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『愛のコーヒーカップ』

Reise your Flag 第4回目の今日は!ついに!実践編!!!ということで、これまでのReise your Flagでインプットしてきたファシリテーターの知識を生かしてオリジナルワークショップを創りました。今回は、私が作ったワークショップに込めた想いや、工夫、そして当日のトラブルなどをレポートしていきたいと思います!🚩

*自分への挑戦状

普段からオンラインワークショップを創っている私にとっての挑戦は『これまで挑戦したことのない新しい世界観を創り出すこと』でした。普段は60分〜90分間のワークショップを創ることが多いため30分という時間は新しい挑戦でした!🔥 そして、いつも心がけている私のモットー『愛をたっくさん詰め込むこと!!!!!!』それは自分の創るワークショップを好きになること、そして自信を持つこと。時間を共有してくれる参加者への感謝の気持ちを忘れず、全力で向き合うこと!!! ファシリテーターが、自信や愛を持って楽しんでいるワークショップは、参加者にも必ず届くと私は信じています。それは画面を挟むオンラインでも同じ。 自分の創るワークショップを好きになるためには、準備がたっくさん必要です。準備することで想いが大きくなり、想いが大きくなることで準備にも力が入る💪🏻

*当日までの準備

これまで「笑顔」や「Pay it Forward〜恩送り〜」をテーマにしたワークショップ創りをしてきた私。今回は、そこに新しい要素を加え、世界観に入り込む仕掛けを創りたい、そう思いました。新しい発見や気づきを通してみんなの日常がほんのすこし明るくなったら嬉しいなと。そんな私が思いついたのがコップと水を用いたワークショップでした。嬉しい気持ちを感じた時にコップに水を入れることで、自分の心が満たされている様子を可視化できるんじゃないかな!!!!!そんなアイデアが浮かんだ時、コーディネーターの大地さんが『愛のコーヒーカップ』というお話を教えてくれました。

『愛のコーヒーカップ』中野 裕弓

あなたが自分に愛を注げば注ぐほど
あなたもまわりも幸せになる
愛のコーヒーカップの法則

これだー!!!!と思いました。
どうしたら、自分のコーヒーカップに愛を注げるだろうか。短い時間で、自分の心を満たせるだろうか。そんなことを考え、ワークショップの内容を決めていきました。

ワークショップに必要な物は前日のうちに伝えておきました!

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心がけたのは、ワークショップ内容のネタバレをしないこと!
でもでも、ある程度の使用方法やサイズなど伝えておくこと!今回は紙をくしゃくしゃにして濡らすため、大切なノートにメモをするのとは異なります。「破いたり、汚れてもいいもの」と事前に知らせることで心構えと、何をするんだろう?ってワクワク感を届けられるようにしてみました!✨

*ワークショップ当日

オンラインワークショップの時に私が必ず行うこと。それがzoomでのシュミレーションです!1人でzoomを立ち上げ、画面共有をしてみる。使いたいBGMを決め実際に流してみる。そして、最初はどんなトーンで始めようかな〜と実際に声を出してリハーサルを行いました。その後、妹に協力をお願いしzoomに参加してもらいました。そこで行ったのはブレイクアウトルームの確認。手動で分ける方法、時間の設定方法、アナウンスの仕方などを確認しました!👍🏻 こうして頭の中だけでなく実際に声を出して、シュミレーションを行うことで 緊張がほぐれ、自信につながるのでとってもオススメです!

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*グランドルール

自己内省をテーマとしたワークショップにおいて大切なのは「空気感」同じ空気を共有するのが難しいオンラインの場合には、このように言葉にしてグランドルールを設けると 空気感を統一することができます!zoomの名前を「???」に変更することで匿名性を持たせ、自分と本音で向き合うことのできる環境作りをしました!

私のワークショップは3番目!ということでRaise your Flagが始まってから自分のターンになるまで少し時間がありました。私は、参加者みんなの表情をなるべくよく見るよう心がけていました。後ほど説明するSecret Buddyというワークショップに向けてのぺア決めも行いました。

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① Secret Buddy

オンラインでもオフラインでも、たくさんのHAPPYな瞬間が生まれる 「Secret Buddy」のワークショップ! 参加者の誰かが、自分を応援してくれている!自分も誰かのシークレット応援団になる!というもの。Reise your Flagのはじめに少し時間をもらいSecret Buddyの説明、Secret Buddyの発表(プライベートチャットにて)を行いました。

『今からみんなに、参加者にひとりの名前を送ります。あなたは、彼/彼女の1番の応援者になってください。応援の仕方はなんでもよし!彼/彼女が発言している時に、たくさんリアクションをして応援する。1番に拍手して応援する。心の中でエールを送る。なーんでもOKです!自分なりの方法で、応援者になり、自分のSecret Buddyの良いところを見つけてみてください!』と伝えました。

ここでの工夫は2つ!!!
①あまり接点のなさそうな人をSecret Buddyに選ぶこと。
このワークショップは、接点のなかった2人の心理的距離が近づくチャンス!仲の良い人をSectret Buddyにすると、元々知っていた良いところをいうことで完結できてしまいますが、初対面の人だとそうはいきません!意識的に、その人に向き合い、良いところを探し言語化することで HAPPYが生まれるのです!!!!

②説明の段階で 言い過ぎないこと
!!! 今回は、このSecret Buddyを利用して「良いところスピーチ」を行いました。でも、『良いところスピーチをするので、良いところを探してね!』とは言いませんでした。何をするのかわからないワクワク感を残すことと、良いところスピーチをするとわかった時の臨場感や緊張感を残しておくことで 「参加している感」を生み出すことができるからです!💭 ワークショップのはじめに最低限の説明をし、残りは最後に伏線回収!!!

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②自分の心の中のモヤモヤ

このような愛や優しさをテーマにしたワークショップをする時に気をつけていることがあります。それは『負の部分にも向き合うこと。終始ポジティブ!ハッピー!だとそれが違和感に変わることもあるということ。』です。
参加者の中には、悩みを抱えている最中の人がいるかもしれない。「愛」とか「しあわせ」って言葉を苦手としている人もいるかもしれない。すべてを美化するのではなく、負の部分にも向き合い、それを受け入れることが大切だと私は思います。今回は「あなたの心の中にあるモヤモヤはなんですか」という問いを投げ 紙に書き出す時間を取りました。モヤモヤを書いた紙は、力一杯、そのモヤモヤを潰すつもりで小さく小さくしてもらい空っぽのコップの中に入れました。そして、そのモヤモヤを優しさで包み、大丈夫だよ言うかのように水を注いでもらいました。

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③ Secret Buddy 「褒めまくりスピーチ」

次に行ったのが、事前にお知らせしていたSecret Buddyを使って行うワークショップ!自分のSecret Buddyのいいところを伝えあおう!というものです!(ハプニングがありましたが それは後ほど…!)1分間でいいところを言い続ける「褒めまくりスピーチ」! どんなに小さなことでもおっけー!「壁紙がおしゃれ!」「髪型が素敵!」どんなことでもポジティブだったらなんでもあり!大切なことは1分間止めずに話し続ける空間を創り出すこと! 相手のスピーチを聞いて、心が温まったように感じたら、その嬉しさの分だけ水をコップに注いでもらいました。

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④ 自分の素敵な所を見つけ、愛する

人の良いところを見つけた後で、次に見つけるのは『自分のいいところ』。
人のいい所を見つけたり、1分間話すことはできても、自分のいいところを見つけ、言語化するのは意外と難しいこと。 みんなには、「人のいいところを見つけるように自分にも向き合ってほしい」というメッセージを伝えました。目をつぶって考えても、紙に書き出しても、1分間をどう使ってもいい。自分の中の光を、自分で見つける1分間を過ごしてもらいました。

素敵な所が見つかったら、チャット機能を使って自分のいいところを言語化し共有しました。あらかじめ参加者全員のzoomの名前を「???」に変更しておいたため、チャットでの発言は匿名。匿名だからこそ 本音を言うことのできる空間を創りました。

* 当日ハプニング!

なんと、②自分の心の中のモヤモヤを探すワークショップの間に、zoomから退出させられてしまうハプニングが!!! 急いでzoomに参加しました…!ここで困ったのは、事前に組んでいたブレイクアウトルームが無くなってしまったこと…!事前にお知らせしていたSecret Buddy との1対1の時間を設けるはずでしたが、できない!!!💦 今からブレイクアウトルームを創るのは時間が無くてできない…!そこで急遽新しいSecret Buddyペアを組み、40秒間で「今頑張っていること」をスピーチしてもらい、それを聞いた上で1分間の「褒めまくりスピーチを行う!」というものでした!

ハプニングの時、自分に言い聞かせていたことはただ一つ。『焦りを参加者に伝えないようにすること』実は画面の裏では とっても焦っていたし、心臓ばくばくでした!でも!伝わらないように意識しました。参加者のみんなの世界観を崩したくなかったから。ワークショップの全貌を知っているのは、コーディネーターである私だけ。内容を変更しても誰も気づかない!!!チャンスだ!!!って想いで急遽変更することに決めました。

コーディネーターのお2人に、柔軟性を褒めていただいたので…!
ハプニングの際に、柔軟に対応するために必要なのは『ワークショップを通して伝えたいメッセージを自分の中で明確にしておくこと』 zoomのトラブルで予定したことができなくなっても、スライドが映らなくなっても、何があっても、『伝えたいメッセージを伝えきること』『伝えるためのベストな手段を常に考えること』が何よりも大切だと信じています。今回のハプニングを経て改めてそう実感しました!

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新しいワークショップを1から創るってやっぱりドキドキだけど 楽しいな〜〜〜と心の底から思いました😆 自分のメッセージが届いた瞬間や、参加者の表情が変わった瞬間。そんな瞬間を大切にできるファシリテーターでありたいと思いました。



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