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お布団イヤだから。

お布団イヤだから。

だそうです。

午前中、
お散歩に出て、
散々歩いて、走り回って。
お昼になったら、
給食のおかわりもして、
リズム的にはもう眠たいしかない状況。

それでも寝ない。
絶対に眠くなんかならない
という強い意志。

その意志だけで、
周りも眠っていく、
薄暗いお部屋のなか、
2時間起きて過ごすという、
猛者

それってどういうことなのでしょう。

分からないので、
直接本人に聞いてみた答えが
冒頭の

『お布団イヤだから』

ならばと、
ふかふかのクッションを用意して、

「ここにゴロンってしていいよ」

と誘いかけてみます。

すると、
最初はゴロゴロ気持ちよさそうに寝転がっているのですが、

気づいたようです。

このままでは眠ってしまいそうになることに。

慌てて飛び起きて、

また飛び跳ねたり、

クッションから離れて

みんなが並んで寝ている場所に踏み込んで行こうとしたり。

まるで、
眠くなってしまわないように

自ら奮い立たせて
精一杯、

興味に任せて
思い切り、

好きなことをやっているみたい。

そういえば、と
猛者の昨日の就寝時間を連絡帳で見直す。

21時~7時。

とてもいい感じで睡眠は摂れているよう。

睡眠障害ということもなさそう。

このまま起きていても、
機嫌よく過ごせるのであれば、
無理に寝かせる必要はないのかもしれない。

ただ、困るのは、
猛者は起きているが周りは眠っている
という、この環境

眠っている子にとっては、
照明も落として、
オルゴールの音楽が鳴り、
静かな中、
とても快適なはず。

だけども、

猛者からすると、
もっと遊びたいのに、
部屋は薄暗い、
イメージとは違う音楽、
お友だちとは遊べない、

これって、
とてもつらいことではないでしょうか

別室を用意することが出来るなら、

そこで思い切り
好きなことをして過ごしてもらえるのですが、

小規模ゆえに、
人手不足ゆえに、

別室もなければ
別で見てくれる保育者の余裕もない。

はい、詰んでます。

毎回、皆と同じタイミングで
用意した布団で、
寝かし付けをしようとしては、

トントンすればするほど、
冴えてくる目。

結局今日も寝かせてあげられなかった。
やはり、
午後からのご機嫌は斜め下。


翌日、

今日はどうして寝てもらおうと、
準備していたら、

あれあれ?

勝手に自分で着替えてる!
勝手にお布団に横になってる!
「トントンしてください!」

えぇ~!
今日はどうした!?
そのまま、
入眠。

次の日、なんと発熱!

やはり、
本気で眠いときには寝るように出来ているみたい。



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