うまくいく学級づくり「2 規律やルールを作るための支援の手立て」

今日は「2 規律やルールを作るための支援の手立て」について書いていきます。 

「こんなこと分かるでしょ?」というような言葉を耳にすることがありますが、本当に子どもは分かるのでしょうか。「みんな同じ」という大人の傲慢さがそんな言葉を生み出しているのではないでしょうか。理解や認識にはそれぞれ違いがあります。先生の言っている意味が分からない、言われたことを覚えられない、暗黙の了解が分からないなど、その子によっては当然が当然でないこともあります。だからこそ、その子に分かるようにルールや規律を伝えていく必要がありますよね。

行動目標を具体的に伝える
①「具体的な行動目標を示した学級目標」
 何をどう頑張るかを明確に示すことで、このクラスは何を目標に頑張るクラスなのかが分かります。抽象的なことが分かりにくい子どもにとっては、何を頑張ればよいのか、何をすればよいのかが分かりにくくなります、「具体的」を大切にするとよいでしょう。
 既に年間を通した学級目標を立てているでしょうから、一か月、一週間、一日の短期目標を明確に示すことが大切になります。「名札忘れゼロ」「チャイム席ゼロ」などを視覚的に分かりやすくしておくと行動目標として理解しやすいですね。

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