”。

私はファンタジーが好きなのでそれに合った厚塗りで統一します。


フリーレン(雷の魔法)



フリーレン(炎の魔法)

雷と炎の2つの魔法を操るフリーレンをイメージしました。

連作に挑戦したのは今回で2回目だったのですが、集中力を保つのが難しいと感じました。

私は絵が完成に近づくと途中で飽きるのか一枚を突き詰めるのが甘いようです。

今回の”雷の魔法”の絵がそれに当たります。

「炎の魔法」の絵の方がイメージ通りにいったせいかそちらに比重を重くおき、雷の魔法の絵の方は集中力を欠いていた状態でした。

挑戦を終えて

まず、今回このような機会を与えてくださったさいとうなおき先生に感謝を。

結果として技術力という点で得たものは少なかったのですが、少なくない気付きがあったこと、そして何よりたくさん描けたこと。

気付けば今回の挑戦は当初の7日間を大きく上回る1カ月間(7/18~8/20)に変わっていました。

絵を描くきかっけとして最高の一冊だと思います。

また忘れた頃に再挑戦してみるのもアリかなと思いました。

さいごに

長文となりました。
最後まで読んでくださった皆さんありがとうございました。

少しでもこの本の良さが伝わったなら何よりです。

そしてお知らせがあります。

これまでnoteでは30本の記事を掲載してきました。

1ヶ月1記事を掲載することを目標にしていましたが、今後は不定期更新にしたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

それでは、また。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?