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【第5回イベントレポート】スマラボとやまオンラインセミナー「クラウドサービスで変わる中小企業の未来編」が開催されました!

皆さん、こんにちは!
Smart lab TOYAMA 運営事務局です!

スマラボとやまでは、令和5年3月15日にオンラインにてコミュニティ発足後5回目のイベントとしてオンラインセミナーを開催しました。司会・進行はスマラボとやまのコミュニティマネージャー尾藤(合同会社ハピオブ共同代表兼CWO)が務めました。

本イベントでは約10名の方にお集まりいただき、働き方改革に関する悩みや今後やってみたいこと、オンラインセミナーの感想の共有といった活発な交流が生まれました。

イベントの内容

今回のイベントのタイムテーブルです。

15:00  イベントスタート!
15:00〜 主催者挨拶
15:05〜 事例共有 大高建設株式会社 山本氏
15:25〜 感想共有
15:30〜 働き方改革ミニセミナー 
      つづく(株)代表取締役社長 井領氏
16:10~ 感想共有
16:25〜 イベント終了後、交流会

イベントの目的

  • 全員で楽しく意見交換をする!

  • 井領氏より全国の最新DX事情を聞き、見聞を広める。

  • 富山のDXを牽引する大高建設山本氏から事例や経緯、マインドセットを学ぶ。

事例共有 大高建設株式会社 山本氏

スマラボメンバーの大高建設株式会社 山本氏の事例共有と、山本氏と尾藤のクロストークが行われました。
事例とクロストークの一部を紹介します!

大高建設株式会社は富山県黒部市に位置しており、主に土木事業や建設事業を行っています。

仕事内容が危険だと思われがちですが、ドローンやICTなどのデジタルを活用して安全最優先で業務を行っています。

大高建設株式会社では現場だけではなく、採用でもDXを活用しています!

近年の学生は情報収集方法が多様化しており、中でもSNSやまとめサイトから情報を得る学生が6割います。
しかし、企業は14%しかSNSを使えていません。(富山県産学官交流会配布資料より)

そこで、大高建設株式会社では、差別化をするために3本の矢をもとに改革を進めました。

オリジナルキャラの活用

twitterは開設30か月で1万5000フォロワーを突破しました。
建設業が弱いとされる”発信力”を持つことができ、企業間の横のつながりや学生とのつながりを持つことができました。

さらに、学生同士がアバターで交流するメタバース企業研究会も開催しました。
参加した学生からは、
・アバターなので以前よりも心理的安全性が高まり、今まで聞けなかったことも聞けた。
・今まで興味がなかった富山の企業に興味が生まれた
という感想がありました。

メタバース企業研究会の様子


クロストーク

尾藤:10年間働いてきて苦しかったことは何ですか?
山本氏:コミュニケーションですね。相手のニーズを読み取ることが難しいです。特にSNSという匿名の世界では、相手が求めることに正確に答えることが難しいです。

尾藤:コミュニケーションのコツだと思うことは何ですか?
山本氏:人の話をよく聞くことです。また、コミュニケーションは対面とデジタルでは違います。デジタルはトレンドや世代等をうまく読み取ることが大切だと思います。

尾藤:皆さんに一言アドバイスをお願いします。
山本氏:人それぞれに特徴があり、知らないうちに得意なことが蓄えられています。そこで、自己分析をしっかりして自分の得意なところをDXに落とし込んでいくのも大切だと思います。

働き方改革ミニセミナー 
つづく(株)代表取締役社長 井領 氏

40分間の働き方改革ミニセミナーの一部を紹介します!

なぜDXをするのか?

大きな会社でも潰れるのはなぜでしょうか?
→・感染症の流行、自然災害などの想定外のリスク
 ・EV化といった産業構造の変化
 ・テレワーク等の働き方の強制変更
といった社会変化が激しいからです。

変化は必ず来るので、その変化を見積もって商売をしていく必要があります。

そこで中小企業がやるべきことは、この3つだけです
・面白い、楽しい、新しい企画などの「前向き活動の最大化」
・書類の書きうつし、従業員同士のいざこざなどの「いらんことの最小化」
・次のばねになる勉強等ができるような「暇な時間をつくる」

この3つを実現に近づけてくれるのがDXです!
つまり、変化が激しい中でもその変化を制するための手段の一つにDXがあります。

DXがうまくいかないのはなぜか

→過去のやり方に固執してしまっているからです。

DXを導入した企業がすべてうまくいっているわけではありません。

DXで難しいのはD(デジタル)ではなくX(トランスフォーム)です。
DXがうまくいっていない企業の多くは、社員が以前のソフトに固執していたり、新しく使い方を覚えることを嫌がったり「変わる」ことを避けてしまっています。

DXにおいて本当に必要なのは、上の画像にあるような、社長の説得や現状の課題整理です。

これからどうすればいいのか

安くて、簡単で、すぐに効果が出るものはありません。
ダイエットや勉強と同じです。

DXを遂行する「4つ」のステップ
1.経営層で大ゴールを決定(何のためにやるのかを決定する)
2.大ゴールを実現する中ゴールの決定
3.解決アプローチの検討
4.スモールスタート

「DXしなさい!」「ペーパーレスにしよう!」
といった手段を話すのではなく、本当の目的を伝える必要があります。
そしてその目的は経営層で意見が一致している必要があります。



交流会

交流会では、井領氏への質問が飛び交いました。
・DXに挑戦するには難易度の低いチャットツールから!
・googleドライブ等を利用して動画を保存すれば、若い世代とベテランで価値観の違いがあってもつなげることができる。(動画をよく見る若者世代と働く姿を見せて教えるベテラン世代)
などの貴重なアドバイスをいただくことができました!

コミュニティ登録お待ちしております!

本コミュニティは、コラボレーションツール「slack」を活用した継続的なコミュニティとなっております。イベントで繋がったご縁をより深める場所として、新たなアクションが生まれる場所としてどんどん盛り上げていきたいと考えております。今回のイベントに参加された方、参加したかったけれども残念ながら予定が合わず参加できなかった方、働き方改革に興味がある方は、ぜひコミュニティの登録をお願いいたします。

コミュニティの参加申込は、下記noteよりお申し込みください。申込確認後、slackに関するご案内メールをお送りします。