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2021年12月1日よりオンライン試験システム「スマート入試」が海外対応を開始しました

オンライン試験システムのスマート入試スマートエビデンスを提供している株式会社サーティファイです。

株式会社サーティファイでは、11月29日に以下のプレスリリースを配信いたしました。

文部科学省は、2021年11月18日に「大学入試の受験を目的とする外国人入学志願者の入国について(依頼)」の通知を各国公私立大学長宛に出しました。
2021年9月21日にも「外国人入学志願者の受験機会確保の徹底について」として同様の通知が出されており、大学入学共通テストの日程が迫る中で各大学も対応に追われています。そうした状況を鑑み、既に東京大学大学院をはじめとする教育機関で国内実績がある「スマート入試」が海外での動作検証を行い受験機会を提供することで、多くの大学や留学生のお役に立てるものと考えました。
今後は国地域別留学生数上位5か国のうち今回対応した台湾以外の4か国(中国、ベトナム、ネパール、韓国)についても順次対応を予定しております。

外国人入学志願者の入国についての情報

文部科学省は2021年11月18日に「大学入試の受験を目的とする外国人入学志願者の入国について(依頼)」の通知を各国公私立大学長宛に出しています。

新型コロナウイルス感染症流行に伴う外国人の入国制限が見直されたのを受け、文部科学省は国内の大学を受験する外国人志願者に対する新たな対応を国公私立大学に通知した。情報通信技術を最大限活用することで入国せずに受験する方法を実施するとともに、入国する場合は大学側が受入責任者となることなどを要請している。
                        2021年11月18日配信

しかし、上記対応については、12月2日の配信の記事で新型コロナウイルスの変異株の影響を受け、以下に変更になっています。

南アフリカ等で確認された新たな変異株であるオミクロン株への対応として、「水際対策強化に係る新たな措置(20)」に基づき、緊急避難的な予防措置の観点から11月30日以降、12月31日までの間、すべての国・地域からの外国人の新規入国を停止。外国人の新規入国に係る受入責任者から業所管省庁への申請受付と帰国・入国前の事前審査を12月31日まで停止し、業所管省庁から受入責任者に対する新たな審査済証の交付を行わないことになった。
文部科学省は、オミクロン株に対する水際措置の強化にともなう海外在住の外国人入学志願者の対応について、国公私立大学等に通知した。入国できない海外在住の外国人入学志願者のため、オンライン試験等の代替措置により受験機会を確保するよう求めている。
                            12月2日配信

以上のように、新型コロナウイルスの変異株の影響で、短い期間で対応が変化している現状があります。

また、最新の情報については、文部科学省のHPの「日本への入国申請(受入機関の皆様へ)」から確認できるので、ご覧ください。

日々状況が変化する中でのオンライン入試の意義

大学入試共通試験が迫ってくる中で、各大学も対応に追われています。特に外国人学生が専攻として選択することの多い、社会科学や人文科学、工学などの分野では志願者数の減少や質の低下などの問題を引き起こす可能性があります。

そんな中で株式会社サーティファイでは海外におけるオンライン入試実施の課題を以下のように考えています。

■海外におけるオンライン入試実施の課題は何か?
(1)海外でオンライン試験システムが正常に動作するか確認ができていない
(2)替え玉受験やカンニングなど、不正の懸念を払拭できない
(3)試験中に不具合が発生した場合に対応が難しい

こういった課題については、以下のように解決できると考えております。

■スマート入試は海外実施の課題をどう解決できるのか?
(1)台北市、新北市の2箇所にて複数回システムが正常に動作することを確認
(2)2つのカメラと3つのAIを利用することで不正の抑止とPCカメラの死角監視を実現
(3)2つのカメラを利用することでPCの不具合発生時にも受験生の行動を監視可能

スマート入試は、リモート環境下でも公平・公正に筆記試験や論述試験を実施できる株式会社サーティファイの独自のオンライン試験システムです。

従来型のオンライン試験システムは本人認証や視線監視など簡易な不正検出は可能ですが、PCカメラの死角となる受験者の手元やPC画面、画面周辺を監視できないため、巧妙化する不正手法に対応できず、大学をはじめとする教育機関は筆記試験のオンライン化に踏み切れませんでした。

そこでサーティファイはPCカメラに加えて、スマートフォンをサブカメラとして利用することで不正への抑止力と不正検出精度を高めたオンライン試験システムを開発しました。

こういった技術を海外対応を開始したことで、ますます発展していけるようすすめて参ります。

今後もオンライン試験の動向などをnoteにまとめて発信して参りますので、フォローやハートを押していただけると励みになります。