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成年後見制度の問題に関する一考察

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自分の成年後見制度の問題に関する記事のまとめ
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#不法行為

0.成年後見制度の問題に関する一考察 前書き

 成年後見問題に関して、まず導入という事でどの様な制度で問題があるか挙げていきたい(随時更新します) 成年後見制度とは どの様な問題があるか 結論 成年後見制度とは 成年後見制度とは以下の様な制度である。 補足 更に踏み込んだ説明をすると、元々禁治産制度(法)という法律があり、この法律は心神喪失の常況にある者(障害者)は、財産の管理処分や全ての法律行為、就職、選挙権などが剥奪され後見人が管理する法律だった。 しかし、この法律は明治時代に作られ戦後の民法にも引き継が

1.成年後見制度の問題に関する一考察 法律上の問題 民事訴訟法31条

はじめに今回の問題は被後見人の訴権(訴訟する権利)が、民事訴訟法(以下民訴法)によって奪われている人権侵害と実務上の問題について考察する。 まず、民訴法31条とは何か以下に示す。 つまり、どういう事かというと被後見人は法定代理人(成年後見人)によらなければ、何か訴訟をしたくても訴訟する事が出来ないという事である。 いや、後見人が付いているからいいのでは?と思う方もいると思いますが、勘の良い人はもう気付いていると思います。 後見人が被後見人に対して不法行為を行い侵害した場合