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作詞/詩/和訳。

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無駄の秀才による過去の趣味の掲載 むかし書いた詩とか作詞とか和訳です。
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2021年6月の記事一覧

MIRROR

ゆるせないこともあるよね。 正反対の人ではなくて、 似たような人に 声をかけたら 少しは…

7

ダイエットリズム

最近 全然 鏡を見てない 近くのコンビニ寝巻きで通い 腰が痛くて 膝が痛くて   頭が痛くて…

9

白馬に乗ったメタボ様

子供の頃に 憧れていた王子様 ビールの好きな ぽっこりお腹 「飲み過ぎないでね」なんて言っ…

7

涙筋(なみだすじ)

泣いて 泣いて 泣き枯れて それでも出てくる また涙 今だけ 女々しく居させてほしい 悔し涙…

12

〈取るに足らない物語〉

広いおでこがずっと嫌いで 叩かれる傷みを 知らない人に   叩かれるのがずっとずっと嫌だ…

6

〈記念日〉

いつも野暮ったい あの人なのに 何故だか 今日は 素敵に見える おかしな物でも食べたのね、…

8

埋み火

一度 消えた灯(もとしび)を  あなたは再び燈(とも)してくれた 微笑が授けた 小さな小さな灯だった その灯(ひ)がすぐには消えないように さっと隠して見えなくさせた 振り向くと足跡に見えるは 面影と片鱗 敗れた灯(ともしび)は せつなさを浮かばせ 消え行くときを待っていた ただ 燈された灯(ひ)は 思うより多くの色を秘めていた 消えかけた灯(ひ)の勢いは弱まる一方 くすぶっているならと またさっと隠して見えなくさせた ひとつの色をなくそうと 他の色が