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今を生きる。

10月16日、後十字靭帯損傷の怪我から復帰し、チームの練習に合流することができました。
この日を、この瞬間を、長く長く待ち侘びていました。
特別な、特別すぎる瞬間。


2016年12月、左膝半月板損傷
2017年7月、左膝半月板損傷
2018年11月、右膝半月板損傷
2019年6月、左膝後十字靭帯損傷


この3年間、常に自分自身の膝と向き合う時間を過ごしてきました。復帰する喜びを感じては一瞬にしてサッカーから離れることになる悔しさをひたすら味わってきました。

もう離脱したくない。


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プロ1年目である今シーズン、サッカー選手として自分がどれだけ通用するのかを楽しみにしていたなかで土俵にすら立てない日々。

主戦場はグラウンドではなく、クラブハウス内にあるトレーニングルーム。

DAZNを開けば大学でいっしょにやってきたライバルたちが活躍している。

夜はyoutubeでアザールのプレー集を見ながら胸を踊らせ、朝はクラブハウスに向かう車内で大好きなkpopの音楽をかけながらモチベーションを保ってきました。


そんなリハビリ期間感じるものは多くありましたが、特に強く感じたことが


『コントロールできないことが山程ある』

ということ。
思い通りにならないことの連続でした。
ただ、きっとすべてが思い通りになってしまえばそんなにつまらないことはありません。思い通りにならないからこそより面白くなるし、感動も生まれるんだと思います。

どうしても先を見てしまいますが先を見たって仕方がないし、先のことなんて誰にも分からない。

ただひたすらに今を見ることが一番メンタルの浮き沈みを抑えて安定させてくれます。
それが何よりも難しいことでしたが、「今を生きる」ことの大切さが少し理解できた気がします。

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長く続くリーグ戦もきっと同じです。
すべてが思い通りになることなんてまずありません。勝てないこと、負けることもあって、それでも前を見続けて勝ちを掴むからこそ、そこに熱いものが生まれるし感動があるんだと思います。
勝てなくても、負けたとしても、その試合に意味を付けて次の試合に臨めるか。どんな状況でもどんな試合でも前を見続けて勝つために尽くすことができるか。それをチームがこれまで積み上げてきたからこそ今の勝ち点があり、昇格にチャレンジできる今の立ち位置があります。
これまでチームに貢献することができなかった分、最後だけでも力になりたい。その強い意志を持って練習から吠えてエネルギッシュにやっていきます。

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今週末27日はJ2リーグ第38節vs.栃木SC 19:00kickoff @シティライトスタジアムです!

最後笑うために。まずは栃木戦、最後の最後まで戦い続けましょう!ココロヒトツニ、勝ち点3をもぎとりましょう!