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背中を押す。

こんばんは。


今日は
ローラという人と
向き合ってみて。
そんなテーマで。
ちょっと個人的なことも交えつつ。


稽古初日までに
すごく役を掘り下げて
ローラってこう!!!
を自分なりに作りこんで挑んだ


なんてことは
一ミリもなくて(おいっ)


ローラの歌うメロディや
紡がれている言葉
そこからイメージする温かさや強さ愛情や悲しみ怒り
ただ書かれてるものをまっすぐに出してみよう
そこから相手役や演出家とコミュニケーションをはじめられれば
自分らしいローラになっていくのかな。
なんてそんなところからのスタートでした。


だからキーボードコンダクターのむぅちゃんのnoteの言葉には
正直びっくりしました笑


むぅちゃんのnoteはこちら
ありがとう。


人から見てどうだったかは
置いといて

新作、新しい役を作りあげていく大変さ、楽しさとはまた全然別で
これだけ原作が、映画が、東京公演が
ドーンと土台としてあるので
そこにはたして自分がハマっているのか??
原作者の思うローラに近づけているのか??
ずっと不安だった。

自分のことは客観視できないから
稽古のたびに、いや千秋楽の日まで
伊久磨や萌絵子ちゃんに
「何かある?どうしたらいい?この方向性であってる?強いて言えば・・でいいからなんかちょうだい」って詰め寄る毎日笑

東京&BWチームの
セトちゃん、YAKOさん、小野コロちゃんにも
何度も意見求めにいった。

ごめんねみんな、しつこかったよね笑


千穐楽後に演出家と一家で。


『BWチームからもらった言葉』

ローラが
「いってらっしゃい!!!あなたなら大丈夫!」って
ブルーノの背中を押すそのパワーが
ブルーノがルビッチの背中を押すパワーになる。
ローラが2人に与えるパワーってそれだけ大きいんだよ。
ローラがいるからこの物語があるんだよ。
舞台稽古から大阪入りしてくださったYAKOさんに
そんな言葉をもらった。


もっと強くていい。


セトちゃんからは
「ローラいいです!!近いです!!!」
いやいや「近い」ってめっちゃ悔しい笑笑
この「近い」に関しては千秋楽までわからなかった。
悔しいぃぃぃぃぃぃぃぃ。
先日東京でセトちゃんと飲んだときにもまた
「近いんですよ」って。
悔しぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ笑


いつか本当の意味で納得してもらえるローラになりたい。。
だから、お願い!またチャンスください!笑


普段がアホすぎてごめんなさい。
伊久磨BDでルビッチになりきってるYAKOさん🧡



『女性としての強さ』


もともと人にそんなに関心がなくて
誰かの面倒を見る、育てる、見守る
そういうことに対して苦手意識が強かったので
「母」としてどう説得力を持たせることができるのか
この役のオファーをいただいた時に真っ先に頭によぎったことでした。


実際に本稽古が始まった時に
カンパニーに触れて
あれ、私変わったんだな。って思った。


んでなんでかなって思った時に
ちょっとここからは作品関係なく私個人の話。

この一年は自分の中でものすごく大きな変化の年でした。精神的に。

結論から言うと
多分(いや絶対)元々気は強いんだけど
なんだかぐぉーーーって頑張ってる気を張ってる強さじゃなくて、
もっとナチュラルなどーんとした柔らかい強さを手に入れられたのかなと。

今年の前半っていうのは
なんだかいろんなことがしっくり来なくて
自分自身に対してもイライラ悶々としてたし
もちろんそんな状態だから人間関係も仕事も
何かギスギスしていて
結構などん底まで精神的に追い詰められるような事が起きたり

「こっから脱したい😭‼️‼️」


真剣に自分と向き合おう。
自分を客観視してみよう。

それで出てきたワードは二つ
「依存」「自立」 

私、仕事にも人にも依存してるんだな。
自立してないんだな。
だから文句や愚痴が出てくるんだ。
だから辛いんだ。

自立すれば全部解決する。
周りの誰がとか、環境がとかじゃなくて
自分で立つ力を身につけること。


「1人の女性として自立したい」


運よく経済的にも精神的にも自立した女性に
私は数年前に出会っていた

会いにいった。
たくさん話を聞いて、行動もたくさん真似してみて
ひたすら「自分が」自立するために行動してみた。
だんだん気持ちが楽になった。
人間関係も楽しくなった。

で気づいたのは
自立って1人じゃできない。

人と人の間で、人って磨かれていくんだな。
って思ったら
周りにいる人たちに感謝しか湧かないし、一層愛おしくなった。
ちょっと前の私みたいに「キィィィィ」ってもがいてる人たちには
「大丈夫だよ、変われるよ」って背中を押せる人でいたいと思うようになった。

そんな変化がなかったら
今回の私のローラはもっと違う表現になっていたのかもしれない。

だから
大阪公演のローラは
今回のカンパニーみんなと
そして私に色んな学びをくれた多くの人のおかげで誕生した
そんなローラなのです。

また自分の中に変化があったら
ローラも変わるかな。

「近い!」じゃないローラに
また出会えるように
私自身ももっともっと人して大きくなっていこ。

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