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【高専入試が変化】試験を最寄り会場で…移動に配慮、経済的負担も軽く

オンライン試験システムのスマート入試スマートエビデンスを提供している株式会社サーティファイです。

新型コロナウイルスの影響により、2020年度に引き続き、2021年度も、入試形態の変化が求められています。そんな中で「高専入試」の入試形態が変化するという記事を目にしたので、取り上げさせていただきます。

全国の高専入試、最寄り会場で…移動に配慮し経済的負担も軽く

国立高等専門学校機構は、来春入試から、受験生が居住地の最寄り会場で全51校の国立高専を受けられる制度を本格的に導入する。新型コロナウイルスで都道府県を越えた移動に対する懸念への対応と経済的な負担の軽減で、中学生が高専受験に挑戦しやすくする。

高専では、工業や建築、化学分野などで独自色のある教育を行っており、興味のある分野を学ぶため、遠くの高専を選ぶ受験生も多くいます。

これまでもテスト内容は各高専で共通のものを出題し、会場に関しては、各高専で都市部などに学外会場を設けてきました。しかしながら、それでも希望校の会場が都市部等に無ければ、泊まりがけや多額の交通費を使って受験せざるを得ない状況でした。

受験生や保護者の負担を減らし、受験をしやすくするための変化

今年2月の入試では、コロナ禍で都道府県を越えた受験が難しくなり、同機構が試験的に高専47校と大学やホテルなどの計63会場で、47校の試験を受験できる同制度を実施しています。この制度を使い、来年2月の入試では、全51校の試験を全国計80会場で試験を受けられるようにするとのことです。

会場のみでの受験は、交通費や宿泊費に費用がかかるだけでなく、一度に多くの人が出入りしたり密集したりする環境を作り出すため、新型コロナウイルスへの感染リスクも高まります。そのため、この制度では、最寄り会場での受験を可能にし、受験生や保護者の負担を減らすことで、特色ある高専に多くの受験生がチャレンジすることへ繋がっていくと考えられます。

スマート入試を提供しているサーティファイとしては、従来の会場集合型試験を増やすだけでなく、オンライン試験の導入はよりメリットがあると考えております。なぜなら、今回の目的となっている経済負担の減少、さらには全国からの受験者数の獲得増加をより推進するできると言えるためです。

実際に、サーティファイでは大学生世代の保護者を対象にこのような調査をしました。

オンライン試験の実施で増える志望校候補

この調査によると、44%がこれまでは志望校の候補にならなかった大学が、オンライン入試の実施によって志望校の候補となり得ると回答しており、今まで会場受験では志望校として対象に上がらなかった遠方の地域への受験を選択肢に加える可能性を示しています。

この調査から、高専入試や高校入試、大学入試に限らず、少子化などが原因で志願者数の低下が問題視されている中、地方での受験会場の増加やオンライン入試が一般化されることで、今までは候補として挙がることが少なかった地方の学校への選択肢が増えると言えるのではないでしょうか。

地方受験会場の増加やオンライン入試の流れは進んでいくのか

特に高専は1県に1校のみという地域もあり、越境受験が一定数、発生しています。受験日に向けて保護者と一緒に前日から現地へ入り、当日受験をし、帰宅をするという現状は、時間や費用の面でも負担が多いと感じます。この状況を地方の受験会場の増加やオンライン入試という手段で、改善することができれば、受験生本人にも保護者にも、大きなメリットになります。

中期的な目線でのオンライン試験の実施

全国規模での受験対象と言っても、一般的な学科の多くは、まだまだ地元からの受験生が多いと言えます。しかしながら少子化に伴って今後も地元の受験生の減少は続くことが予想されます。また入学者の質の面でも課題が生まれてくることが考えられます。

このような視点でも「会場受験のみ」という選択肢ではなく、「地方受験」や「オンライン入試」という選択肢があることで、受験校を選ぶ幅が広がる受験生や保護者がいることは確かであり、学校側にもメリットがあると考えられます。

学校としてのメリットも多々ある

今まで入学実績のなかった地域からの受験生を迎えることができたり、高い志やスキルを持った受験生に選んでもらうことができたりなど、オンライン入試で得られるもメリットはやはり少なくありません。

全国に受験会場を設置した場合には、費用対効果を検討したときには、人件費や会場費など、今まで以上にコストがかかってしまいます。もちろんオンライン入試を導入するためのコスト面などを考えた時に懸念されることもあるかとは思いますが、お気軽にお問い合わせをいただければと思います。

オンライン試験の導入には不正リスクをなくすことが重要

また、オンライン試験の導入を考えたときに、不正リスクとどう向き合うかが課題になっていきます。特に人生を左右するような試験では、受験者全員の公平さを維持するために、不正できる環境は絶対に無くさなければいけません。

サーティファイのスマート入試とスマートエビデンスでは、2つのカメラ3つのAIにて、徹底的にカンニングなどの不正を防げるようになっております。また、経営者目線では、非常に小規模の場合を除けば、場所代や試験監督や運営費と比べた場合にも、コストパフォーマンスや効率が従来の会場試験型よりも高まる場合もあります。

不正を監視するという点では他社とよりも精度が高くなっておりますので、興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

今後もオンライン試験の動向などをnoteにまとめて発信して参りますので、フォローやハートを押していただけると励みになります。