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【緊急特報】コンサル、中小企業診断士を目指す方必見!謎の情報開示(1)

最近ひっそりと、中小企業診断士協会から公表された「中小企業診断士活動状況アンケート調査」結果をご覧になった方はいらっしゃいますか?

驚くべきは、調査時点が令和2年11月(2020年11月)に行われ、令和3年5月(2021年5月)にまとめられた情報を”いま”公開するという謎の事態です。

コロナ禍だったとはいえ、情報開示が遅すぎないでしょうか?

同様の調査は前回は平成27年(2015年11月)に行われ、翌年の平成28年4月(2016年4月)に開示されています。これが普通でしょう。

どのような内部事情があっかのかわかりません。なにか不都合な真実でもあったのでしょうか、気になります。

それはさておき、コロナ禍のなか中小企業診断士はどのように活動していたのか?に焦点を絞って調査結果を読み解きます

中小企業診断士ではなくとも、ビジネスコンサルティングのお仕事をされている方も気になる情報ではないでしょうか?

中小企業診断士協会のホームページにも記載されていますので、文末にリンク先を貼っておきますね。

令和3年5月(2021年5月)の調査結果内容

今回(といっても4年も前だが)調査対象は、都道府県協会に所属する会員中小企業診断士10,846名に対し郵送及びweb調査を行った結果1,892名(回答率17.4%)から回答があった。

前回は、9,457名に対し郵送で調査を行った結果、1,992名(回答率21.2%)から回答があったとのこと。

まず、会員数が5年間で1,389名も増えているじゃないですか!
一方で、回答者数100名減と回答率3.8ポイント低下しています。

アンケートに回答したくなかった人の理由はさまざまあると思います。しかしながら、80%近くの中小企業診断士が協会が実施する調査に自主回答をしていないことから考えると、パレートの法則「世の中に現れる結果の8割は、それを構成する2割の要素が生み出している」により、中小企業診断士資格が使えない8割の人材を2割の優秀な中小企業診断士が牽引しているとも捉えられます。

この調査結果は、このうち2割の優秀な(もしくは真面目な)中小企業診断士の活動結果といえるでしょう。

今回と前回では回答人数が100人違いますので、比率で比較してみたいと思います。

あなたの年齢と性別は?

50代が31.3%(前回 29.1%)が最も多く、60代が26.1%(前回 25.6%)、40代が22.4%(前回 22.9%)となっています。ちなみに、30代は7.1%(前回 9.8%)です。

診断士のイメージ像は、50代、60代のシニア(上級という意味です)が中心であるのは変わりないです

続いて、男女比率は、今回は94.4%が男性、5.2%が女性でした。前回の調査にはなかった項目ですね。女性活躍推進の観点で追加されたのでしょうか。

あなたの職業は?

プロコン診断士が48.3%(前回 47%)、企業内診断士が46.4%(前回 47.4%)でした。
この構成比は、前回とあまり変わっていません。

回答した2割の優秀な(もしくは真面目な)診断士のうち、半数しか世の中でプロコン診断士として活動していないのです。

この現実をどう捉えるか。ここ最近、副業解禁の動きがありますから、企業内診断士も週末起業のチャンスがあると思います。


この続きは、また次回。


一般社団法人 中小企業診断協会
「中小企業診断士活動状況アンケート調査」結果

21印 報告_初.indd (j-smeca.jp)

内容と関係ないですが、「21印 報告 初」というPDFタイトルが、すでに混乱を物語っています。

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