うまくいく学級づくり「3 みんなが過ごしやすくなるルール作り」

<みんなが過ごしやすくなるルール作り
①トラブルを予防する手立て「注意は先生がします」
友達の言葉を取り違えたり、注意されることに敏感で大きく混乱する子どもにとっては、時期や時間によって大きなトラブルになることがあります。その場合「注意は先生がします」「友達のことで困っていることがあったら先生に言いに来ます」「注意は2回までにします。」「みんなは注意するのではなく、応援して支えて上げて下さいね。」といったルールを学級で決めておき、教師が間に入ることでトラブルが減り、友達関係が円滑になったケースもあります。

②「暗黙のルールから」「見えるルール」へ
 場の状況を読み取ることが苦手な子どもたちにとって、具体的に明示されないルールは大変分かりにくいものです。「暗黙のルール」でも視覚的に明示することで子どもが行動しやすくなります。
例:長い休み時間
  〇トイレ
  〇鉛筆けずり
  〇外で遊ぶ・自由帳
  〇図書館
  〇お茶のみ
  〇委員会活動
 
  短い休み時間
  〇トイレ
  〇鉛筆けずり
  〇じゆうちょう
  〇読書
  〇おしゃべり
  〇おちゃのみ

 学習面
  〇先生が当てたから答えよう
  〇人が話す時は口を閉じて聞きます
  〇席の移動や立ち歩きはしません。

 生活面
  〇おはようと言われたら、おはようと言おう
  〇人のものを借りる時は「いいよ」と言われてから
  〇人の顔、体について言うのはやめよう。 

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