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6/15はジャイアンの誕生日でした。

ジャイアンは理不尽で傲慢だけど、妹のジャイ子大事にしているし、映画版では結構いいやつ。

家にはジャイアン語録のトランプがあるけど、結構いいことも言ってます。

その中の一つで有名なのが、

俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの

剛田武


かなと思うのですが、この言葉の由来をどれくらいの人が正しく理解しているのかな?と思っています。


これは、のび太たちが小学校入学の日、のび太がランドセルをなくして学校に行けなくなり、ジャイアンがのび太の不在に気付き、ランドセルを探してあげる。
ジャイアンがランドセルを見つけてのび太に渡した際、お礼を言うのび太に言ったセリフです。

つまり、この言葉に込められた意味は、俺が欲しいものは誰のものであっても俺のもの、ということではなく、お前(ここではのび太)のものは俺のものと同じくらい大事だから一緒に探した、ということです。

ジャイアンの普段の横柄さから、言葉が一人歩きして誤解されがちですが、実は男気あふれる意味だったんだなぁと、初めて知った時に驚きました。


もう一つ。
私は京都出身なのですが、そのことを出会った人に話すと、
「京都の人は、家に来た人にお茶漬けを出して早く帰れっていうんでしょ?」
と言われたことがあります。

なんじゃそれと思って調べてみると、諸説ありそうなのですが、
私がみた説だと、

京都人はそもそも来客をもてなすために、仕出し屋さんのご飯を客に出す習慣がある。
事前に訪問がわかっている客には仕出し屋を予約し、美味しい食事をもてなすが、アポ無しできた客には仕出し屋の手配ができていない。
そのため、お茶漬けを出して、「うちにはこれくらいしかあなたをもてなすための料理がないので日を改めて欲しい」ということを伝えている。

とありました。

まどろっこしいわ!!
と思いつつ、京都人らしいなあとも思います。

京都人はお茶漬けを出して客を帰す、

ここだけ切り取ったら元々京都人が言われがちな、裏表がある、思っていることをはっきり言わない、何を考えているかわからない、から来る話と思いがちですが、実はむしろお客様をもてなしたい気持ちから、もうしわけない気持ちをお茶漬けを出す形で表現しているという全く別の意図があります。


情報が多分に溢れる世の中。都合のいいところだけ切り取られて拡散していることは多々あります。
ん?って思った情報は、その情報の周りに、意図的に削ぎ落とされた何かがないかとか、本当にその情報が全てか?など一度冷静に考えるようにしたいなぁと思います。



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