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【新型コロナウイルス対策】大学受験に関する韓国と日本の比較

オンライン試験システムのスマート入試スマートエビデンスを提供している株式会社サーティファイです。

受験シーズンが近づいてきました。そんな中で、「韓国で大学入試まで1週間高校が全て遠隔授業に」という記事を目にしましたので取り上げさせていただきます。

韓国で大学入試まで1週間高校が全て遠隔授業に

18日に本番を控えるなか、新型コロナウイルス予防のため、11日からすべての高校がオンライン授業となりました。韓国では新規感染者が直近7日間平均で2,000人を超え、すでに受験生66人の感染も判明しました。政府は感染した受験生も病院や隔離先で受験できるよう準備を整えています。

上記は11/11(木) 17:35配信のYahoo!ニュースの記事を引用させていただきました。韓国では18日に、2022学年度の大学修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)が全国1,394カ所の会場で実施されることになっています。

そんな韓国では、受験生や受験関係者へのコロナウイルス感染の予防対策として、11日から1週間、高校が全て遠隔授業になっているとのことです。

また、このような記事も目にしました。

韓国ではコロナ感染者も受験が可能に

コロナ下での試験実施は2回目で、昨年と同様、感染の可能性があるため自主隔離中の受験生や、陽性が確認された受験生も別途に設けられる会場で受験できる。今年も試験会場では感染拡大防止のためマスク着用が必須となる。昼食時は受験生が各自の机にパーテーションを設置し、自席で弁当を食べる。

上記、11/11(木) 10:10配信のYahoo!ニュースの記事を引用させていただきました。受験生や保護者が懸念していることのひとつとして、受験日に新型コロナウイルスの濃厚接触者や感染者になった場合の対応があります。

そのような方への対応として、韓国では、感染の可能性がある自主隔離中の受験生や、陽性が確認された受験生も別途に設けられる会場で受験できる体制を作っています。

日本の新型コロナウイルス感染症予防対策

令和2年度東京大学入学試験では以下の対応が取られています。

 ・試験当日まで新型コロナウイルス等への感染予防(手洗いやうがいの励行、外出時のマスク着用等)に気を配り、体調管理に努めてください。
・ 試験日近くに発熱・咳等の症状のある受験生は、必ず医療機関で受診し、適切な治療を受けてください。
・ 試験当日は、感染予防のためにできるだけマスクの持参・着用をお願いします。また、試験会場では、「手指消毒用アルコール液」を準備するので必要に応じて使用してください。

日本では水際対策が中心になっています。例えば、事前の「体調管理」や「医療機関の受信」、当日の「手指の消毒」「マスクの着用」などです。さらに以下のように文章が続いています。

令和2年2月1日、新型コロナウイルス感染症は、政令により指定感染症及び検疫感染症に指定され、学校保健安全法施行規則が規定する第一種の感染症と見なされることとなりました。そのため、罹患者は本学の入学試験を受験できませんので、ご注意ください。
なお、追試験等の特別措置は予定しておりません。

受験日当日に新型コロナウイルスに感染した場合は、受験できないことが明記されています。合わせて、追試等の措置を行わないことも記されています。

受験生や受験生の保護者の一番の懸念とは

受験生や受験生の保護者の懸念として、受験日に新型コロナウイルスに感染したり、濃厚接触者になった場合の対応があります。

韓国と日本で対応が異なる理由はどういったところなのでしょうか?

韓国は受験戦争と言われるように大学への入学がのちの就職に大きく関わっているという大前提が挙げられますが、大学受験が大きな人生の節目のひとつであるということは日本も同様です。

もし受験日当日に新型コロナウイルスに感染し、無症状だった場合は、受験生はどのように対応するでしょうか。感染予防対策はこのような仮説を持って行うことが大切であると感じています。

そのうえで日本では遠隔授業などの情報は現時点では得ていませんが、新型コロナウイルスの対策は韓国の実例は参考になるのではないでしょうか。

また、新型コロナウイル感染予防対策のひとつとして、日本ではなるべく同時に大人数が集まらないように「地方会場」を設置したり、「オンライン試験」を実施したりなどの対策を行っています。

特にオンライン試験では、自宅で受験ができるので、他人と接触せずに受験ができることや交通費や宿泊費をかけずに受験ができることが大きなメリットになり得ます。

そんな中、株式会社サーティファイでは新型コロナウイルス対策としてオンライン入試の導入を進める大学から、問い合わせを多数いただいています。

オンライン試験の導入には不正リスクをなくすことが重要

オンライン試験の導入を考えたときに、不正リスクとどう向き合うかが課題になっていきます。特に人生を左右するような試験では、受験者全員の公平さを維持するために、不正できる環境は絶対に無くさなければいけません。

サーティファイのスマート入試とスマートエビデンスでは、2つのカメラ3つのAIにて、徹底的にカンニングなどの不正を防げるようになっております。また、経営者目線では、非常に小規模の場合を除けば、場所代や試験監督や運営費と比べた場合にも、コストパフォーマンスや効率が従来の会場試験型よりも高まる場合もあります。

不正を監視するという点では他社とよりも精度が高くなっておりますので、興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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