急性虫垂炎(術後2日～退院前日)

【術後2日目】

術後1日目は地獄の痛みに苦しんでいました。

その日の夜もあまり眠れませんでした。

２日目になると、1日目の痛みに比べたら、少しマシになっていました。

1日目が100なら、2日目は85くらいでしょうか。それでもまだまだ痛いのですが。

2日目の朝食は2割くらい食べました。
果物がとても美味しかったです。
そして2日目の朝にガスが出ました。
ちょっと安心。

痛みは少しマシになったとはいえ、まだまだ激痛なので、トイレに行く以外は基本的にずっとベッドの上で寝ていました。

昼食の時間です。
ごはんはまだ5分粥です。
今回は3割ほど食べられました。
少しずつ食べられる量が増えてきました。

先生から、何を飲んでもいいと言われていたので、午後からがんばって自販機までカフェオレを買いに行ったりしました。

そして、夕方頃に点滴が取れました。
点滴が取れると、管を気にしなくていいので、動きがとても楽になりました。

そうこうしていると、またリハビリの方が来られて、一緒に歩きに行きます。
昨日よりもしっかり歩くことができました。
このリハビリの方がとっても面白い方で、笑かしてくれるのですが、お腹が痛くて痛くて大変でした。

点滴が取れたので、シャワーを浴びることができます。
3日ぶりのシャワーで、これはとっても嬉しかったです。
傷口のテープは貼ったまま、まだ前屈みの体勢でしか立てないですが、今まで1番と言っても過言ではないくらいの最高のシャワーでした。

点滴が取れたので、薬も飲み薬に変わります。
晩ごはんからは全粥になりました。
2日目の夜になると、だいぶ食欲も出てきて、半分くらい食べることができました。

この日の夜は今まであまり寝れていなかったのもあって、朝まで眠ることができました。

【術後3日目】
この日は朝からレントゲンと血液検査がありました。
術後1日目のところで、書き忘れましたが、確か術後1日目の朝にもレントゲンと血液検査があったと思います。(1週間も経てばもう記憶が曖昧。。。)

前回はレントゲンの機械が病室まで来てくれましたが、今回はレントゲン室まで歩いて行かなければなりません。
それが思っていた以上に大変で。
ゆっくりしか歩けないのですが、介助の方が付いてくださっているので、置いていかれないよーに必死に歩きました。

そしてその後、術後初めて便も出ました。
便が出てこんなに嬉しいなんて！

ちなみに、術後は看護師さんが来てくださる度に、おしっこの量(術後1日目だけ)と回数、ガスの回数、便は出たかどうかを毎回聞かれます。
これが何だか恥ずかしくて。。。大事なことなんですけど。。。

朝食はほぼ全部食べました。

術後3日目になると、炭酸ガスの影響だった、お腹全体の痛みがほとんど無くなって、お腹の傷の痛みだけになりました。
嘘のように楽になりました。
それでも動いたり、笑ったり、咳をしたりするのは痛いですが、昨日までとは全然違います。
3日目には、50くらいの痛みになっています。

お昼前くらいに先生が来られて、「レントゲンも血液検査も問題ないし、便も出たし、もういつでも帰っていいよー」と言われます。

えー！確かにだいぶマシになったとはいえ、まだ痛いんですけどー！と心の中で思いながら、「でもさっき、レントゲン室まで歩いて行って、めっちゃしんどかったんです」と言いました。
すると先生は「そりゃしんどいわ」って。。。
えー！？そんな感じなんですかー？！

「病院におっても暇やろうし、もう帰ってもいいよー。」と更に言われたので、「じゃあ、明日にします」と言って、この日は何とか病院に置いてもらい、翌日の退院が決まりました。

術前の説明の時から、術後3～4日で退院できるとは言われていましたが、思っていたより術後の痛みに苦しんでいたので、本当に退院になるとは思ってもいませんでした。。。

でも確かに3日目になると、痛みはありながらも結構元気で(精神的にも)、先生の仰る通り、暇をもて余していました。
入院中にプライムで何本映画を見たことか。

出産してから、子育て、家庭のこと、仕事に追われて、こんなに暇をもて余したのは初めてです。

ベッドの上で映画を見ては、少し歩きに行き、食事の時間になったら、看護師さんや介助の方がご飯を持ってきてくれる。
こんな贅沢を味わっていいのかー！？と何だか申し訳なくなってきました。

この日は昼食も夕食も全部食べました。

自分でもだいぶ回復してきたことがわかります。

明日はいよいよ退院だ！

息子くんとも感動の再会だ！！と、少しワクワクしながら眠りに付きました。