おかしい

この文章をあとで読み返すかもしれないし、読み返さないかもしれない。
この記事をあとで消すかもしれないし、消さないかもしれない。
どちらでもいい。

この文章を書いたのは、書かないと、自分が危ないと思ったから。
吐き出さないと、段差に躓くように消えるかもしれないと思ったから。


思えば、誰からも必要とされない人生だった。
どこにいても、自分の居場所だという安心感を感じたことがない。




コピーの世界に出会って、人生が変わった。
もしかしたら、自分に向いているのかもと思った。
自分の居場所はここかもしれないと。
自分が生きる理由はここにあるかもしれないと。


でも、それは、勘違いだったのかもしれない。
中途半端に褒められて、勘違いしていた。

結局、人間性の問題なのだ。
自分が人間として終わってるから、誰からも必要とされないのだ。
「誰かと共に」を、求める資格すらなかった。
ようやく、普通の人になれると思ったのに。普通の心地よさを得られると思ったのに。
どんなものであれ、その人の人間性が出る。消そうとしても。
そこを見抜いているのだろう。人は。

こんなことなら、コピーなんて書かなければよかった。

死にたいとは思わない。
ただ、生きてることから逃げたくなる。
今までの人生はなんだったのだろうと。そう思う。

じゃあお前は、もうコピーを書かないのか。と聞かれると、
ノーとは言えない。
なぜなら、書くのをやめてしまったら、自分が消えてしまう気がするから。

贅沢を望んだこともない。
わがままを言ったこともない。
ただひとこと「あなたがいてくれてよかった」と、その言葉だけが欲しかっただけ。


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