住宅ローン 繰上返済知ってますか?
【繰り上げ返済】
繰り上げ返済には、
2種類あります。
①住宅ローンの残高の一部分
を返済する「一部繰り上げ返済」
②住宅ローンの残高のすべて
を返済する「全部繰り上げ返済」
一部繰り上げ返済のメリット
元金(借入額)が減るため
将来支払わなければならない
利息を減らすことができる。
一部繰り上げ返済には、
さらに2つの方法があります。
それは・・・
繰上返済には、
1・期間短縮型
2・返済額軽減型
この2種類に分かれます。
1.期間短縮型とは、
毎月の返済額は今まで通りで、
借入期間を短縮します。
例)繰り上げ前
借入額2000万
借入期間33年
月の返済額80000円
100万円を
期間短縮で繰り上げ返済した場合、
借入額1900万
借入期間30年と6ヶ月
月の返済額80000円
月の返済額は
80000円で変わらず、
借入期間が約2年6ヶ月短縮されます。
繰り上げ返済に伴い
減少利息は、約150万です。
100万の繰り上げで
利息が150万軽減されること
となります。
2.返済額軽減型とは、
返済期間はそのままで、
毎月の返済額を減らす繰上返済です。
<メリット>
・毎月の返済額を軽減できる
・今後、給与の上昇が見込めない
教育費が必要などの場合に有効
<デメリット>
・期間短縮に比べ、利息の軽減効果が少ない
例)
繰上前借入金額 2000万
借入期間 33年
月の返済額 80,000円
100万円を返済額軽減型で
繰上返済した場合
借入額 1900万
借入期間 33年
月の返済額 76,000円
利息の軽減 57万
となります。
借入期間は、33年と変わらず
月の返済額が、80,000→76,000円となり4,000円軽減されます。
年間48,000円の軽減です。
利息は、
期間短縮と比べると
100万程の差が生じます。
借りる金融機関によっては、
期間短縮型しかない場合もあります。
コロナ以降の給与の減少に伴い、
月の支払額を減らしたい場合には
返済額軽減型が有効です。
期間短縮型と返済額軽減型は
各々メリット・デメリットがありますので返済の際には、よく考える必要があります。
スマイルFP事務所合同会社