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かが屋単独「瀬戸内海のカロカロ貝屋」千秋楽(2023/5/7@草月ホール)

GW最終日、念願だったかが屋の単独に行ってきました!全部長尺、全部新作。本人評のとおり、変な人がたくさん出てきた90分の振り返り。自分用メモですがなるべくネタバレ無し(中身には触れていませんが、どんな系統のネタかは一部わかるかも)、タイトルは覚えているものは正式名ですが、忘れてて自分でつけたものもあり。

羽根

加賀さん登場からいきなり沸き起こる笑い。絶妙な色と大きさ!笑 そしていつもながら、説明セリフではなく自然な会話で設定を分からせるところ、好きです…。そして目線や声の調子で、見えない登場人物を観客に見せるのが本当に上手。この日の天気ともマッチして一気に観客を引き付けた導入。

準備が早すぎる

賀屋さんのキャラクターとか、二人の関係性が少しずつ変わっていく感じとか、中盤の展開がすごく好き。電車の中のシーンが大好きでいまだに残像が頭から離れない。賀屋さんって大学生の面倒な先輩みたいなキャラがめちゃくちゃ合うよねぇ。

マスカット

人間の弱さの可笑しみ。これぞかが屋のコント!二人の方言丸出しの感じが好き。あと公演全体を通じてのセットのシンプルさ、二人の衣装やメイクのシンプルさがかっこいいし(二人の女性役大好き)、舞台転換の早さにもつながっていて、その分ネタをたくさん見れてめっちゃ嬉しい…!

算数

このネタはすさまじかった…!子どもの無邪気な発想に、途中からもう笑いが止まらなくて…。そしてオチの展開が最高!二人の立ち姿(演技力)から家でのやり取りまで見えるようで、この二人だからこそ生きる台本だなぁと。ほかのネタとのつながりの見せ方も秀逸でした。

背徳感

個人的に今回一番好きなネタ。ゴッドタンのネタギリッシュNightでは「上品すぎる」と評価が延びなかったかが屋。なんかこのネタを見てめちゃくちゃ嬉しくなってしまった。目まぐるしく変わる展開、二人の関係性の変化、そして最後の展開は一緒に見た友達と女同士で「ああいう時って、あるよね」とめっちゃ共感。笑 あとここでの加賀さんの装い、大好き。

傘捨てボックス

まず最初の笑わせどころが最高。設定の妙。そしてオチの賀屋さんの情けなさも大好き。


かが屋のコントの好きなところ

こうして書いてみると、かが屋のコントって人間の弱いところ、みっともないところを可愛く・可笑しく描いているのが魅力なのかもしれない。そして私は、登場人物の関係性や力関係が思わぬ形で入れ替わる展開が好きなことがわかってきた。私がコントを好きになったのはかが屋の影響が大きいから、これからも追いかけていきたいし、二人にはおじさんになってもずーっとコントを続けていってほしい。

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