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琴平の加美代飴は疲れたときに食べると美味しいらしい

在来線を乗り継ぎ、小倉駅。ここより向かうは佐世保駅。
前日が大和ミュージアムetc.の休館日であったことを知らず組んでしまって丸1日を虚無に返してしまったため、なんとしてでも大和ミュージアムはいくべし!と翌日リベンジ。そんなわけで本来早い時間に佐世保に向かうはずが昼前まで呉にいてその後に西行をしたため小倉到着時には夕方という時間帯に差し掛かってました。帰宅ラッシュのお時間です。

広島駅にて穴子弁当を仕入れていて、どこかで食べようかと考えていましたが、時間が時間ゆえ混んでる。特急みたいに前に向かって座れる転換クロスシートとはいえ、混んでる車内で駅弁なんて論外。そんなわけでしばらくお預けを食らってたのですが、そろそろ空腹が結構キツイ。
間食はあまりしないタチゆえ普通のお菓子は確保しておらず……何か食べられるもの、と思ったとき、あるものを買っていたことを思い出しました。加美代飴です。琴平の五人百姓のお姉さんから買っていました。一応お土産代わりですが、全部を持ち帰る必要はなく、1枚食べたところで何も問題はありません。

ということで取り出す。5枚組。1枚1枚がしっかり個包装されてるうえに中身は飴なので長持ちします。

ということで取り出してすかしてみました。指と比較して見れば分かると思いますが、まあそこそこ大きい。扇形の飴は黄金色で、キラキラしています。
この飴の正体、なんのことはない鼈甲飴なんですよね。ただ柚子油で香り付けされていて、五人百姓のお姉さんに差し出された味見飴はたいへん美味でした。

ハンマーが付いていて、これで割るのが楽しい。思いっきり振り抜くと飛び散りそう。勢いを付けすぎず、でも軽く力を込めて叩くとイイ感じの感覚とともに割れます。写真の3分割ではさすがに食べづらかったので、さらに細かくしました。

空腹のクチに放り込む飴は……飴は……、……?
甘いし、香りもよく付いていて美味しい飴だけど、どうも金比羅山軽登山中に食べたときほどの感動を感じられない……

まあ当然の話。試食で食べたときは軽登山中に食べた飴。つまり

体が疲れていて糖分を欲していた

ということなんですね。だからそのときに食べた飴は当然「美味しい!」となるわけです。今回は空腹時とはいえ、疲れてるかというとそうでもない。だから美味しくとも参拝中に頂いた飴ほどの感動は得られなかったわけです。

そんな事実に気付き若干ショックを受けつつも、食べる。コンディションの問題で感動は薄いと言っても、味は上等のもの。そしてそこそこ大きな飴ですから、そこそこ満足感はありました。
結局駅弁にありつけたのはずっと後でしたので、ここで一枚飴を食べたのはあまり間違いではなかったかな、と思ってます。

ただ、香りのある美味しい飴ですから、登山とかスポーツとかのときに持っていって口にした方が感動は得られるものでしょうね。

味や感動に体のコンディションが強く影響する、それを実感する瞬間でした。

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