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心の彩度

「あなたの心の色は何色ですか?」
そう問われたら、あなたは何色と答えるだろう

今の私の回答は、「くすんだ黄色」




社会人になって2か月が過ぎようとしている今
私の心の色はどんどんくすんできている気がする。

学生の頃は、常に彩度が高かった。
美味しい食べ物を食べては感動して、
綺麗な景色を見ては感動して、
好きな映画やドラマに出会っては感動していた。
とても些細なことに喜んで、
とても些細なことに笑って、
とても些細なことに心を動かされていた。

けれど最近は、時間を追いかけるのに精一杯で、
ただ空腹を満たすためにご飯を食べて消化し、
綺麗な景色に気付く余裕もなく、
大好きな映画やドラマを見る時間も取れないでいる。

気付けばどんどん心の彩度が低くなって、
くすんできている。

くすんでいる色の中でもなぜ「黄色」にしたかというと、
常に焦っている気がするから。
私にとって、焦りは黄色のイメージ。

いつも、どこか落ち着かなくて、
例えると
渡ろうとしていた横断歩道の青信号が点滅して、
あ、急いで渡らなきゃ!
といった感じ。

そんな日々の連続。

きっと私が少し完璧主義なところがあるからだろう。
普段楽観的で適当で、O型代表みたいな私だけど、
スイッチが入ってしまったら、何でも完璧にしたくなってしまう。
だから、
日々書いているやることリストのチェック項目にすべて✓を入れたくて、
一つでも何かをやり残したまま眠りたくなくて、
焦って、
余裕がなくなって、
心のゆとりもなくなっているんだろう。


少しずつ、心にゆとりを取り戻していきたい。
「2023年は丁寧な暮らしがしたい」と以前noteにも書いたのに、
全く実現できていない。

時間はみんなに平等に与えられていて、
それをいかに効率的に使うかも大切だけれど、
もう少し、余裕をもって、
完璧主義のスイッチを調節して、
周りのことに気を配って、
些細なことに気付いて、心を動かされて、喜んで、感謝して、
生きていきたい。



そうやって、少しずつ心の彩度を高めていきたい。


2023.05.27. 
すみれ




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