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就活費、コロナ前と比べ4割減 7万2千円に。

株式会社サーティファイでは、オンライン試験システムのスマート入試スマートエビデンスを提供しておりますが、おかげさまでお問い合わせが増えてきています。さらには、まだまだオンライン試験の導入までは検討されていなくても、オンラインでのオープンキャンパスや就職活動は、すでに学生や社会人の中で一般化されつつあり、オンライン化による時代の変化を気にかけている方は多いのではないでしょうか。

進むオンライン化

先日共同通信の「就活費、コロナ前と比べ4割減 7万2千円に」という内容をYahoo!ニュースで取り上げていました。

2022年卒の大学生がこれまでに使った平均の就職活動費が、新型コロナウイルス発生前の20年卒の同時期に比べ4割ほど減少し、約7万2千円となったことが23日、民間調査で分かった。オンラインによる就職活動が増え、交通費や宿泊費が大きく減ったことが要因という。20年卒の就活費は12万8890円だったのに対し、21年卒は8万8923円に急減。22年卒はさらに7万2034円まで減った。21年卒からオンライン就活が急速に普及し、対面での就活が減少。22年卒でその動きが浸透したことが影響したとみられる。

就職活動には、お金がかかります。就職活動のタイミングで東京や大阪などのような主要都市へ就職する人も少なくありません。また、企業側としても地方の優秀な学生を確保したいとのニーズも広がっています。このようなニーズから、人気な企業であっても、地方からの採用を積極的に取り入れるような企業も多いです。

そう考えると、今回の就活費の就活費4割減という現象は、リアルさを感じるとともに、本質的に考えると良い現象だとも感じました。また、コロナ感染者数の減少が続いたとしても、今後の常識として、経営判断としてオンラインという手法を取り入れない理由は無くなっていくと考えられます。

特に、現在は買い手市場であるため、学生は積極的に内定を獲得したいでしょう。しかしながら、交通費などのようなお金が必要であるのが就職活動であり、金銭面、コロナ禍面ともに動きたくても制約があると言えます。

つまり、買い手市場であっても、優秀な学生の確保にはオンライン試験の導入が必須の時代であると言えるのではないでしょうか。

さらには、面接だけであればZOOMで良いわけですが、SPI試験などを導入している企業は多いわけです。SPI試験をオンラインで実施する場合には、不正なく公平に試験を実施する必要が出てきます。この場合、以前にも書いたようなSPI試験に対する替え玉が急増しており、防ぐ必要があります。

オンラインの導入による進む内定

すでに22年卒は90%が内定を確保しており、去年のコロナ禍よりも比率が伸びており、オンライン化が進んでいるからだと考えられます。

また、就職活動だけでなく、大学入学共通テストでは、今年もすでに出願が開始しています。

一方で「第6波」に不安の声も広がっています。すでに就職活動のような企業側では、柔軟にオンライン試験や面接が一般化されており、下記の記事を読むと、今後は大学入学共通テストでのオンライン試験導入も検討したほうが良いのでは思いました。もちろんここまでの規模での導入には多くの壁があるかもしれませんが、各大学では、オンライン試験の導入が増えていくだろうと考えられます。

コロナによる進路選択への影響

株式会社マイナビのリサーチでは、高校3年生の進路選択において、新型コロナウイルスの影響を受けたと感じた人は65.1%いました。進路選択における新型コロナウイルスの影響は「オープンキャンパスや学校体験に参加できなかった」ことが55.1%。

すでにオープンキャンパスのオンライン化が進んでる学校もあります。しかしながら、このアンケート結果を見ると時代への適応がまだまだ追いついていない部分が結果として現れていると感じました。やはり高校生にとって、オープンキャンパスや学校体験への参加は、大学を選択するときの決め手の要因の一つになるわけで、オンライン化の導入が進んでいくことを期待したいです。

試験もオンラインで実施するために

このように大学ではオープンキャンパス、企業では面接からオンライン化が進んでいくでしょう。そして次のステップとして、オンライン試験(企業内昇格試験)も導入が進んでいくのではないでしょうか。

しかしながら、オンライン試験を導入しようと考えたときに、不正リスクとどう向き合うかが課題になっていきます。特に人生を左右するような試験では、受験者全員の公平さを維持するために、不正できる環境は絶対に無くさなければいけません。

サーティファイのスマート入試スマートエビデンスでは、2つのカメラ3つのAIにて、徹底的にカンニングなどの不正を防げるようになっております。また、経営者目線では、非常に小規模の場合を除けば、場所代や試験監督や運営費と比べた場合にも、コストパフォーマンスや効率が従来の会場試験型よりも高まる場合もあります。

不正を監視するという点では他社とよりも精度が高くなっておりますので、興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ご参考