【緊急特報】コンサル、中小企業診断士を目指す方必見!謎の情報開示(2)
最近ひっそりと、中小企業診断士協会から公表された「中小企業診断士活動状況アンケート調査」結果をご覧になった方はいらっしゃいますか?
驚くべきは、調査時点が令和2年11月(2020年11月)に行われ、令和3年5月(2021年5月)にまとめられた情報を”いま”公開するという謎の事態です。
前回からのつづきとなります。
ダブルライセンス
中小企業診断士(以下、診断士)の方は、真面目で勉強好きなイメージですが、診断士資格を取得する前後でも様々な資格を保有する資格コレクターの一面があります。
診断士の資格と他の資格を併せ持つ技を「ダブルライセンス」と呼びます。
この合わせ技を持つと相乗効果が生まれ、より希少価値があがるといわれています。
では、どのような資格と相性が良いのでしょうか?
診断士資格を持ちつつ、他の保有している資格は、上位から「ファイナンシャルプランナー」21.7%、「情報処理技術者」17.6%、「販売士」10.0%となっています。
その他には、宅地建物取引士やキャリアコンサルタント、証券アナリスト、公認内部監査人等の解答がありました。
私が注目したのは、同じく士業としてパートナーシップを組める「弁護士」0.5%、「公認会計士」0.5%、「税理士」3.1%、「社会保険労務士」7.7%、「司法書士」0.1%、「行政書士」7.4%の割合です。
士業同士がパートナーシップを組むケースとして、事業承継やM&Aのニーズが高まり、調整力が高めな中小企業診断士が進捗管理を行うことでよりスムーズにスピーディーに物事が進むことが考えられます。
さらに、中小企業診断士としてバージョンアップできる資格としては、「MBA」9.7%があります。が、MBAは資格ではなく学歴(修士)になります。
このMBAを持つことで大企業から中堅・中小企業まで幅広い会社をカバーすることができます。
(かくゆう私もMBAとの相性の良さ、メリットを感じています)
上記資格の中には入っていませんが、「簿記」2級レベルは取得しておきたいところです。ただし、診断士が簿記2級をプロフィールに記載するのは、ちょっとどうかな?、という感覚です。
例えるなら、普通運転免許をプロフィールに記載しているようなものです。
しかし実は驚くほど、財務会計がわからない診断士が多いです。
一応、1次試験には財務会計があり、簿記2級レベルの知識は求められているのですが、実際に会社のB/SやP/Lが読めない(理解できない)人が多すぎます。
傾向としては、マーケティングが専門という人に財務会計が苦手な人が多いように感じます。
また、自分に自信がない、独立する勇気がない人ほど難易度がほどほどの(200時間くらい勉強すれば受かる)資格を勲章のように名刺に記載しています。
こういう名刺をいただくと、私はわちゃー💦という感じになってしまうのです。
この続きは、また次回。
一般社団法人 中小企業診断協会
「中小企業診断士活動状況アンケート調査」結果
内容と関係ないですが、「21印 報告 初」というPDFタイトルが、すでに混乱を物語っています。