法人保険の失効契約 危ないかもしれません
2019年に保険税制が改正されるまでに、中小企業の利益の繰り延べの手段として、生命保険に加入することが大々的に行われていました。
この時期を読まれる経営者の方は細かい説明はなくともご理解いただけると思いますが、いわゆる「実効税率」を加味して、「実質返戻率」が100%を超える保険契約に加入しておけば、その期に法人税等を支払うより有利な状況で利益を繰り延べするという手法でした。
つまり、「節税」目的で加入するわけですが、結局は解約してしまえば、その損金で落としていた部分が益金